(2)、マッカーサーの証言 連合国軍最高司令官を解任されたマッカーサーは、帰国後の昭和二十六年五月三日に米国上院軍事外交合同委員会で証言をおこないましたが、その中で 日本に対し我々が近代産業を支える資源(石油、錫、ゴム、羊毛など)の供給停止をすれば、国内に千万〜千二百万の失業者が出る状態になるのを日本は恐れていた。従って彼等が戦争を始めた動機は、主にSecurity (自国の安全保障=自衛生存)の理由によるものであった。 注:)原文の表現によれば、The war was largely dictated by security.