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18?経戦プラ研修コミュのDMV

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DMV

鳥内です。

今日は、デュアル・モード・ビークル (Dual Mode Vehicle, DMV)について取り上げます。

DMVは、外見や基本的な構造はほとんど普通のバスと同じですが、気動車と同じくディーゼルエンジンを動力源として動き、ゴムタイヤと金属車輪の2つを持ち、線路と道路の両方走れる乗り物です。

道路走行時は金属車輪を持ち上げてゴムタイヤのみを路面に接して、線路上を走行する際は、前輪ゴムタイヤの前部に格納された金属車輪(前部ガイド輪)をレール上に降ろして案内用とし、前輪ゴムタイヤを持ち上げて浮かせて走ります。

一方、後輪ゴムタイヤ後部の金属車輪(後部ガイド輪)をレール上に降ろして案内用としますが、後輪ゴムタイヤも駆動輪としてレール上面に接します。

動力を後輪のゴムタイヤから直接レールに伝えることで軌道上を走行します。後輪ゴムタイヤは駆動軸上に左右それぞれ2本ずつ取り付けられており、内側のタイヤのみレールに接しています。

道路走行から軌道走行に切り替える時は、車体をうまく線路上に誘導するため、地表に設置された専用のポインター(走行モード切り替え装置)が必要となります。

この装置によってスムーズな切り替え作業が可能となり、約10秒間という短時間で走行モードを切り替えることができます。走行モード切り替え装置は左右のレールの外側に設置された2本のガイドウェイで構成され、車体前部と後部のガイドローラーをガイドウェイに沿わせて車体を前進させることで、車体をレール中心上に誘導します。

但し、ガイドウェイとガイドローラーのみでは車体を完全にレール中心にセットすることが困難なため、この装置付近のみレールの幅(軌間)が約70mm広くなっています。これに伴い、車体側の金属車輪の踏面の幅も広めになっています。

DMVの前身ともいうべきアンヒビアン・バスでは、この走行モード切り替えに多大の手間を要したことから実用化が断念された経緯があり、この点には特に注意が払われています。1車両当たりの定員が少ないですが、車両同士を連結可能として総括制御が可能なシステムとされ、輸送単位の小ささを補います。運行管理にはGPSが用いられ、最小限の設備投資で路線を拡張できるとして、地方ローカル線や路面電車への導入が各地で検討されています。

電車からバスに乗り換えなしで変身できるDMVは、とてもユニークな発想から生まれた乗り物です。ただし、現在のDMVは12人乗りなので地方のローカル線に導入するのには効果があるかもしれませんがせめて大型バスくらいの輸送力がつけば、全国的に広がるのではと感じました。

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