ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

ゴスペルハウスコミュの「エペソでのイエスさまの名」2023.09.16

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ゴスペルハウスメッセージ 2023.09.16
「エペソでのイエスさまの名」使徒19:8-20

8 パウロは会堂に入って、三か月の間大胆に語り、神の国について論じて、人々を説得しようと努めた。
9 しかし、ある者たちが心を頑なにして聞き入れず、会衆の前でこの道のことを悪く言ったので、パウロは彼らから離れ、弟子たちも退かせて、毎日ティラノの講堂で論じた。
10 これが二年続いたので、アジアに住む人々はみな、ユダヤ人もギリシア人も主のことばを聞いた。
11 神はパウロの手によって、驚くべき力あるわざを行われた。
12 彼が身に着けていた手ぬぐいや前掛けを、持って行って病人たちに当てると、病気が去り、悪霊も出て行くほどであった。
13 ところが、ユダヤ人の巡回祈祷師のうちの何人かが、悪霊につかれている人たちに向かって、試しに主イエスの名を唱え、「パウロの宣べ伝えているイエスによって、おまえたちに命じる」と言ってみた。
14 このようなことをしていたのは、ユダヤ人の祭司長スケワという人の七人の息子たちであった。
15 すると、悪霊が彼らに答えた。「イエスのことは知っているし、パウロのこともよく知っている。しかし、おまえたちは何者だ。」
16 そして、悪霊につかれている人が彼らに飛びかかり、皆を押さえつけ、打ち負かしたので、彼らは裸にされ、傷を負ってその家から逃げ出した。
17 このことが、エペソに住むユダヤ人とギリシア人のすべてに知れ渡ったので、みな恐れを抱き、主イエスの名をあがめるようになった。
18 そして、信仰に入った人たちが大勢やって来て、自分たちのしていた行為を告白し、明らかにした。
19 また魔術を行っていた者たちが多数、その書物を持って来て、皆の前で焼き捨てた。その値段を合計すると、銀貨五万枚になった。
20 こうして、主のことばは力強く広まり、勢いを得ていった。

今回の聖書箇所は、パウロの第3回の伝道旅行でのできごとです。
これまでの2回の伝道旅行で伝道した信徒たちを力づけるために、パウロは出発したのです(使徒18:22-23)。
そして、エペソの町につきました。
魔術の書物のことをエペソの書物というくらいに、エペソは魔術が盛んな土地でした。
また、アルテミス神殿で有名な町で、そのことが、後々、パウロへの迫害にも繋がります
パウロはエペソに3年間滞在し(使徒20:31)、神の国について、イエスさまの十字架について、伝え続けました。

ここから、「エペソでのイエスさまの名」というテーマで、御言葉を開きましょう。

パウロはすばらしい大伝道者で、力強い信仰に立った、異邦人のための使徒です。
キリスト教会のスーパースターと言ってもいいでしょう。
しかし、彼は人間で、完璧だったわけではありません。

第一回の伝道旅行でリステラにいたときには、自身が神様だと誤解されてしまいました(使徒14:12)。
彼が、何か悪いことを言ったわけではありません。
ただ、伝えるべきことが足りなかったのです。
伝えるべきポイントを押さえ切っていなかったのです。
それで、誤解されてしまったのです。
まるで、熱心だけれども、どうにも下手な授業をする、残念な先生のようです。
先週お話した、第二回伝道旅行のアテネ(使徒17章)では、パウロの賢さと技術と心配りが全開の説教で、伝道が実りませんでした。

それで、パウロは反省をこめて、イエスさまの十字架のほかには、何も知るまいと決心したのです(1コリント2:2)。
何も知るまいということは、イエスさまの十字架のほかには、何も語らない、何も伝えないということです。
その結果、エペソの伝道では、パウロを通して神様が驚くべき力あるわざを行われたのですが、だれもパウロをあがめることはありませんでした。
きっと、パウロがいつも「イエスさまの名によって」と、言い続けていたのでしょう。
13節で、巡回祈祷師たちが試しに主イエスの名を唱えるほど、エペソの町に浸透していたのです。
アルテミス神殿の偶像があふれるエペソにあっても、パウロの手ぬぐいも前掛けも、偶像化されなかったのです。
パウロではなく、手ぬぐいや前掛けでもなく、「イエスさまの名には、力がある」と、エペソの人はわかったのです。
これが、第一のポイントです。

