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ゴスペルハウスコミュの「寄らば大樹の陰」2022.09.17

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ゴスペルハウスメッセージ 2022.09.17
「寄らば大樹の陰」ヤコブ2:1-10

1 私の兄弟たち。あなたがたは、私たちの主、栄光のイエス・キリストへの信仰を持っていながら、人をえこひいきすることがあってはなりません。
2 あなたがたの集会に、金の指輪をはめた立派な身なりの人が入って来て、また、みすぼらしい身なりの貧しい人も入って来たとします。
3 あなたがたは、立派な身なりをした人に目を留めて、「あなたはこちらの良い席にお座りください」と言い、貧しい人には、「あなたは立っていなさい。でなければ、そこに、私の足もとに座りなさい」と言うなら、
4 自分たちの間で差別をし、悪い考えでさばく者となったのではありませんか。
5 私の愛する兄弟たち、よく聞きなさい。神は、この世の貧しい人たちを選んで信仰に富む者とし、神を愛する者に約束された御国を受け継ぐ者とされたではありませんか。
6 それなのに、あなたがたは貧しい人を辱めたのです。あなたがたを虐げるのは富んでいる人たちではありませんか。また、あなたがたを裁判所に引いて行くのも彼らではありませんか。
7 あなたがたがその名で呼ばれている尊い御名を汚すのも、彼らではありませんか。
8 もし本当に、あなたがたが聖書にしたがって、「あなたの隣人を自分自身のように愛しなさい」という最高の律法を守るなら、あなたがたの行いは立派です。
9 しかし、もし人をえこひいきするなら、あなたがたは罪を犯しており、律法によって違反者として責められます。
10 律法全体を守っても、一つの点で過ちを犯すなら、その人はすべてについて責任を問われるからです。

今週の聖書箇所は、ヤコブの手紙です。
厳しめの言葉が多いヤコブの手紙は、少し苦手な人も多いかもしれませんが、ここから、神様の愛を開いていきましょう。

コロナ禍の始まる前、私は東京でのメッセージの御奉仕のため、中央線の中野駅から御茶ノ水駅間をよく利用していました。
午後からの集会が多いため、通勤時間帯のラッシュではなく、比較的空いている時間帯に利用することがよくありました。
ある日、中央線快速に乗っていると、空いている車内には、シートに座っている人が多く、立っているのは私を含めて数人でした。
その車内の、私を除くすべての人が、スマホの液晶画面を見つめていました。
私は、「みんなが液晶に捕まえられている」と、気味が悪いなぁと思いました。

先週のこと、SNSに掲載されたニュースに、こうありました。
「電車内でスマホ見ていない人、ヤバい人」
テレビ番組で、司会者の芸人さんが、そう力説して、共演者に電車内ではスマホを見るように勧めたというのです。
私はテレビをあまり見ないので、その番組のことは知らないのですが、ニュース記事を見て驚きました。
その司会者の意見に対して、批判的な記事ではなかったからです。

そして、気が付きました。
多くの人が捕まえられているのは、「液晶画面」ではなく、「同調圧力」だったのです。
もちろん、例外の人もいるでしょうし、人それぞれでもあるでしょう。
しかし、多くの人の傾向、大半の人の傾向でもあるのです。

「和して同ぜず」という言葉があります。
これは、論語に出てくる孔子の言葉です。
「君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず」が、もともとの文です。
意味は、「立派な人物(君子)は、他人と仲よく付き合うが、安易に同調はしない。つまらない人物(小人)は、他人に安易に同調するが、けっして仲よくは付き合わない。」と、辞書にありました。
となると、今の日本社会は、小人の集まりと言わざるを得ません。
自分自身で考えることを捨て、権力者、力ある者、みんながやっていることに従う。
楽であることを選び、目先の利益を追いかける。
そんな姿が、多くの場面で見られるでしょう。

「寄らば大樹の陰」というテーマも、まさに、力ある者につこう、力ある勢力に加わろう、権力に従って、おこぼれを得ようとする態度です。
借り物の力を得て、利益を得ようとする、浅ましい態度です。

ローマ人への手紙第13章1〜3節あたりを引用して、今も、国の権力者に、内閣や政権に、従うべきだという信仰者もいます。
しかし、聖書は、悪に染まった王の支配からの訣別を、それ以上に何度もはっきり示しています。
権力者である王には従うべきというならば、エリヤなどの預言者は、大悪党ということになってしまいます。
「寄らば大樹の陰」と、愛のない権力者や信用のおけない指導者に従うことを、神様は求めていないのです。

今週の聖書箇所もそうです。
金持ちの立派な人を大切にして、貧しくみすぼらしい人を蔑ろにしてしまうことへの、訓告、忠告、いえ、警告です。
えこひいきしないで、すべての人に公平に。
君子としての「和して同ぜず」が、求められているのです。

しかし、その上で、あえて、「寄らば大樹の陰」をお勧めします。
大樹というと、皆さんはどんな大きさの木をイメージしますか。
樹齢500年の桜の木ですか。
それは立派ですね、長井市の久保の桜くらいでしょうか。
樹齢1000年のクスノキでしょうか。
となりのトトロが住んでいそうですね。

でも私がおすすめするのは、樹齢2000年の大樹・古木です。
縄文杉や大王杉が、同じような樹齢ですね。
ただ、形が少し違います。
幹は真っ直ぐ上に伸びていて、枝は左右が対になって真っ直ぐ一本ずつです。
自然界では、あまり見たことのない、貴重な大樹です。

そう、この形は、十字架です。
2000年前のイエスさまの十字架です。
かりそめのはかない大樹、はかない権力ではなく、朽ちることのない本物の大樹の陰に、あなたは寄り添っていてほしいのです。
その大樹、イエスさまの十字架は、あなたを受け入れ、あなたを愛し、あなたを赦し、あなたを自由にし、永遠のいのちまで与えるのです。
この大樹の陰にあって、あなたは、他の人を受け入れ、愛し、赦し、自由にしてほしいのです。
そして、永遠のいのちを、生きるのです。

これが、神様があなたに求める、「寄らば大樹の陰」なのです。
そこには、同調圧力もなく、同じて和せずもありません。
本当の君子の「和して同ぜず」、君子どころか、神様の子どもとしての、あなたがそこにいるのです。
あなたの寄るべき大樹を、今日、あなたのものにしましょう。


【参照聖書箇所】

ローマ13:1-3
1 人はみな、上に立つ権威に従うべきです。神によらない権威はなく、存在している権威はすべて、神によって立てられているからです。
2 したがって、権威に反抗する者は、神の定めに逆らうのです。逆らう者は自分の身にさばきを招きます。
3 支配者を恐ろしいと思うのは、良い行いをするときではなく、悪を行うときです。権威を恐ろしいと思いたくなければ、善を行いなさい。そうすれば、権威から称賛されます。

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