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ホモの嫌いな女子なんていませんコミュの愛の天使アンジー

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横森理香さんの小説です。(集英社文庫)

恋愛や結婚問題、仕事やエイジングに悩む29歳のOL(杏子)が、六本木のショーパブで飲んだ翌朝、二日酔いで駅の階段から転げ落ちて、駅の医務室で目を覚ますと、枕元にオカマ(原文ママ)の天使が現れる。それから天使は、杏子のそばにいてアドバイスしたり、叱ったり、励ましたり、笑わせたりし、杏子は元気を取す・・・と、いうストーリーです。

面白いんだけどねー。

あとがきに
「私のまわりにはオカマの友達が多いのである。ゲイといったほうがいいのかもしれないが、自嘲的にオカマと彼らは言っているので、私もそのほうが面白いと思い、文中にも多用させてもらった。」
と書いてあってびっくり。

横森さんのお友達については知らないけど、この小説に出てくる「オカマ」の天使は、友達というより「取り巻き」って感じだと思う。

横森理香さんが、90年代はじめくらいに書いた、「ニューヨーク・ナイト・トリップ」いう小説は大好きで、何回も読んだ。私が、留学先にニューヨークを選んだ理由の一つはあの本かも。

こちらは、「恋人を追ってニューヨークに行ったものの、喧嘩別れして落ち込んでいた日本人の女の子が、ひょんなことから黒人ゲイ・ピープルとクラブで遊ぶようになり、元気を取り戻す」 って話で「アンジー」と筋だけ書くとおなじみたいなだけど、ゲイ・ナイトでハウス・ミュージックで踊るゲイの気持ち(「私たちここで、みんなで助け合って生きるのよ」的一体感)をここまで的確に描いた人はいないと思う。90年代の芝浦ゴールドや日比谷ラジオシティのゲイ・ナイトを思い出した。また、彼女のドラアグ・クイーンについての描写も的確です。

私にとって「ニューヨーク・ナイト・トリップ」の主人公とゲイたちの関係は対等で、本当に友達だと思えたけど、「愛の天使アンジー」の中では、そうは思えなかったということです。

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