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いざかや 末(すえ)コミュの審判

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試合中の審判の存在って何と一緒かご存じでしょうか。


「石ころ」です。

たとえば審判にぶつかってボールが逆の方向に転がるとしても、それは石ころに
ぶつかった事と一緒なのです。

私はハンドボールを学生の頃やっていて、いくつもあるルールの中でも
それがどうしても忘れられないです。

ちょいちょい私の人生においても、

「あ、今石ころだ」と思う瞬間ってあります。


私の前回の石ころ話をここに書きます。

とある日の営業。

本店。


「りえさんりえさーーーん」

アルバイトの渡辺君が刺し場にいる私を呼ぶ。

この場合で多いのが
「●●って焼酎どこにありますか?」だ。


しかし今回は違った。


「あの奥のお客様がかわいいって言ってました。それで伝えておいてくださいって」


・・・・・、あ、それはどうも遠くからご丁寧にありがとうございます。
と答えた。

その後、私がお料理を運ぶこともなく、何のかかわりもなく、お客様がお帰りになる。

その時渡辺君はもう上がってしまっていて私がレジを打つことになった。

そのお客様は三名様で男性二人、女性一人の構成だ。

どうやら察するところ、この眼鏡の方だ。その方がこちらをみて何か言いたげだった。

近づく。

店内にはレジを打つ

「ピピピッ」
という音が鳴り響く。


そのピピピッという音にまぎれて

「近くで見るとなんか違う」
両脇にいる男性と女性両方におっしゃっていて、
その言葉を二回聞いた。


聞こえないと思っておっしゃったのか、聞こえてもいいやと思っておっしゃったのか
わからないが、こんな目の前でしかも静かな店内で
聞こえないと思う方が不自然だ。

と、考えると、私に
「さっきはかわいいと思ったけど近くで見たら違ったので、さっきの言葉はなかったことにしてください」のアピールなのか。



大学時代、仲の良かった親友が大学のお手洗いで
妊娠検査薬使うから一緒にいてほしいと言われた。

けれど、彼女はなかなか勇気が出ずしばらくしばらく
紙コップの自分のものを眺めていた。

私も急かすことなく、彼女を待った。

すると

「これを飲んでこのことがなかったことになるなら、飲んじゃいたい!!」

と言った。

正気の沙汰ではない。
でもちょっと笑った。


過去を消すことは絶対にできない。
一度犯してしまった過ちは、償っても背負っていかなければならない。

けれど、消すことができるのならなんでもしますという気持ちは
わかる。

ちなみに彼女は緊張のあまりお腹が痛いとお手洗いでずっと言っていたが
それは月に一度の痛みであり、騒動は騒動で終わった。


眼鏡のお客様の前言撤回宣言は私の胸に刻まれた。

遠くからなら正解でも、近くなると不正解ということで。
結果、不合格です。

そんな石ころの悲しいお話でした。

それでも私は強く生きています。


おしまい






コメント(1)

伝言を頼んだり、本人の目の前で、どういう意味に受け取られるかわからない事を
考えずに言っちゃったりと、いずれにせよ軽はずみな人達ですねぇ。
そんな人に言われた事は気にしないのが一番ですウッシッシ

と、寝そびれた人間がコメントしてみました。

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