ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

えるくらんどハイカーズクラブコミュの冬の分科会? 不毛のデスバレーを歩く その5

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
▽Scotty's Castle見ずして帰れない

最終日前夜は、ぐっすり寝られた。気付かぬうちに疲れがたまっていたのだろう。テントから出てきたSさんも目が赤い。この日は早朝にテントを撤収、午前7時40分に砂漠の中の豪邸であるScotty’s Castleを見学した。現地までは約1時間のドライブ。曇り空になっているのが少し気にかかる。3連休の中日なので、結構混み合うことを予想し、午前9時の一番最初のツアーへの参加を狙った。

Scottyというのは、バッファロー・ビル時代に興行師をつとめた男だが、投資家や資産家らに「デスバレーで金塊が出る」と話を持ちかけ、大金を投資させていた。1900年代初頭に、資産家の Johnsonと仲良くなってからは、砂漠の中に大豪邸を建て、ついにはホテルとして経営していた。Scottyの死後、1980年代になってから経営が続かなくなり、National Parkに買い取ってもらった。

▽1泊$500以上

城はヨーロッパ調の外観と内装で装飾され、泉を利用したエアコンシステムや発電機まで備えていた。砂漠の真ん中で1900年代初頭に、ということを考えると、当時としては信じがたいハイテクホテルだったのだろう。今の金額で、共同バスの部屋が1泊約$500(当時$26)で、芸能人や政治家が多数訪れたという。

Scottyは結果的には人をだまして金を集めたことになるが、その人なつこい性格から、訴えられることはなかったらしい。

城はツアーに参加しないと見せてもらえず、レンジャーが1930年代当時のふん装で1グループ約15人を案内してくれる。僕たちのガイドは女性の方だったが、ちゃんとした連邦政府職員のレンジャーだ。城内にはロビーや客室、劇場まであって訪れた客を楽しませていたという。

▽使われなかったスプリッター

Scottyは話し好きだが疑い深いところがあり、自分の寝室とされていた部屋の壁には、スプリッターと呼ばれる穴を設置。部屋の中からライフル銃を撃つと、スプリッターという金属板に当たって、2方向に弾がわかれる。ドアの外と窓から進入しようとしている泥棒などを、一発の銃弾で2人ともやっつけてしまうという仕掛けらしいが、どうも弾は跳ね返って撃った本人に戻ってくるらしいとの予測から、テストすらされなかったらしい。

部屋はどこも薄暗いが、調度品などは格式のあるものばかり。当時のカーペットやソファなどを踏んだり触れたりすることは禁じられており、触るとレンジャーから注意を受ける。その辺はやっぱ、国立公園だな。灰色のカーペットの上を踏み外したSさんが早速女性レンジャーから優しく注意されていた。

▽自身は自宅へ帰って寝食

Scottyは客と夕食はともにせず、しかしダイニングテーブルわきのイスに座って客にいつも砂漠での楽しい話を聞かせていた。夕食後の団らんが終わると、Scottyは客に「おやすみなさい」と言い残し、部屋へ戻る。しかし実際は、部屋を抜けて外に待たせた車に乗り込み、自分だけは5マイルはなれた牧場の自宅へもどって、そこで寝食したという。

変わりもんだったんだなー。そんなこんなで「へー」とか「ほー」とか感心しているうちに、約1時間の楽しいツアーが終わった。デスバレー内の一般観光スポットすべては回れなかったが、これで砂漠を満喫した中村とSさんは、一路サンフランシスコを目指し車に乗り込んだ。出口では、予想通りツアーチケットを求めて長蛇の列ができていた。早く来て、よかったねー。

▽やっぱペプシだよ

帰りはまた長い長いドライブになった。Scotty's Castleを出たのが午前10時20分過ぎ。バレーの出口まで2時間半かかった。公園を出たすぐの町、Olanchaのガススタンドに入り、中村の山から下りてきたときの恒例の儀式、ペプシ購入を行った。人は中村のことを菜食主義者だとか健康に気を遣っていつもからだと鍛えていると誤解している所があるが、実は赤肉をバクバク食べ、不健康なジャンキーフードや飲み物ドンと来い状態なのだ。

山から下りたらまずペプシ。山仲間のKさんもダイエットドクターペッパーをまず飲むし、僕の山の先生もダイエットペプシを一気飲みする。みんな、不健康なんだよな。でもやっぱペプシだよ。

▽ジェームス・ディーンを偲ぶ

来た時と同じ190号、395号、14号、58号、46号とたどったところで、46号線の途中に俳優のジェームス・ディーンの死んだ場所に建てられた記念碑があるのを思い出した。ファンであるSさんがぜひ止まりたいというので、まずディーンが死ぬ直前に立ち寄ったガソリンスタンドでストップ。ここから数マイル西の「事故現場」へ行ったが、46号線と枝線が交わる個所に小さく「James Dean Momorial Junction」と書いてあるだけで、どこがそうなのかまったく分からない。

▽思わず行き過ぎる

Sさんと2人で「おかしいね、何もないな」ときょろきょろしながら通り過ぎた。そこから約1キロ西へ行った所にドライブイン・レストランがあり、そこの前庭の木に何かあるのを通り過ぎざま見つけた。あ、あれだな、と思ってSさんにUターンするように指示。戻るとやっぱ予想通りありました。James Deanと書かれたシルバーの記念碑が、木を囲むように建っていた。

この木は「Tree of Heaven」と呼ばれたファンには有名な木で、実際に死亡したのはそこから東へ900ヤード戻った、さっき目にした「James Dean Momorial Junction」と書かれた小さな看板のあるあたりらしい。写真を撮り時計を見ると、午後5時10分。Deanが病院で死んだ時刻より約50分ほど早いだけで、事故が起きたのとほぼ同時刻だったことに気が付いた。

46号線の西側にはPaso Roblesという町があるが、ここに時間制で貸してくれる温泉タブがある。ここへ到着したのが午後6時前だったが、試してみようということでそのSpaへ立ち寄ってみた。しかし午後9時まで空きがないとのことで、あきらめて101に乗った。

▽中華ビュッフェで打ち上げぢゃ

午後7時半には中村の住む町へ帰ってきた。Sさんと2人で今回の分科会の反省会を中華ビュッフェで行い、腹が裂けるほどいろんなものを食べた。過去3日間食べたのはカレー、カップラーメン、ドライフルーツ、ビーフジャーキー、エナジーバーがほとんどだったことを考えると、まさに大ごちそうだった。

家に着いたのは午後9時過ぎ。これからSさんはサンフランまで帰る。しかし楽しい旅だった。ハイキングはハードで道のりも遠かったが、また遠征しようと約束してSさんは暗闇の中へ車を走らせて行った。

終わり。

参加希望、問い合わせはelkland@earthlink.netまでご連絡ください。
えるくらんどハイカーズクラブのブログ:
http://air.ap.teacup.com/elkland/

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

えるくらんどハイカーズクラブ 更新情報

えるくらんどハイカーズクラブのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。