ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

ゴスペルハウスコミュの「果ての果てまで -アドベント第2週-」2023.12.09

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ゴスペルハウスメッセージ 2023.12.09
「果ての果てまで -アドベント第2週-」ミカ5:1-4

1 今、軍勢をなす娘よ、勢ぞろいせよ。包囲網が私たちに対して設けられた。彼らは、イスラエルをさばく者の頬を杖で打つ。
2 「ベツレヘム・エフラテよ、あなたはユダの氏族の中で、あまりにも小さい。だが、あなたからわたしのためにイスラエルを治める者が出る。その出現は昔から、永遠の昔から定まっている。」
3 それゆえ、彼らはそのままにしておかれる。産婦が子を産む時まで。そのとき、彼の兄弟のほかの者はイスラエルの子らのもとに帰る。
4 彼は立って、主の力と、彼の神、主の御名の威光によって群れを飼う。そして彼らは安らかに住まう。今や彼の威力が、地の果ての果てまで及ぶからだ。

ミカ書は全7章の短い予言書ですので、ぜひ全体を読んでいただきたいと思います。
先週取り上げたイザヤ書が全66章なので、ずっと少ないですね。
ミカとイザヤは同時代の預言者で、南王国ユダの同じ王たちに関わっていました。
イザヤと同じように、イエスさまのお誕生の700年前に、その預言をしていたのです。
先ほど賛美で、「ミカヤイザヤの預言のとおりに イエスさまはベツレヘムで お生まれになった」と歌いましたね。

今日はミカ書から、「果ての果てまで」というテーマで、御言葉を開きましょう。

この聖書箇所の2節を読んで、「おや?」と思った方は、よく聖書を読んでおられる方ですね。
イエスさまのお誕生を星で知った博士たちが、エルサレムまで来て、ヘロデ王にたずねたときの箇所です。
祭司長たちは、この箇所に書かれている言葉をもって、答えにしたのです(マタイ2:4-6)。
そして、その引用のことでしかミカ書を知らない人が多いのも、皮肉というか残念なことでもあります。

ミカは、北王国イスラエルと南王国ユダが、アッシリアから攻撃を受けていた時代の預言者です。
彼の預言の内容は、ひと言で言えば、「裁きと回復」です。
それは、北王国イスラエルに対してのものであり、南王国ユダに対してのものであり、イスラエル民族が全人類の代表ということを考えれば、全人類に対してのものでもあります。

5章1節も裁き・滅びの預言です。
圧倒的な力を持つ外部の敵によって、イスラエルをさばく者(イスラエルのリーダー、つまり、王)が打たれるというのです。
神様の民の王が、異邦人によって打たれるというのは、衝撃の預言でした。
しかし、それは神様が与えた預言で、神様が許した、罪への報いでした。

なぜ、神様は、罰を与えたのでしょう。
それは、滅ぼすため・・・ではありません。
神様の力を持ってすれば、病や天変地異などで、民族を滅ぼすのは、人類を滅ぼすことさえ、簡単なことです。
しかし、神様の与える罰の目的は、そこにはありません。

罰の目的は、立ち返るためです。
生き方を、生活を、良い方向に向け直すためです。
親が子を叱るのだって、子を滅ぼすためではなく、立ち返るためです。
刑務所だって同じで、苦しみを与え続けるためのものではなく、更生するための施設なのです。
血の池や針の山で、亡者が苦しんでいるというような、そういう場所ではないのです。

旧約聖書時代に、預言者が送られ続けたのも、イスラエルを本来あるべき場所に立ち返らせるためでした。
悔い改めるため、生き直すため、神様が送り続けたのです。

だからこその、2節以降の回復の預言なのです。
「ベツレヘムから、イスラエルを治める者が出る」と言われているベツレヘムは、ダビデの生まれた町です。
ダビデは、紀元前1000年頃の、ミカヤイザヤよりも300年昔の、イスラエル2代目の王です。
ダビデの生まれたときから、いえ、ずっとずっと昔、永遠の昔から、ベツレヘムで救い主が生まれることは決まっていたのです。

それは、罪人を、罪にとらえられて身動きできなくなっている人を、救うためです。
神様のもとへ、取り戻すためです。
そのために、救い主を誕生させて、人類に、あなたに、立ち返る場所を与え、立ち返る道を与えたのです。
イエスさまのお誕生まで、ダビデからは1000年、ミカヤイザヤからは700年、長い期間でしたが、神様は永遠の昔から決めていたことを忘れませんでした。
それが、2000年前のクリスマス、イエスさまのお誕生なのです。
神様の与える愛が、神様からの回復が、たしかに示されたのです。

それは、イスラエル民族だけのためではありません。
2000年前の人だけのためではありません。
「地の果ての果てまで及ぶ」(4節)とあるように、全人類に向けてのものなのです。
日本は、世界地図で見るならば、本当に地の果ての果てです。
でもそこに住む、果ての果てに住むあなたへ、神様の愛はまっすぐに注がれているのです。
あなたのための愛の預言が、あなたのための回復の預言が、実現したのがクリスマスなのです。

あなたの人生に救い主を送ってくれた神様の愛に、あなたはどう応えますか。
あなたを救うために十字架の死まで受け入れたイエスさまの愛に、あなたはどう向き合いますか。

「それでも私は、私の思うままに生きるから」としますか。
「神様の愛の中で生きていたい」と願いますか。
「神様なんて、いないから」と目を背けますか。
「神様、ありがとう」と喜び感謝して生きますか。

あなたのアドベントが、神様の愛に溢れたものになりますように。
果ての果てにいるあなたに届いた愛が、あなたの毎日に輝きますように。

あなたのために、お祈りします。


【参考聖書箇所】

☆ミカの時代と預言の対象
1:1 モレシェテ人ミカにあった主のことば。これは、ユダの王ヨタム、アハズ、ヒゼキヤの時代に、彼がサマリアとエルサレムについて見た幻である。

☆マタイ福音書への引用箇所
マタイ
2:4 王は民の祭司長たち、律法学者たちをみな集め、キリストはどこで生まれるのかと問いただした。
2:5 彼らは王に言った。「ユダヤのベツレヘムです。預言者によってこう書かれています。
2:6 『ユダの地、ベツレヘムよ、あなたはユダを治める者たちの中で決して一番小さくはない。あなたから治める者が出て、わたしの民イスラエルを牧するからである。』」

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

ゴスペルハウス 更新情報

ゴスペルハウスのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング