7月3日から8日まで、東ロンドンを舞台に開催されるEast End Film Festivalにて、日本人監督塚本晋也による3作品が上映されます。クエンティン・タランティーノをはじめ、世界中の映画人たちから熱狂的な支持を得ている塚本作品。今回UK初公開となる最新作『KOTOKO』は、昨年第68回ヴェネツィア国際映画祭オリゾンティ部門にて、グランプリにあたるオリゾンティ賞を獲得し、大きな話題となりました。シンガーソングライターのCoccoが演じるシングルマザーが、次第に脅迫観念に追い詰められていくという、痛々しくも美しい作品です。
また、1989年の発表以来、いまだにカルト的な人気を誇る『Tetsuo: The Iron Man』(原題:鉄男)と、その続編である『Tetsuo: Body Hammer』(原題:鉄男?)が、新たにデジタル修復版で公開。自分の体が次第に鉄に侵食されていく主人公を、当時無名だった田口トモロヲが演じています。