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ゴスペルハウスコミュの「受胎告知 --アドベント(3)--」202212.10

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ゴスペルハウスメッセージ 2022.12.10
「受胎告知 --アドベント(3)--」ルカ1:26-38

26 さて、その六か月目に、御使いガブリエルが神から遣わされて、ガリラヤのナザレという町の一人の処女のところに来た。
27 この処女は、ダビデの家系のヨセフという人のいいなずけで、名をマリアといった。
28 御使いは入って来ると、マリアに言った。「おめでとう、恵まれた方。主があなたとともにおられます。」
29 しかし、マリアはこのことばにひどく戸惑って、これはいったい何のあいさつかと考え込んだ。
30 すると、御使いは彼女に言った。「恐れることはありません、マリア。あなたは神から恵みを受けたのです。
31 見なさい。あなたは身ごもって、男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。
32 その子は大いなる者となり、いと高き方の子と呼ばれます。また神である主は、彼にその父ダビデの王位をお与えになります。
33 彼はとこしえにヤコブの家を治め、その支配に終わりはありません。」
34 マリアは御使いに言った。「どうしてそのようなことが起こるのでしょう。私は男の人を知りませんのに。」
35 御使いは彼女に答えた。「聖霊があなたの上に臨み、いと高き方の力があなたをおおいます。それゆえ、生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれます。
36 見なさい。あなたの親類のエリサベツ、あの人もあの年になって男の子を宿しています。不妊と言われていた人なのに、今はもう六か月です。
37 神にとって不可能なことは何もありません。」
38 マリアは言った。「ご覧ください。私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおり、この身になりますように。」すると、御使いは彼女から去って行った。

今週の聖書箇所は、マリアへの受胎告知の場面です。
様々な絵画に描かれ、クリスマスの絵本やクリスマス物語で読んだ方も多いでしょう。

聖書は、旧約聖書39巻と新約聖書27巻、計66巻の書簡によってできています。
旧約聖書はヘブル語、新約聖書はギリシャ語で、記されました。
およそ紀元前400年頃には、旧約聖書が完成し、ヘブル語からギリシャ語などへの翻訳なども行われていました。

この400年間も、人々は聖書に触れていたのです。
なのに、聖書には新しい預言書が、一つも追加されることはありませんでした。
それは、この400年間に、神様からの強い語りかけ、はっきりとした預言が、与えられなかったということでしょう。
今から400年前というと、江戸幕府の初期です。
ずいぶんと長い、沈黙の期間、地味な時代です。
「神様に忘れられてしまった」「神様に見捨てられてしまった」「神様なんてそもそも存在するのか」と、つい思ってしまいそうな、長い沈黙です。

その沈黙を破った受胎告知(神様からの語りかけ)を通して、あなたへの、神様から言葉を、開いていきましょう。
今日は、3つのポイントでお話します。

第一に、「それは、突然起こる、突然与えられる」ということです。
御使いは、マリアのところへ来るなり、「おめでとう」(28節)と言いました。
これは、「喜べ!」とも訳せる言葉です。
"Rejoice"と訳している、英語の聖書もあります。
突然入ってきて、「喜べ!」と言われて驚かないほうがおかしいくらいです。
しかも、入ってきたのは、人間ではなく、御使いなのです。

昔、矢沢永吉さんの「突然鳴り出す テレフォン」という歌い出しの曲がありました。
当たり前の電話でさえ、なりだすと一瞬、ビクッとしますね。
御使いが「喜べ!」と突然言ったとしたら、驚かないほうがおかしいくらいです。

この6ヶ月前にも、御使いはザカリヤに現れました。
そして、「恐れることはありません」(1:13)つまり、「恐れるな」と言ったのです。
この少しあとには、マリアの夫になるヨセフにも、御使いは夢を通して、「恐れずにマリアをあなたの妻として迎えなさい。」(マタイ1:20)と、言うのです。

400年の沈黙を破って出た言葉は、「喜べ!」「恐れるな!」だったのです。
長い沈黙を破って、神様の言葉が力強く与えられる。
まるで、創世記第1章の、天地創造のようではありませんか。
「光、あれ。」(創世記1:3)のように、闇と沈黙を破って、力強い神様の言葉が発せられるのです。

何の前触れもなかったところに、突然、神様の言葉が与えられる。
あなたの人生にも、それは、突然、起こるのです。
突然、神様の言葉が与えられるのです。
たとえ、今、何もなくても、これまで、何もなかったとしてもです。

第二に、「それは、今までの正しさや当たり前を吹っ飛ばす」ということです。
マリアに与えられた「喜べ!」は、聖霊によって妊娠することを告げました。
ザカリヤに与えられた「恐れるな!」は、不妊の老妻・エリサベツが妊娠するということでした。
ヨセフに与えられた「恐れるな!」は、婚約期間中に妊娠してしまったマリアを受け入れなさいということでした。
どれも、それまで正しいとされていたことや、当たり前と思っていたことを、超越した言葉です。

聖書には、その他にも多くの人たちが、神様からのそういう言葉を受けています。
アブラハムは、創世記第22章で、愛する息子のイサクを、神様からの約束で授かったイサクを、殺して全焼のいけにえにしなさいと命じられました。
モーセも、サムエルも、ギデオンなどの士師たちも、エリヤやエレミヤのような預言者たちも、同じです。