第二のポイントは、「イエスさまの名は、呪文ではない」ということです。
パウロの華々しい働きを見て、祭司長スケワの七人の息子も、悪霊に対して、イエスさまの名を唱えてみました。
彼らは「巡回祈祷師」と書かれていますが、口語訳では「まじない師」、新改訳第3版では「魔よけ祈祷師」とあります。
拝み屋、呪術師と言ってもいい人たちです。
パウロの働きを見て、同じようにイエスさまの名を唱えたら、もっと簡単に稼げると思ったのでしょうか。
イエスさまの名を、自分たちに都合のいい呪文のように、彼らは使おうとしました。

ところで、聖書は、まじないや呪文を禁じています。
申命記18:10-12に、こうあります。
10 あなたのうちに、自分の息子、娘に火の中を通らせる者、占いをする者、卜者、まじない師、呪術者、
11 呪文を唱える者、霊媒をする者、口寄せ、死者に伺いを立てる者があってはならない。
12 これらのことを行う者はみな、主が忌み嫌われるからである。これらの忌み嫌うべきことのゆえに、あなたの神、主はあなたの前から彼らを追い払われるのである。
こうなると、祭司長スケワの七人の息子というのも、信じていいものかどうか怪しくなってきます。
自分たちの権威をつけるために、祭司長スケワという名前を勝手に名乗っているような気もしますね。

彼らがイエスさまの名を呪文代わりに使った結果、悪霊に逆襲されて、逃げ出す羽目になります。
ハリー・ポッターなどの魔法使い物語では、魔法使いの血(血統)と、正しい呪文があって初めて力を発揮します。
実は、イエスさまの名にも、血が必要なのです。
それは、ユダヤ人としての血統のことではありません。
イエスさまの十字架の血があって初めて、イエスさまの十字架の血潮を浴びて初めて、力を発揮するのです。
「わたしに向かって『主よ、主よ』と言う者がみな天の御国に入るのではなく」(マタイ7:21)という、イエスさまの言葉は、まさに、彼らのような人たちのことでしょう。

ところで、ここで一つ覚えてほしいことがあります。
それは、「あなたの名前は、知られていて、記されている」ということです。
悪霊は、「イエスのことは知っているし、パウロのこともよく知っている。しかし、おまえたちは何者だ。」(15節)と言いました。
霊的な存在である悪霊が、神様のひとり子であるイエスさまを知っているのは、当然です。
では、パウロはなぜ、知られているのでしょうか。
パウロが、伝道を頑張っているからでしょうか。
パウロが、聖書をしっかり理解して読んでいるからでしょうか。
パウロが、熱く祈っているからでしょうか。
どれも、違います。

昨日、結といっしょに、子ども聖書クイズをしました。
三択問題です、一緒にチャレンジしてみましょう。

問題)せいしょには、きみたちが悪いことをしてしまったとき、そのことを反省して「あることをすればゆるされます」と書いてあります。
そのあることとは、なんでしょうか。
1: まい日、おいのりをする。
2: まい日、せいしょを読む。
3: 「イエスさまが、わたしたちをすくってくれた」 としんじる。

もちろん、答えは3番です。
そして、これが悪霊がパウロを知っていた理由です。
イエスさまを救い主として受け入れたから、イエスさまの十字架の血潮で赦されたから、パウロはいのちの書に記されているのです。
悪霊はそれを知っていたからこそ、ニセモノの祭司長スケワの七人の息子を襲ったのです。

そして、イエスさまの十字架の血潮で赦されたあなたも、いのちの書に記されているのです。
パウロに与えられた、イエスさまの名の現実は、あなたの人生においても実現するのです。

第三のポイントは、「イエスさまの名には、愛と覚悟がある」ということです。
イエスさまの名の力を目の当たりにしたエペソの人たちは、イエスさまの名をあがめ、十字架の救いを受け入れました。
罪を告白し、魔術の書物(エペソの書物)を、焼き捨てたのです。
「その値段を合計すると、銀貨五万枚になった。」(19節)とありますが、この銀貨がデナリ銀貨だとすると、5万日分の給金になります。
5万日とは約160年です。
日給を1万円とすれば、5億円ということになります。
もし、デナリ銀貨ではなくスタテル銀貨だとすれば、その4倍です。
それくらいの価値のある書物が、燃えて灰になったのです。
もったいないと思いますか?

