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ゴスペルハウスコミュの「あなたの十字架を負って」2023.10.21

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ゴスペルハウスメッセージ 2023.10.21
「あなたの十字架を負って」ルカ9:18-27(並行箇所:マタイ16:13-28、マルコ8:27-38)

18 さて、イエスが一人で祈っておられたとき、弟子たちも一緒にいた。イエスは彼らにお尋ねになった。「群衆はわたしのことをだれだと言っていますか。」
19 彼らは答えた。「バプテスマのヨハネだと言っています。エリヤだと言う人たち、昔の預言者の一人が生き返ったのだと言う人たちもいます。」
20 イエスは彼らに言われた。「あなたがたは、わたしをだれだと言いますか。」ペテロが答えた。「神のキリストです。」
21 するとイエスは弟子たちを戒め、このことをだれにも話さないように命じられた。
22 そして、人の子は多くの苦しみを受け、長老たち、祭司長たち、律法学者たちに捨てられ、殺され、三日目によみがえらなければならない、と語られた。
23 イエスは皆に言われた。「だれでもわたしについて来たいと思うなら、自分を捨て、日々自分の十字架を負って、わたしに従って来なさい。
24 自分のいのちを救おうと思う者はそれを失い、わたしのためにいのちを失う者は、それを救うのです。
25 人は、たとえ全世界を手に入れても、自分自身を失い、損じたら、何の益があるでしょうか。
26 だれでも、わたしとわたしのことばを恥じるなら、人の子もまた、自分と父と聖なる御使いの栄光を帯びてやって来るとき、その人を恥じます。
27 まことに、あなたがたに言います。ここに立っている人たちの中には、神の国を見るまで、決して死を味わわない人たちがいます。」

イエスさまの地上での活動を記した福音書は、聖書に4つ、マタイ・マルコ・ルカ・ヨハネとあります。
そのうち、マタイ・マルコ・ルカの3つは、共観福音書と呼ばれています。
福音書を大きく前後半に分けるとすると、前半は誕生から各地の伝道活動、後半はエルサレムへの道から十字架、そして復活ということになります。
今日の聖書箇所は、前半と後半のつなぎ目、前半の締めくくりと後半の始まり、そんな場面です。
ここから、「あなたの十字架を負って」というテーマで、3つの場面に分けて、御言葉を開きましょう。

18-20節は、「イエスとは何者か?」という問答です。
イエスさまが弟子たちに問いかけます。
「群衆はわたしのことをだれだと言っていますか。」(18節)
バプテスマのヨハネ、エリヤ、昔の預言者の一人という答えが弟子たちから返ってきます。
(この章の少し前の部分(7-9節)では、ヘロデも気にして、当惑していました)

イエスさまは、群衆の答えを否定も肯定もせず、さらに問います。
「あなたがたは、わたしをだれだと言いますか。」(20節)
ペテロが答えます。
「神のキリストです。」(20節)
新共同訳では、「キリスト」ではなく「メシア」という言葉が使われています。

キリストはギリシア語で、メシアはヘブル語です。
どちらも、油注がれた者という意味です。
神様に油注がれた者、つまりそれは、王です、祭司です。
そして、中間時代(旧約聖書の時代から新約聖書の時代までの期間)には、救済者の意味も持ちました。
ペテロの答えは、イエスさまは、神様に選ばれた王、祭司、救済者というものでした。
これは、人間の考えうる最も適切な答え、最高の答えです。
だから、ペテロはイエスさまからほめられるのです(マタイ16:17-19)。
天の御国の鍵を与えられるほどに、ほめられるのです。

21-22節は、「苦しみのキリスト」「苦しみのメシア」の表明です。
先ほどのペテロの答えは、人間の考えうる最適・最高のものでした。
しかし、それは正解ではなく、惜しいけど不正解というのが、現実です。
それは、「このことをだれにも話さないように命じられた」(21節)でも明らかです。
この言葉は、何度も使われている、一つのパターンです。
反対者ではなく賛同者に、部分的にはあっているけど本質をとらえそこねているときに、イエスさまはこの言葉を使うのです。
また、イエスさまは、自身を指して「キリスト」「メシア」という言葉は使いませんでした。
イエスさまが使うのが「人の子」という言葉だったのも、誤解を避けるためでしょう。

「苦しみを受け、捨てられ、殺される」とイエスさまは続けます。
王なのに?、祭司なのに?、救済者なのに?、殺されちゃうのか!
弟子たちの頭は混乱し、パンク状態になります。
殺されてしまったら、なんにもならないではないかと。
その結果、ペテロはイエスさまに意見して、イエスさまに叱られます(マタイ16:22-23,マルコ8:32-33)。
天の御国の鍵を与えられたペテロが、すぐに「下がれサタン」と叱責されているのです。

