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シュタイナー的生活を楽しむコミュの再生と運命 13週

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6/27〜7/3
そして私が感覚の高みにいると
魂の奥にひそむ霊火の領界から
神々の真言が燃え上る−

「予感を通して霊魂の奥底に
 霊化された汝自身を見出だせ。」
    (シュタイナー 高橋 巌訳)
……………………………
霊の再生と運命

今回の「魂のこよみ」にあるように、

私たちは、どうしたら魂の本質を知るようになれるのか、

魂の本質とは何なのかを『神智学』と『死後の生活』を

もとにして引き続き考察してみたい。

その前に、今回は『神智学』の中の「霊の再生と運命」について

みてみようと思う。

「人間の前世の諸行為についても同じことがいえる。

ちょうど暗闇の洞窟がこの洞窟への移住によって視力を

失った動物の生活と結びついてしまっているように、

前世の諸行為も運命となって人間と結びついているのである。

あの動物が、自分で移住していった環境でしか生きることができないように、

人間の霊もみずから自分の行為を通して作り出した環境の中でしか

生きることができない。

朝起きたとき、前日私が自分で作り出したままの状態に

おかれているようにしてくれるのは、状況そのものの自然な成り行きであり、

再び生まれ変わったとき、私が前世での私の行為の結果に相応した

環境に出会えるようにしてくれるのは、

生まれ変わった私の霊と周囲の事物との類縁関係である。

このことから人は、魂がどのように人間の本質に組み込まれて

いるのかについて、ひとつの観念を作ることができる。

肉体は遺伝の法則に従っている。

一方、人間の霊は繰り返し繰り返し生まれ変わらねばならない。

転生の法則は、人間の霊が前世の成果を次の生の中に

持ち込むということの中にある。

魂は現世の中に生きている。

しかし現世の中に生きているということは前世の生活から

独立しているということではない。

生まれ変わる霊が前世から自分の運命をもって生まれてくるのだから。

そしてこの運命が人生を規定している。

魂がどんな印象をもつことができ、どんな願望を充足させることができ、

どんな喜びや苦しみをもち、どんな人間たちと出会うことになるか、

これらすべてはこれまでの霊の転生の中で、

どのような行為が為されてきたかにかかっている。

魂は一つの人生の中で結びついていた人たちに、

次の人生の中でもめぐり会わずにはいないだろう。

なぜならこの人たちとの間で為された行為はその結果を

もたざるをえないからである。

ひとりの人の魂だけでなく、この魂と結びついていた他の人たちの魂たちも、

同じ時代に生まれ変わろうと努めるだろう。

魂のいとなみは、このように人間の霊がみずから作り出した運命の

ひとつの結果なのである。

三つのことが、誕生から死に至る人間の一生を規定している。

そしてこのことを通して人間は誕生と死を超越している要因に

三重の仕方で依存している。

すなわち肉体は遺伝の法則に従っている。

魂はみずから作り出した運命に従っている。

人は人間によって作り出されたこの運命を古い表現を用いてカルマと呼ぶ。

そして霊は転生の、生まれ変わりの法則に従っている。
・・・・・

『霊眼』を開いた見者にとって、過去の諸人生が開かれた巻物のように

体験として現存するということが真実であるように、

この真理が思索する理性の中で輝くことができるのも真実なのである。」
(『神智学』p95〜96)

この部分はシュタイナーに出会った最初の頃はなかなか受け入れ難かった。

この内容が真実ならあらゆる問題が別の角度から見えてくる。

この部分を受け入れるのに、私はシュタイナーの著作を80冊以上は読んだ。

そしてやっと最近は、この内容を少しずつ実感できるようになってきた。

繰り返し読めば読むほど、自分の人生の内容が意味ずけられてくる。

私が生涯において出会う人、環境、出来事にはすべて意味があり

無価値なものは、何一つないことが理解できてくる。

すべては、私の魂の成長のために存在していることが分かってくる。

さらに、この真理が思索する理性の中で輝くことができるというのである。

このような人生への叡智が人間に広がったあとどのような開悟にいたるのか?

「魂は或る程度まで、以前の地上生活が自分の中に不完全な部分を

作り出したことを悟っている。

その不完全さは醜い行為や醜い思考内容に由来する。

死と生の間の時期に、この不完全さを清算しようとする、

意志に似た衝動が生じる。

それ故魂は、次の地上生活で自分を不幸に陥(おとしい)れ、

その苦しみを通して清算を済ませようとする傾向を、

自分の中に作り出しておく。

しかし肉体的存在となってこの世に生まれてくると

以前の純粋に霊的存在だった時期に、運命の打撃をみずから自分に課していた

事実を、魂は思い出すことも予感することももはやできない。

地上生活の観点からは、全然願わしくない事柄が、

超感覚的観点からいえば、魂自身によって望まれていた事柄となる」
(『神智学』補遺P213)
という内容のことが次第に明確になるというのである。

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