今まで持っていた、正しいとされていたもの、当たり前と思っていたものを、神様の言葉が吹っ飛ばすのです。
そして、それは人間の思いどおりではありません。
マリアは、婚約期間中に、処女のまま、聖霊によって身籠るなどとは、希望もしていませんでした。
想像すらできなかったことでしょう。

神様からの受胎告知は、神様からの言葉注ぎは、人間からの神様へのリクエストではないのです。
神様から人間への、むちゃなリクエストなのです。
これも、創世記第1章の天地創造と似ています。
闇だけだった世界に、「光、あれ。」(創世記1:3)と、水だらけだった世界に、「大空よ、水の真っただ中にあれ。」(創世記1:6)と、神様の言葉は、そこまでの当たり前を吹っ飛ばし続けるのです。

そして、あなたの人生にも、あなたの正しさへのチャレンジが、あなたの当たり前へのチャレンジが、与えられるのです。

第三に、「それは、その人だけのスペシャルなもの」ということです。
マリアへの受胎告知は、マリアだけのものでした。
ザカリヤにはザカリヤだけの、ヨセフにはヨセフだけの、アブラハムにはアブラハムだけの、モーセにはモーセだけの、神様の言葉の語りかけがあったのです。

マリアは、息子を山の上で全焼のいけにえにしなさいとは命じられませんでした。
アブラハムは、苦しみと迫害の中で預言活動をしたわけではありません。
ザカリヤもヨセフも、他国で奴隷となった同胞を、荒野で何十年もかけて救い出すことはありませんでした。

だれかと同じではなく、画一的に一つでもなく、一人ひとりに、神様の言葉は与えられるのです。
だから、だれかの真似をすることは無意味ですし、だれかと同じことが起こると信じることも自分勝手です。
「〇〇さんのように、自分もなりたい」と考えるのは、悪いことではないかもしれません。
でも、「〇〇さんのように、自分も扱われるはず、自分もなるはず」というのは、勘違いです。

マリアもマリアだけ、ザカリヤもザカリヤだけ、ヨセフもヨセフだけ、アブラハムもアブラハムだけ。
神様は、一人ひとりに、最善の言葉、最高の人生、スペシャルなプレゼントを用意しているのです。
だれかを羨むことは、無意味です。
それは、あなたへのスペシャルなプレゼントを、見失わせます。
だれかに、自分と同じようにさせるのも、やめましょう。
それは、その人へのスペシャルなプレゼントを、奪うことになります。

あなたには、あなたにしか受けられない、神様の言葉があるのです。
「光、あれ。」(創世記1:3)、「大空よ、水の真っただ中にあれ。」(創世記1:6)、「天の下の水は一つの所に集まれ。」(創世記1:9)、「地は植物を、・・・」(創世記1:11)・・・と、聖書全巻を通して、それぞれ違う人や物が、みんなそれぞれ違う神様からのスペシャルな言葉を受けたのです。

「それは、突然起こる、突然与えられる」
「それは、今までの正しさや当たり前を吹っ飛ばす」
「それは、その人だけのスペシャルなもの」
そう、それは、あなたの人生を、まったく新しく創り変える言葉です。
他のだれでもない、あなただけのための、特別な言葉なのです。

救い主・イエスさまのお誕生に備える、このアドベントのとき。
あなたの人生を再創造する神様のスペシャルな言葉にも、あなたへの受胎告知にも、備えるときにしましょう。


【参照聖書箇所】

ルカ
1:8 さてザカリヤは、自分の組が当番で、神の前で祭司の務めをしていたとき、
1:9 祭司職の慣習によってくじを引いたところ、主の神殿に入って香をたくことになった。
1:10 彼が香をたく間、外では大勢の民がみな祈っていた。
1:11 すると、主の使いが彼に現れて、香の祭壇の右に立った。
1:12 これを見たザカリヤは取り乱し、恐怖に襲われた。
1:13 御使いは彼に言った。「恐れることはありません、ザカリヤ。あなたの願いが聞き入れられたのです。あなたの妻エリサベツは、あなたに男の子を産みます。その名をヨハネとつけなさい。

マタイ
1:18 イエス・キリストの誕生は次のようであった。母マリアはヨセフと婚約していたが、二人がまだ一緒にならないうちに、聖霊によって身ごもっていることが分かった。
1:19 夫のヨセフは正しい人で、マリアをさらし者にしたくなかったので、ひそかに離縁しようと思った。
1:20 彼がこのことを思い巡らしていたところ、見よ、主の使いが夢に現れて言った。「ダビデの子ヨセフよ、恐れずにマリアをあなたの妻として迎えなさい。その胎に宿っている子は聖霊によるのです。
1:21 マリアは男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。この方がご自分の民をその罪からお救いになるのです。」

創世記
1:1 はじめに神が天と地を創造された。
1:2 地は茫漠として何もなく、闇が大水の面の上にあり、神の霊がその水の面を動いていた。
1:3 神は仰せられた。「光、あれ。」すると光があった。

22:1 これらの出来事の後、神がアブラハムを試練にあわせられた。神が彼に「アブラハムよ」と呼びかけられると、彼は「はい、ここにおります」と答えた。
22:2 神は仰せられた。「あなたの子、あなたが愛しているひとり子イサクを連れて、モリヤの地に行きなさい。そして、わたしがあなたに告げる一つの山の上で、彼を全焼のささげ物として献げなさい。」

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