着付HOMMEコミュのドラマ『おせん』より

　　　　　　　余　貴美子さんに感謝！

　話題のドラマ『おせん』は、僕のような呉服屋には縁のない着物が注目されるので
着物を見るというよりは、単純に、蒼井優さんは可愛いな～というのと、ドラマに登場する『まかない飯』が、毎回美味しそうで、時間があれば見ています。
　今回は、白飯！僕のストライクゾーンで、あの藁で炊いた炊きたての白飯は本当に美味しそうに見えました。京都のたん熊でも、なにが楽しみかというと最後の白飯ですから。
　美味しい白飯が一番だよな～て思っていたら、仲居長役の余さんの着物を見てびっくり！昨年の夏になか志まやで作って頂いた、『ドラゴンと姫』、『クロコダイル』、一昨年前に作って頂いた『鉄条網』と次々に余さんが着て登場！

　制作サイドの内情が少し見え隠れしましたが、正直嬉しかったです。
本当は楽屋着とお稽古着として作って頂いたのですが、こんなところで余さんに着て頂けるとは・・・浴衣ではなく、着物として（半衿をみせて）登場ですが、絵的に問題ないのでOK！

　おせんちゃんは、文句なくかわいい。オープニング画像もMicroの主題歌もいい
あとは、ご縁のある余　貴美子さんの衣装がもっと、、、
　目立たなく、仲居役どころを踏まえるから、もっといいものを着せてあげたいな
テレビで伝わらなくても質の高いものを、、、由紀さおりさんは、確かいいもの着ていたように感じたもの・・・

と、、、なんとなく思いました。

　あと、おにぎりを『むすび』と言うくだりには、素直に共感できます。
手でにぎるあの作業と想いは、帯を『結ぶ』というのとなんだか似ている気がします。
　『美味しくな～れ！美味しくな～れ！』とおせんちゃんが、『むすび』を握るなら
『綺麗にな～れ！綺麗にな～れ！』と帯を結ぶのが着付けでしょう・・・
柄ではないことを書いたようですが、案外着付けの核心なのだと思います。