人間の考えうる最適・最高は、神様の考える最適・最高には、まったく及ばないのです。
「今までこうだった」という人間の知恵や経験は、史上唯一の異常事態ともいうべき「十字架の救い」に対応できないのです。
ひとり子を救いのために十字架で殺すという神様の覚悟は、その十字架の呪われたものとしての死にまで従ったイエスさまの愛は、人間の最適をはるかに超え、愚かに見えるほどのものだったのです。

23節以降は、「あなたの十字架を負ってついて来なさい」という命令です。
クリスチャンは、キリストに倣う者です。
キリストに従う者で、イエスさまの足あとを自分の足あとにする者です。
イエスさまが苦しみのメシアだったように、苦しめられ、捨てられ、殺されることすらあるかもしれません。
イエスさまが愛と覚悟で十字架に向かって歩み、十字架にかかったように、愛と覚悟を持ってあなたはイエスさまに従っていくのです。
それが、あなたの十字架を負ってということなのです。

というのは、人間の考えうる最適な答えで、最高の従い方です。
しかし、「イエスとは何者か?」という問答が、人間の最高・最適をはるかにに超えているのに、
十字架の理解を人間の最高・最適に押し込めてしまったら、イエスさまに叱られます。
「下がれサタン」と叱られるのか、「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叱られるのかは、わかりませんけど。

自分の十字架、あなたの十字架、それは、イエスさまの約束の十字架です。
イエスさまの十字架によって赦された者として、贖われた者として、救われた者として生きるってことです。
自分の力で神様にかなう者になろうとすることを捨てて、自分で自分を救うことを捨てて、イエスさまの十字架で生かされることです。
イエスさまと同じように十字架を負うのではなく、イエスさまの十字架にあなたの人生をつけるということです。
イエスさまの愛と覚悟は、そのためのものなのです。

あなたに必要なことは、この無条件の救いの中に、この愚かとも思える愛と覚悟の中に、入ってとどまるという覚悟と決心なのです。
イエスさまという救いの道に、従って歩むという覚悟なのです。

イエスさまの苦しみの十字架は、あなたを救うためのものということを忘れたら、聖書はまったく分からなくなります。
自分で自分を救うというのなら、イエスさまはあなたと無関係なのです。
救われた者としての十字架を負って、赦された者としての十字架を負って、愛された者としての十字架を負って、そう、喜びの十字架を負って、イエスさまと歩みましょう。


【参考聖書箇所】
☆ヘロデの反応
ルカ
9:7 さて、領主ヘロデはこのすべての出来事を聞いて、ひどく当惑していた。ある人たちは、「ヨハネが死人の中からよみがえったのだ」と言い、
9:8 別の人たちは、「エリヤが現れたのだ」と言い、さらに別の人たちは、「昔の預言者の一人が生き返ったのだ」と言っていたからである。
9:9 ヘロデは言った。「ヨハネは私が首をはねた。このようなうわさがあるこの人は、いったいだれなのだろうか。」ヘロデはイエスに会ってみたいと思った。

☆褒められるペテロ
マタイ
16:17 すると、イエスは彼に答えられた。「バルヨナ・シモン、あなたは幸いです。このことをあなたに明らかにしたのは血肉ではなく、天におられるわたしの父です。
16:18 そこで、わたしもあなたに言います。あなたはペテロです。わたしはこの岩の上に、わたしの教会を建てます。よみの門もそれに打ち勝つことはできません。
16:19 わたしはあなたに天の御国の鍵を与えます。あなたが地上でつなぐことは天においてもつながれ、あなたが地上で解くことは天においても解かれます。」

☆叱られるペテロ
マタイ
16:22 すると、ペテロはイエスをわきにお連れして、いさめ始めた。「主よ、とんでもないことです。そんなことがあなたに起こるはずがありません。」
16:23 しかし、イエスは振り向いてペテロに言われた。「下がれ、サタン。あなたは、わたしをつまずかせるものだ。あなたは神のことを思わないで、人のことを思っている。」
マルコ
8:32 イエスはこのことをはっきりと話された。するとペテロは、イエスをわきにお連れして、いさめ始めた。
8:33 しかし、イエスは振り向いて弟子たちを見ながら、ペテロを叱って言われた。「下がれ、サタン。あなたは神のことを思わないで、人のことを思っている。」

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