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ガラクタ写真機研究同好会コミュのKONIKA FTA

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【メーカ型名】

 KONIKA FTA(1968年発売)
 


【カテゴリ】

 35ミリMF一眼レフ レンズ交換可能 金属外装 金属フレーム 機械式シャッター採用 赤外フィルム使用可能 発売当時国産初の機能を実現(ちゃんとした一眼レフでシャッター優先)


【採用マウント】

 ARマウント。それ以前のレンズも、当時は対応改造してくれたらしい。絞り込み測光で、以前のレンズも使用できる。余談になるが、フランジバックの短さを利用して、純正でM42とエキザクタのアダプタがあった。これはSR世代のミノルタ、FDまでのをヤノンも同じマウントアダプタを用意していた(珍品として、ペンFのニコンFアダプタを先週見た)辺り、この頃の国産カメラメーカーのレンズ困り度合いが垣間見える現象である。ヘキサノンレンズの場合、末期まで残されたレンズは短い方が24ミリ(モデル末期少し前まで21ミリもあった)までで、長い方は200ミリ辺り(それより長いレンズは一部のメーカーの製品以外はほとんど残っていない)止まりと、用意されていたレンズが元々種類が少ない上に、交換レンズはあまり売れなかったメーカーなので、同じくレアアイテムの一つだが、タムロンのアダプトール2を利用するのも一つの手だと思う。



【主要な仕様諸元】

 35ミリフィルム使用、縦走り式フォーカルプレーンシャッター一眼レフカメラ。全速度機械制御式で、TTL露出計を内蔵。名前の通り、なんとシャッター速度優先AE可能。メカ電子ハイブリッドシャッターでのシャッター優先は他にもあるけど、純メカでコレを実現している点は、非常に面白い。スローガバナーを鳴かせながら、絞りは自動で動く…不気味というか、ちょっと笑えます(爆)。おまけに、現在指針値での絞りプレビューまで可能!コレは、シャッター優先AEに熱心だったキヤノンの機種でも、記憶にない。1/1000−1秒とB(バルブ)。シンクロ速度は1/125(OM−1のようなホットシュータイプではなく、X接点に有線接続する必要がある)。使用電池は、酸化水銀ボタン電池MR44タイプを、直列で2個使用。コレそのものは既に生産されていないが、おわかりの通りLR44タイプで露出調整で使用すれば実用的には問題ない。但し、メーターがちゃんと動いている個体を手に入れれば、の話です(苦笑)。ちなみに、T3と違い、FTAは、底板にわかりやすく電池チェックが付いている。また、T3と違い、多重露光機能は付いていない。

 フォーカシングスクリーンは、この時代に多用されたマイクロプリズムの固定式。私は苦手なタイプである(大汗)。
  
 注意点。前にもお話しした通り、アイピースアクセサリが貴重品。それと、どうやら初期型と後期型があるようで、スイッチが左肩にある個体と、シャッターロックを兼ねた個体がある。写真の個体は、シャッターロック兼用の型である。型番から考えて、こちらが後期型なんだろうか?



【入手のキッカケ】

 前々から、ヘキサノンの使える機体を安く探していたんだけど、バブル時はレアさ故、かなーり高価だった。偶然、ガラクタ屋散策をしていたところ、こいつにめぐりあえた。よって、衝動買い(爆)。



【銀の取得価格】

 本体のみ、1780円



【普通に買うと、どんなもん?】

 かなり少ない機種なので、探すと出てこない機種であるが、ヤフーなどでは不思議と良く出る。不動で3000円辺りから、ちゃんと動く黒では相場不明かな?



【入手時の状態】

 巻き上げ空振りで、メーターもチェック以外は動かない状態。ミラー汚れ、モルト死亡、アイピース汚れと、古くなった機体にありがちな放置プレイ状態(爆)。



【直した所】

 底板を外してみて驚く。何でネジとリンクが遊んでる?取り除いて終了。コレで生き返るからおそろしい(爆)。AEまで生き返りました。



【こんな方には勧めません(σ・∀・)σ(同社のT3と、かなりかぶります)】

 1、あんまりレアなのは、ちょっと…という、メジャー指向のアナタ(σ・∀・)σ
→なら買うな、という突っ込みは、チョイとお待ちを(笑)。細かいアクセサリが、揃うか揃わないのか。あんまりレアな機体だと、この辺りで苦しむ。例えば、オリンパスのOM−2でも、SPとかだと、それなりにレアなんだけど、玉はコシナ(フォクトレンダーブランド。最近生産終了したらしい)とか、テフノン辺りから、今でも供給されている。生産年数が長かったT20くらいは手に入るし、ワインダーはそれなりにある。しかし、コニカの場合、言うまでもなく、救いの神はタムロンだけ(爆)。サンパックも、つきあってくれていない(爆)。ココまでレアとなると、結構苦しいのは事実。
 実際、私も、タムロンのARマウントと、手持ちのSP90マクロ(52B)と、28/2.5(02B)、80−210/3.8−4(03A)のメドが立たなかったら、しりごみしたと思う。しかし、それでも、ARヘキサノンは、レア物としてはまだ数がある方だとは思うけど(爆)。

 2、でかくて重たいのは苦手という、軽量コンパクト志向のアナタ(σ・∀・)σ
→コレはミノルタのSRシリーズと良い勝負。35ミリ一眼レフとしては、重戦車クラスに入ると思われる。レンズも、ARの多くはフィルター径55ミリクラスで、旧FD辺りと、重さとサイズは近いかな。



【こんなアナタにおすすめですヽ(´∀`)ノ】

 1、とりあえず、レアなカメラで、稀少な物が欲しいというアナタ
→同じコニカ一眼レフでも、A−com1はそれなりに数がある。それに、A−com1は、シャッター速度下限が1/8で、低価格路線がにじみ出ている。満足度の高いレア代表となると、考えつくのは、コレかT3と、ハーフ切り替え可能なアレになる。、コレはご存じ、最初期のシャッター優先一眼レフで、コレクション的な価値が高い。

 2、一部に根強い人気と定評のあるARヘキサノンレンズを、なるべくマトモ?な機体で楽しみたい、と言うアナタ
→A−com1以降、コニカ一眼レフの多くは大衆路線に走った。それ故、改善された面や、機能追加も多いが、そのかわりに剛健な機体というのは、出てこなくなってしまった。その辺りのバランスで、この機種はかなり良い所を突いていると思う。



【使ってみました(爆)】 

 直したばかりに付き、フライングレポ(爆)。

 噂通り、ストロークの大きなシャッターボタンである。そして、T3より、更にでかい(爆)。それにしても、コニカの一眼レフって、なんでアイピースに汚れが溜まるかなw キヤノンと並んで、要注意です。巻き上げフィールは、T3よりも下品で、ジャリジャリ音がするけど、全体的にはあまり違いは感じない。それにしても、この時代に、シンクロ1/125と、シャッター優先AEを世に送り出してしまうとは、何ともおそろしい技術力のあるメーカーである。今となっては、感材部門すら守れなかった負け組であるけど、まだまだ埋没させたくない気持ちにさせてくれるカメラである。

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