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現場の外国為替!コミュの羊コメント〜第2章へ〜

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羊です。現在の市場のポイントと先行きの予測です。何回かに分割してコメントします。

サブプライム問題が起こり、市場の自発的な回復は難しくなったことから、各国の中央銀行が緊急オペを繰り返し、市場に大量の輸血をすることで金融危機をとりあえず回避しました。

ただし、その間もサブプライム問題においては特段の明るいニュースはなく、むしろ心配なニュースが飛び交いました。しかし、市場というのはとても飽きやすい性質を持っているので、サブプライム関連のニュースでは、あまりパニック的な動きがなくなってきました。むしろ8月17日以降は、株式も通貨もこれまでの急速な動きの調整から反発を開始しました。
ここで大事なことは、その間も悪いニュースは出ていたことです。単に市場は飽きたんです。
そして、株式回復、円安となると、すかさず市場では「キャリートレード復活」とか話題になり、ドル円は111円台から117円台へ、ユーロ円は149円台から159円へ反発しました。

そしてその後もドル円は115円50銭近辺がサポートされ、頑張っていました。このまま115円50銭がキープされれば、相場は多少安定したかもしれませんが、そうはなりませんでした。

28日の市場では、この水準をあっさりブレイクで、114円台まで円高となりました。
その後、本日は東京で113円台まで円高の後、反発して115円台となっていますが。、昨日の時点で勝負はありです。

どういうことか?

28日の相場展開は重要だったんです。つまりサブプライムの市場パニックは終了し、相場は落ち着くと楽観的に考えた人は、この日、皆裏切られたんです。
これは重要ですよ。この日に相場が動いた理由は問題ではありません。115円50銭をあっさりブレイクしたサポートされなかったことで全てなんです。
これで、また株安、円高ラッシュが来たらどうなりますか?中央銀行は緊急オペを継続している。それでも駄目だ・・・そしてFEDは利下げに否定的な発言をしている。それでもやらざる追えないとしたら・・・またそれでも効果ば鈍ければ・・・・負の連鎖が渦巻く・・・28日の動きは、そういう嫌なイメージを市場参加者に抱かせたんです。


この動きで市場参加者は、また為替変動率とVIX、TEDスプレッドという最近大人気の計数に注目しています。

為替変動率はあの17日にドル円もユーロ円も20%超のめちゃめちゃな変動率となった後、市場の安定とともに低下しましたが、それでもなんと15%近辺を推移していました。
為替変動率は依然書きましたが、近年の相場では11%を超えるようだと、騒がれるレベルです。15%は凄い数字なんです。
これでは、とてもキャリートレードなどと言ってられませんね。
今後も変動率の動きには注意です。

近年は相場が膠着する展開が続いていましたが、その原因の一つはオプションプレイヤーの存在があると言われています。つまり相場が動かないことを見越して、例えば115円と120円の間に収まっていたら利益が出るようなポジションを盛んに作成していたんです。
こういうオプションが上下に張り巡らされていると、上値では防戦売り、下値では防戦買いが出るため、ますます相場はレンジ内でこう着することになります。そして変動率は低下する。変動率の低下は、キャリートレードに最適ですから、キャリートレードが増える・・・そういう構図だったんです。
ところが、このように相場が荒れていると、そのようなレンジ内を予想したオプション取引は影を潜めます。そういうオプションプレイヤーが消えるだけでも、相場は非常に上下に荒れて動きやすくなります。

続く・・・

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