日本の美術　【近代】コミュの寺田政明生誕100年記念展　

来年で寺田政明生誕100年になります。　

会　期　：　2011年12月11日～23日　2012年1月12日～2月25日
開廊日：　木・金・土・日　13：00～18：00
会　場　：　アートプラネット

場所　http://www.artp.ecnet.jp/artplanet%20map2011.html

ホームページ　http://www.artp.ecnet.jp/

愛宕山画廊の写真は寺田先生作です。

略歴　ー序章ー
1912　1 月3 日福岡県八幡市( 現在の北九州市八幡区) に生れる。
7 歳の夏ホタル採りで崖から落ち、右足を悪くする。　7 ヶ月間入院治療するが怪我は治らず、障害者と
なった自分を自覚する。入院中、若い医師が病院の庭先で絵を描いていたことが印象に残り、その後絵
を志す動機の一つとなる。
1927　15 歳、旧制中学や師範学校を受験するが、足の障害で入学の許可が下りず、九州画学校に入学し、
油絵・デッサンの指導を受ける。
1928　16 歳、本格的に絵画の勉強をするため上京し代々木八幡に下宿。
1929　17 歳、下谷に転居。伝統ある太平洋洋画研究所( 後に学校組織となる太平洋美術学校) に通う。
上野の科学博物館、動物園、さらに小石川の植物園に足繁く通う。そこで見た様々な“生きもの” は、後
の絵画の重要なモチーフとなる。
1933　21 歳、美術学校をやめ、豊島区長崎に転居。このあたりは当時“池袋モンパルナス” と呼ばれ、
個性溢れる前衛作家が多く棲み、その多くの美術家や詩人と交流を持つ。美術家・長谷川利行、靉光、
難波田龍起、福沢一郎、大野五郎、鶴岡政男、麻生三郎、吉井忠、糸園和三郎、井上長三郎ほか。詩人・
高橋新吉、矢野文夫、花村奨、小熊秀雄、山之口獏、東潤ほか。このような前衛的な作家と人生論、画
論などについて夜が更けるまで激論を戦わせ、作画する青春を送る。
　　　　　・・・　中　略　・・・
戦前、戦中、戦後を通し、前衛作家として常に在野に身を置き、いきとし生けるものへの賛歌を謳いあ
げる作品を描き続け、
1989 年7 月板橋区前野町の自ら称した“ひぐらし谷” にて、その情熱的な生涯を終える。享年77 歳。
略歴ー序章ー作成に当たり、板橋区立美術館・寺田政明回顧展図録(1979) 掲載の安村敏信編寺田政明年譜と北九州市立美術館・
寺田政明展図録(1981) 掲載の後藤新治編寺田政明年譜を参考に省略、抜粋、編集致しました。

光と影、鎮魂と捧げもの、いきとし生けるものへの賛歌・・・
寺田政明画伯から人間として生きていくうえで、大切なもの
を沢山学びました。そして、その作品は今なお新鮮に語りか
けます。

未曾有の災害に見まわれた2011 年、発災以降今までになく
様々なことを考えさせられました。
弊社の方向性の原点を決定づけた作家のひとりでもある故寺
田画伯は2012 年1 月3 日に生誕100 年を迎えます。
ここに改めて寺田作品を前にして、その賛歌に耳を傾け、力
強い筆の跡を鑑賞する機会を皆様と領有いたしたく、“特別
企画寺田政明生誕100 年” 展を企画致します。
年末年始、何かとお忙しいことと存じますが、生きる勇気を
与えてくれる寺田画伯の佳作に包まれる空間で至福のひと時
をお過ごしいただけたら幸いです。
皆さまのご健康、心より祈りつつご案内させていただきます。
アートプラネット・愛宕山アートワークス

コメント(1)

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[1] mixiユーザー 01月12日 22:22

今年は本日からです。よろしくお願い致します。

展覧会会期：1月12日～2月25日
　　　　　　オープン：木・金・土・日曜日
　　　　　　　　　　　13：00～18：00
　　　会場：アートプラネット　葛飾区東新小岩1-6-6
http://www.artp.ecnet.jp/にて詳細参照、案内地図有

1989年に77歳で鬼籍に入った洋画家。
俳優寺田農のご尊父としても知られている。

代表作であるビキニ環礁で死の灰をあびた第五福竜丸を描いた「死んだ漁船（第五福竜丸）」1975年作、をはじめ、1944～78年の佳作の油彩、デッサン、墨彩画、約20点を展示。

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