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ガラクタ写真機研究同好会コミュのマミヤ ZEクオーツ

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【メーカ型名】

 マミヤ ZEクオーツ
 
 

【カテゴリ】

 35ミリ一眼レフ レンズ交換可能(特異性の高い電子マウント採用で、今となってはきわめて入手困難) プラ外装 金属フレーム 赤外フィルム使用可能



【主要な仕様諸元とアクセサリ】

 35ミリフィルム使用、縦走り式フォーカルプレーンシャッター一眼レフカメラ。電子制御式で、TTL露出計を内蔵。絞り優先専用で、ファインダー内表示は縦列赤色LED表示で、数値として出るのは1/1000−30までだが、実動作速度は1秒までできるようである。この場合、まとめてLT(Low Time=低速)と総括表示される。BとXは機械式で、その点は良心的である。モード切替ダイアルにAEロックモードがあり、警告は出ないが0位置以外にクリックのない、使いやすい露出補正も付いている。操作系は合格ライン以上といえる。

 裏蓋が取り外し可能で、おそらくデータバックか何かあったんだろう。ワインダー連動接点もあり、専用ストロボもあり、わかりやすく言うと、キヤノンならAV−1、ニコンならEM、オリンパスならOM−10辺りをライバルとして作られたんだろう。それよりも、少し上質なものを、と考えられていたように見える。

 この上位機種として、マルチモード機もあったようで、そちらはド珍品として人気が高いが、この機種は事実上、初級機なのでノーマークと言って良い。本来はマルチモードを生かすための電子マウントだったようだが、中判のRZに生かされた程度で、35ミリは鳴かず飛ばずのままに消えていった。絞り値がデジタル表示され、レンズの焦点距離に応じて手ぶれ警告がシフトするなど、最新の一眼レフ並みの電子マウントを装備していたのだが、まったく先走りもいいとこで、この時点では受け入れられることはなかった。

 使用電池はLR44タイプを4個使用なのだが、この電池ボックスがまた特異な形状で、材質も軟質塩ビで弱く、しかも取り出しにくい。何でこんな凝った構造にしたのか、理解に苦しむ。

 フォーカシングスクリーンは、この時代に変に流行した、斜めスプリットマイクロプリズムの固定式。マイクロ単独よりは良いが、やはり私は苦手なタイプである(大汗)。
  
 注意点。付けてみてわかったが、ペンタM型番とアイピースアクセサリが互換性があるようである。



【入手のキッカケ】

 どうせこのコミュをやるのなら、中学時代の同級生の所有していた、この珍機を出さねば、と思い、探しに探していた。



【銀の取得価格】

 本体のみ、4200円(ドキドキ)
 マウント マトモな玉付きで 6300円(同上)



【普通に買うと、どんなもん?】

 そんなに売れてないんだから(爆)、相場といわれても苦しい。 



【入手時の状態】

 モルト全滅 、絞り連動不良



【直した所】

 絞り連動機構の分解清掃と、モルト張り直し。基本動作は問題なかった。

 

【こんな方には勧めません(σ・∀・)σ】

 1、マトモにレンズやアクセサリを揃えたいアナタ(σ・∀・)σ
→ほとんど不可能でしょう(爆)。タムロンのマウントを発掘するのすら、相当難しいと思われます。ストロボも、ワインダーも、丸ごとセットで出ることはあっても、単品での入手は絶望的と言って良いと思う。出物の少なさでは、キヤノンのRシリーズよりも上で、トプコン並に少なく、国産有数のレアシリーズであると言って良いと思う。しかも、マウント互換性に極めて乏しいので、ある意味最悪のシリーズかと思われる(爆)。コニカARとか、京セラAFならシグマからも少し発売されていたけど、マミヤEマウントは、電子マウント採用が早すぎて、それも見かけないのだ。

 2、おもちゃっぽい機体が苦手なアナタ(σ・∀・)σ
→当時の値段が値段だけに、上質な仕上がりを望むのは無理かと思われます。それなら、不便でもペンタのSP辺りを狙うほうが健全かも(爆)。



【こんなアナタにおすすめですヽ(´∀`)ノ】

 1、50ミリ専用でも良いから、激しくレアで軽い機体で目立ちたいアナタ
→今となってはほとんどこれしか使い道がない(爆)。



【購入時の注意点】

 欲しいと思う人は、見かけたらカードを使ってでも手に入れておきましょう。姿形があって、動く個体は次にいつめぐり合えるかわかりません(爆)。金のあるときに見かけたら運のツキ。そう思うくらいが良いかもしれない。



【使ってみました(爆)】

 整備する前に、電池室が取れなくて苦労しました(爆)。なんだこりゃ。オートマチックのマガジンみたいなものが出てきたぞ(爆)。

 次に、絞り連動レバーが動かなくてびびる。連動リングと連動して、レバーの動きが規制されている。あまり意味のある機構とも思えない(爆)。

 トドメに、意味不明な電子マウント。絞り優先専用なら、開放F値は連動させる意味がない。上級機との一応の精神的な連携と思われるが、何でこんなもの作ったの? 笑いが出そうになる、ホント。

 構造面では、とにかく悩む機体である。そして、傷の見当たらない底板を外す。総プラかい ^^;。まあ、軽さを考えると、文句もないけど。

 しかし、予想以上にミラーショックは少ない。新品当時は結構ショックを感じたんだが、替えたモルトが当りなのか?また悩む(爆)。基本的には初級モデルのはずなのだが、近いランクの大手メーカーの機種と比べると、拡張性では相当上である。今となっては手に入れるの自体かなり難しいが、ワインダー、ストロボはもちろんのこと、データーバックまで付く構造になっている。メカ速度も残されていて、手にしてみるとまるっきりの電子オモチャではないことがわかる。時代の移り変わりの中で、結局はコニカと並んで消えていったシリーズだが、何かと考えさせてくれる機体である。普通の操作に関しては、ごく無難に作られていて、思ったよりもひどくないが、言うまでもなく高級感などまるでない。あくまで、無難な造り、である。しかし、撮影者の操作にかなり親切な面もあり、レンズくらいは残して欲しかったなぁ、と思ってしまう。そんな機体である。 

コメント(3)

この機体はカメラ少年鉄ちゃんとかにそこそこ人気があったはず 
当時週間サンデーに連載されてた「ピントぴったり」の主人公のパンチラアンちゃんが使用してたっけなぁ
不思議な形の電池室には、4LR44を1個入れるわけにはいかないのですか?
>鬼軍曹 殿
てか、そういう人たちの場合、これくらいしか買える予算がなかったのもあるかもしれない。似たような機種だと、コニカとかは別とするなら、ミノルタX-7とか、ニコンならEM辺りが関の山。キヤノンも、値段的にもう少し上のランクになる。それならOM10辺りが、良い線だと思うんだけど、それだとあまりにもオーソドックスすぎて、つまらないという人たちが好んで買ったんだろうね。中判では定評のあるメーカーだけに、そこに憧れを抱いていたのかもしれない。

>カークー さん
これ、並列で入っているので、4LRタイプは入らないんですよ。OM30の5連電池もしびれますが、これは見て笑いますよ、ホント(爆)。

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