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石牟礼道子コミュの「死を想う われらも終には仏なり」刊行

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「群像」の伊藤比呂美さんの連載で予告されていた
お二人の対談本が平凡社新書より刊行されます。
http://www.heibonsha.co.jp/catalogue/exec/browse.cgi?code=85_371

「…死にかかっているひとを助けあげて具合が悪くなった人のことを語すときに、一人で死ぬのは寂しかけん、連れにこらすとっていいましたよ、連れにこらす、と詩人がいいました。「こらす」というのは相手に対する敬語ですね、するとその、連れにこらした人は悪いものではないんですね。ええ、悪いという意味じゃなくて、死ぬというのは、そのくらい寂しいと。「死」ということの、いちばん特徴的なところは、その寂しさでしょうか。すると詩人はこう語りました。「この世の名残、世も名残」ってね、近松の、ああいう、ただ寂しいというより名残のような、「お名残惜しゅうございます」とわたし、いわれたことがある、五島におばあちゃんたちを訪ねていったとき、お別れのときになって、お世話になりました、またいつか来るときもあるかもしれませんけれどもってわたしがいうたら、お相手をしてくださったおばあちゃんたちが、「お名残惜しゅうございます」っておっしゃいました、涙が出た、「この次おいでるときは、わたしたちはおりません、お名残惜しゅうございます」っておっしゃいました…」
          (「群像」三月号 伊藤比呂美「とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起(14)」より)

コメント(8)

mtmtmktさん、情報ありがとうございます。今月の新刊なんですね。

正月に熊日新聞の伊藤さんの記事で刊行予定を知り、心待ちにしていました。こんなに早く読めるとは嬉しいかぎりです。
todayさん
早いところでは明日にも店頭へ並ぶ模様です。
楽しみですね。

Jasmineさん
繋がりについては「石牟礼道子の世界」(弦書房)に詳しいですが、一時期伊藤さんが家庭の事情で熊本に住んでらしたことがあって、そこからご縁が始まった、とのことでしたよ。石牟礼道子全集や「妣たちの国」(講談社文芸文庫)の解説も手がけてらっしゃいます。
共通性は…自分は伊藤さんの「河原荒草」や「日本ノ霊異ナ話」を読んでなるほど、と思ったのですが、これを言葉にするのは難しいですね。強いて言いますと…「ナマ」なところでしょうか。
> mtmtmktさん
早くて明日ですか!朝からそわそわしちゃいそうです。

> Jasmineさん
これはうちの弟が行ったので知ったのですが、以前熊本近代文学館の主催で、石牟礼さん+伊藤さん+町田康の「祈りと語り」という対談が行われてまして、藤原書店の「環」という雑誌に収録されています。
http://www.fujiwara-shoten.co.jp/kan/kan26.htm
バックナンバーになりますが、多分大きめの図書館にはあると思います。ご参考まで。

ちなみに聴いてきた弟の感想なのですが、「町田康が一番個性が強いかと思っていたら、石牟礼さんが一番強烈だった」とのこと。
上の投稿の後で、藤原書店のサイトを見ていたのですが、「環」の最新号が鶴見和子さんの特集で、石牟礼さんも寄稿しておられるようですよ。

http://www.fujiwara-shoten.co.jp/kan/kan28.htm

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