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ガラクタ写真機研究同好会コミュのKONIKA AUTOREFLEX T3

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【メーカ型名】

 KONIKA AUTOREFLEX T3(1973年発売)



【カテゴリ】

 35ミリMF一眼レフカメラ レンズ交換可能 金属外装 金属フレーム 機械式シャッター採用 赤外フィルム対応



【採用マウント】

 コニカARマウント。ARヘキサノンレンズが標準対応で、以前のレンズは絞り込み測光での使用となる。ちなみに、当時は対応改造してもらえたらしい。



【主要な仕様諸元】

 35ミリフィルム使用、縦走り式フォーカルプレーンシャッター一眼レフカメラ。全速度機械制御式で、TTL露出計を内蔵。名前の通り、なんとシャッター速度優先AE可能。メカ電子ハイブリッドシャッターでのシャッター優先は他にもあるけど、純メカでコレを実現している点は、非常に面白い。スローガバナーを鳴かせながら、絞りは自動で動く…不気味というか、ちょっと笑えます(爆)。おまけに、多重露光機能と現在指針値での絞りプレビューまで可能!コレは、シャッター優先AEに熱心だったキヤノンの機種でも、記憶にない。1/1000−1秒とB(バルブ)。シンクロ速度は1/125(OM−1のようなホットシュータイプではなく、X接点に有線接続する必要がある)。使用電池は、酸化水銀ボタン電池MR44タイプを、直列で2個使用。コレそのものは既に生産されていないが、おわかりの通りLR44タイプで露出調整で使用すれば実用的には問題ない。但し、メーターがちゃんと動いている個体を手に入れれば、の話です(苦笑)。

 フォーカシングスクリーンは、この時代に多用されたマイクロプリズムの固定式。私は苦手なタイプである(大汗)。

 意外だったのは、裏蓋にメモホルダーが付いていること。どのメーカーでも、大衆機まで当然の装備となったのは、もう少し後のような気がするんだが…。こんな細かい所を見ても、この機種が、機種設定としては高いランクの機種だったことを思わせてくれる。
  
 注意点。今回写真にあるアイテム群のうち、単品で一番高価だったのは、何を隠そう、実はアイカップ+アイピースリング(新品のデッドストックを発掘…もとい、発見)です。ものすごいレアかも(苦笑)。ニコンの(FE系用)が付くかと試したけど、付かなかった。コレがないと、アクセサリーシュー(いずれも、FTAと同じ物が使用できるらしい)が固定できない。



【入手のキッカケ】

 前々から、ヘキサノンの使える機体を安く探していたんだけど、バブル時はレアさ故、高価だった。偶然、東松山で、コレの前にFPを見つけたけど、思いっきり程度が悪くて(不動,ARになる前の玉付き)パス。ちと後悔していたところ、こいつにめぐりあえた。



【銀の取得価格】

 東松山のガラクタ屋で、思いっきりカビた35/2付で、現状品、2625円(消費税込み)。
 写真の50/1.7は、別途ヤフー落とし(フィルター枠当たり、前後両方のレンズの外側カビ) 1200円
 アイカップ、1500円
 アクセサリーシュー840円



【普通に買うと、どんなもん?】

 最近聞いた話で、松屋のアレで見かけた情報として、黒で2万円台とか。ヤフーでも、白で12000円となると大体誰も食いつかないので、 その辺りかと。但し、周辺用品は、よほどうまく探さないと見つからない。なんせ、売れないので、まともな売り方は出来ないからだと思う。



【入手時の状態】

 35/2はあきらめ状態。一応クリーニングに出したけど、やはりカビ跡が残った。50/1.7は、このまま使えそう。
 本体は電池切れで、新品の電池を入れたら、ちゃんと動いた。メーター精度が怪しいけど、AEそのものは機能している様子。特記事項として…アイピース部に、何年物かわからないくらいの、ヤニが付着!。



【直した所】

 あんまりにも汚いので、アイピース部は外して掃除しました(大汗)。他は内部接点清掃程度で、大きな意味での修理とか補修は何もしないで済んだ。後日、モルトだけはかえようと思うけど。



【こんな方には勧めません(σ・∀・)σ】

 1、あんまりレアなのは、ちょっと…という、メジャー指向のアナタ(σ・∀・)σ
→なら買うな、という突っ込みは、チョイとお待ちを(笑)。細かいアクセサリが、揃うか揃わないのか。あんまりレアな機体だと、この辺りで苦しむ。例えば、オリンパスのOM−2でも、SPとかだと、それなりにレアなんだけど、玉はコシナ(フォクトレンダーブランド)とか、テフノン辺りから、今でも供給されている。生産年数が長かったT20くらいは手に入るし、ワインダーはそれなりにある。しかし、コニカの場合、言うまでもなく、救いの神はタムロンだけ(爆)。サンパックも、つきあってくれていない(爆)。ココまでレアとなると、結構苦しいのは事実。
 実際、私も、タムロンのARマウントと、手持ちのSP90マクロ(52B)と、28/2.5(02B)、80−210/3.8−4(03A)のメドが立たなかったら、しりごみしたと思う。しかし、それでも、ARヘキサノンは、レア物としてはまだ数がある方だとは思うけど(爆)。

 2、でかくて重たいのは苦手という、軽量コンパクト志向のアナタ(σ・∀・)σ
→ミノルタのSRシリーズよりは僅かに小さい気がするけど、35ミリ一眼レフとしては、重戦車クラスに入ると思われる。レンズも、ARの多くはフィルター径55ミリクラスで、旧FD辺りと、重さとサイズは近いかな。



