実は、しばらくmixiをお休みしていたので、ちょっと前の話になりますが、通級でいつも顔を合わせるSくんのこと。
いつものように、かずちんが教室で指導を受けている間、のんびり待合室でお茶を飲んでいたら、
がら！とSくんがやってきた。 
「あ〜おはよう。」 
「おはよ。」 Sくんの担当のD先生がちょうど入れ違いで教室を外れていたので、
「Sくん、D先生ね、今ちょっと用事でいないの、でも、すぐ戻ってくると思うよ〜。」 「うん、わかってる。」 と、言ったかと思うと、D先生とY先生のデスクのある部屋に入って行ったので、何をするのかな〜〜〜？？？
と思って覗きに行った。
「Sくん、何してるの？？？」 「お茶入れるんだよ。」 「え？そうなの〜？じゃあ手伝おうか？」 「いい。前もやったことあるから大丈夫。」 「そっか、わかった。」 でも、ポットの位置とかSくんにとっては少々高いテーブルに置いてあるので、もしもの事を考えて、見守ることにしました。
Sくん、ちょっと背伸びをしながら急須にお茶の葉をいれ、さらにポットからお湯を出して、背伸びをしながらお茶碗をカゴから３つ出した。
？？？
３つ？
あ、もしかして、ワタシの分も？？？
「Sくん、ワタシはもうお茶のんでるから私の分はいいよ〜
」 「しってる。」 「ん？これってダレのお茶入れてくれてるの？」 「先生と、あのこ。」 Sくんは、教室の中にいて姿は見えないけれど、Y先生とかずちんのためにお茶を入れてくれたのです。
誰に言われたわけでもなく、ただ純粋にかずちんたちのために。
じ〜〜〜〜〜〜〜ん。。。 本当は指導中は教室の中には入ってはいけないんだけれども、せっかくのお茶が冷めちゃうし、特別にトントン！
Y先生「ありがとう！嬉しいけど、今は授業中だから飲めないのよ
お勉強が終ったら、ゆっくり飲ませてもらうからね。」 あら〜〜〜〜
もったいないけど、そっか、そういうところのケジメはやっぱハッキリつけないといけないのね。。。 というわけで、ワタシと一緒にお茶をすするSくん。
「Sくん、かずちんにお茶入れてくれて、ありがとう！ホントに嬉しかったよ。あ、そうそう、あの子ね”かずちん”っていうんだよ。」 ｽﾞｽﾞ~「うん。」 そこへD先生ご帰還。
「D先生、Sくんがかずちんたちのためにお茶を入れてくれたんですよ〜♪」 
「え？！そうか〜〜〜♪お茶入れてあげたのか〜〜〜〜♪」 「誰に言われたわけでもないのに、自然にこういうことが出来るってすごいですね〜♪」 「S〜〜〜！えらいな！おまえ！」 Sくんは、もうそのとき部屋の隅っこで好きな本を読んでて、なんだかちょっとつれないそぶりだったけど、きっとみんなの”ありがとう”は届いたよね。
このお茶はきっとサイコー味のお茶だっ
。。。。しまった！Σ
ワタシの分もお茶入れてもらえばよかった！！！
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