映画と音楽の心地よい関係コミュの「プロメテウス」（2012）

大変、ご無沙汰をしております。復帰しました。
引き続きよろしくお願いします。

あるインタビューで「ダークナイト」シリーズでおなじみのクリストファー・
ノーラン監督が、強く影響を受けた映画として、「ブレードランナー」と
「エイリアン」の二本をあげていましたが、その二本の監督であるリドリー・
スコットが、「エイリアン5」として企画されていた作品を、ジェームス・
キャメロンから引き継いだのが本作です。
当初、「エイリアン」の前日譚として企画されていたようですが、推敲に推敲を重ね(?)、
シリーズとは少し離れた物語に着地したようです...。
もう、これだけで、充分観たくなってしまうのです。
早速、劇場へ・・・

「人類の起源」を求め探査隊が組織され、その答えを求め未知の惑星へ向かい
ます。先日の、NASAの火星探査機「キュリオシティ」が見せてくれた火星の
景観に良く似た惑星LV223の映像にまずは圧倒されます。
あの「エイリアン」でおなじみの『スペースジョッキー』も登場し、謎は謎を
呼びますが「エイリアン」でのゴシック・ホラー的な世界観とは違った、展開になっていきます。
ネタバレに注意なのですが、ちょっと、位置・時間関係が飛んだりして、
やや、はしょった感じがしました。
疑問を感じているうちに、またひと展開していくような・・・
音楽：マルク・ストライテンフェルトは、スコット監督のお気に入りですが、
ちょっと軽い印象でした。ハンス・ジマーのお弟子さんのようですが、
そのあたり彼の音楽のせいにあるのかも・・・
新ヒロイン：「ミレニアム」三部作のノオミ・ラパスが好演しているのは収穫
です。

後日、「完全版」か「ディレクターズ・カット」などが登場するのでしょうか？
いずれにしても、続編では、ラストで飛び去る宇宙船やエイリアン的クリーチャーの
行く末を見届けなければいけないようです。

なお、この探査隊の派遣元：ウエイランド社に東京電力とに似た体質を
感じました。