【こんなアナタにおすすめですヽ(´∀`)ノ】

 1、とりあえず、レアな、メーカーで、その中でもなるべく稀少な物が欲しいというアナタ
→一例として、同じコニカ一眼レフでも、A−com1はそれなりに数がある。それに、A−com1は、シャッター速度下限が1/15で、低価格路線がにじみ出ている。満足度の高いコニカ一眼レフ、レア代表となると、考えつくのは、コレかFTAと、ハーフ切り替え可能なアレだけど、その2機種は、コレより少し高い。FTAと比べて内容に大きな違いはないから、安い方が良い面もある。そう、幾分か、手に入れやすいのだ。

 2、一部のユーザーに根強い人気と定評のあるARヘキサノンレンズを、なるべくマトモ?な機体で楽しみたい、と言うアナタ
→A−com1以降、コニカ一眼レフの多くは大衆路線に走った。それ故、改善された面や、機能追加も多いが、そのかわりに剛健な機体というのは、出てこなくなってしまった。その辺りのバランスで、この機種はかなり良い所を突いていると思う。



【使ってみました(爆)】

 玉が修理上がりで間もないので、まだ実写できてません(苦笑)。その為、フィルムを入れない状態での、動作感覚レポとして。
 どこを操作しても、頼りない感じがする割に、安っぽさがない。シャッターを切って、大きなショックが来るとか、あちこちに遊びがあるとか、そういう手抜き感がない。当時の価格を考えれば、あたり前と言えばあたり前なんだけど、FT−1モーターを店頭で触ったときの記憶と比較してみて、機械としてのマトモさでは、世界が違う感すら…。

 コニカが一眼レフ生産から撤退するよりも、少し前の、ある時期を境にして、それまでに残されたコニカの一眼と玉は、本当にコニカを愛用するベテラン達の手によって大切に保管され、使用されるようになった。早い時期から主力機種が大衆路線だった、ミノルタ、ペンタックス等と、この辺りが違う。そのおかげで、予想以上に程度の良い機体とレンズが、それなりの数が残っている。実際に手にしてみて、何となく、そうした人たちの思いは伝わってくるような、理解できるような、そんな気がする。

 公開されている試写例を見て、ファインダーを覗いてみて、思うのは、かなり青いレンズ、と言うこと。ニュートラルバランスではないが、使い方を考えれば、このレンズの持つ描写力は、今でも現役級と私は感じます。早急に試写したいところだけど、サクラだけに、春にデビューさせようかと検討中です(爆)。
 

コメント(2)

おお、ヘキサノン(笑)

ちなみに大衆機A-com1はもっとるでよw
輸出仕様機のオートリフレックスTCの二本だてぞなw

シャッターは1/1000〜1/8まであるのだが、1/8・Bでは
メーターが連動しないんだっけ。
この機能をついで、コニカ一眼レフ最終機となるTC-Xも
メカシャッターで、このA-com1と同じスペックを継承している。
違いは、電源。
水銀電池が世の中から消えつつある流れのその前に、
TC-Xは単4電池一本という稀有な電源を有する。

コニカはAF化もマルチモード化もしないまま、
シャッター優先を守り続け一眼レフ市場から撤退する。

その後、コニカはコンパクトカメラ市場に
インパクトのある製品を多数投入し、
創業事業であるカメラに関してはこのまま続くと
ユーザーは思っていた、その矢先のミノルタとの合併。
そして一時は復活するかと思っていたカメラ事業も、
デジタル化の波に飲まれ、事業終了。

創業事業を終了させなければならなかったコニカ、
そしてこの春でフィルム・印画紙事業も終了する。

折りしも桜の時期にサクラカメラ、サクラフィルムの
系譜は桜の花のように散りゆくのだろうか。

そうさな、銀氏の言うとおり、
サクラだけに今年の桜をコニカ一眼レフとヘキサノンレンズで
最後のコニカミノルタのフィルムで収めるのも一興かもしれない。
おぉ、持ち主ならではの細かいご指摘、ありがとうございますm(__)m。@1/15はメーター連動限界値



それよりも、少し前の時期に、個性的なフィルム群が姿を消している。

近赤外線の白黒フィルム、インプレッサ、SINBI…とにかく、素晴らしかった製品が消えていくのは、愛用していたユーザーとしては、何よりも耐え難い。機体も、資材も。栄光のPKRも、本国で、細々と生き延びているようだが、あちらは映画の国。日本のように、例えば、製作コスト削減のために、時代劇を高性能なビデオカメラで写したような、不自然な高画質を耐えることが出来るような国民性ではないからか?それにしても、海外送付でも処理を認めてくれない、というのは、あんまりだと思うのは、私だけかな?@K−14

あのフィルムの持つ、特有の味は、他ではマネが出来ないのだけど、やはりミニラボ化できて、コスト低減できるフィルムでないと、存続は難しいのか。大体にして、それより前に、120仕様は消されていて、フィルム=高画質の方程式を、自分で崩しているような気もしたのだけど…@世界最大手

国内最大手、フジも、薬品(詳細未確認ですが、アマチュア向けの白黒薬品だと思う)から撤退するそうです。まだまだデジタルでは、ここまでたどり着くまでには、遠く、果てしないというのに。

ならば敢えて、hiro麻呂氏の言うように、最後のサクラ、と行きましょうか。いずれは返り咲く、明日を夢見て。

え〜、機体の話からは、大きくそれてしまいましたけど(爆)

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