実は、イエスさまが十字架にかかる1週間前にも、同じようなできごとがありました。
ヨハネ12:3-5です。
3 一方マリアは、純粋で非常に高価なナルドの香油を一リトラ取って、イエスの足に塗り、自分の髪でその足をぬぐった。家は香油の香りでいっぱいになった。
4 弟子の一人で、イエスを裏切ろうとしていたイスカリオテのユダが言った。
5 「どうして、この香油を三百デナリで売って、貧しい人々に施さなかったのか。」

イエスさまは、このマリアの行為を、責めてはいけないと言い、マリアのするがままにされました。
イエスさまは、マリアの愛と覚悟に、まっすぐに答えたのです。
部屋中に、香油のすばらしい香りが満ちました。

エペソの書物を焼き捨てたのも、愛と覚悟です。
売り払ったら、お金になるのは分かっています。
それは、イエスさまの十字架の救いを受け入れた彼らの、だれにも魔術に頼らせたくないという愛です。
また、二度と絶対に魔術に戻ってくることはないという覚悟です。
愛と覚悟を持って、スッパリと、きっぱりと、手放して焼き捨てたのです。
そのエネルギー源は、愛と覚悟を持って、救いのために、神様のひとり子という立場も、いのちさえも捨てたイエスさまの十字架です。
書物を燃やした煙は、煙たくて目にしみるものだったでしょう。
しかし、神様にとっては、香油と同じようにすばらしい香りだったのです。

あなたにも、手放さなくちゃいけないものがあるなら、イエスさまの名によって、愛と覚悟を持って手放しましょう。
それは、憎しみですか、赦せない心ですか、高慢ですか、自己卑下ですか、承認欲求ですか、自己顕示欲ですか、悲しみですか。
それとも、金銭ですか、地位ですか、どんな欲ですか。
それは、イエスさまの名を生きること、イエスさまの愛を生きること、イエスさまの赦しを生きることより、大切なものですか。
そんなことはないでしょう。
マリアにできたことは、エペソの人たちにできたことは、あなたにできないなんてことは、ありません。
そして、スッキリ、さっぱりとした、新しいいのちを生きるのです。

「イエスさまの名には、力がある」
「イエスさまの名は、呪文ではない」
「イエスさまの名には、愛と覚悟がある」
エペソでのイエスさまの名は、そのまま、あなたの人生でのイエスさまの名です。
だって、「あなたの名前は、知られていて、記されている」のですから。

あなたのために、お祈りします。


【参考聖書箇所】
使徒
18:22 それからカイサリアに上陸してエルサレムに上り、教会にあいさつしてからアンティオキアに下って行った。
18:23 パウロはアンティオキアにしばらく滞在した後、また出発し、ガラテヤの地方やフリュギアを次々に巡って、すべての弟子たちを力づけた。

20:31 ですから、私が三年の間、夜も昼も、涙とともにあなたがた一人ひとりを訓戒し続けてきたことを思い起こして、目を覚ましていなさい。

14:12 そして、バルナバをゼウスと呼び、パウロがおもに話す人だったことから、パウロをヘルメスと呼んだ。

1コリント
2:2 なぜなら私は、あなたがたの間で、イエス・キリスト、しかも十字架につけられたキリストのほかには、何も知るまいと決心していたからです。

マタイ
7:21 わたしに向かって『主よ、主よ』と言う者がみな天の御国に入るのではなく、天におられるわたしの父のみこころを行う者が入るのです。
7:22 その日には多くの者がわたしに言うでしょう。『主よ、主よ。私たちはあなたの名によって預言し、あなたの名によって悪霊を追い出し、あなたの名によって多くの奇跡を行ったではありませんか。』
7:23 しかし、わたしはそのとき、彼らにはっきりと言います。『わたしはおまえたちを全く知らない。不法を行う者たち、わたしから離れて行け。』

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

ゴスペルハウス 更新情報

ゴスペルハウスのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング