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ゴスペルハウスコミュの「壁の向こう側に」2022.07.02

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ゴスペルハウスメッセージ 2022.07.02
「壁の向こう側に」使10:17-33

17 ペテロが、今見た幻はいったいどういうことだろうか、と一人で思い惑っていると、なんと、コルネリウスから遣わされた人たちがシモンの家を捜し当てて、その門口に立ち、
18 声をかけて、「ペテロと呼ばれているシモンはここに泊まっていますか」と尋ねていた。
19 ペテロは幻について思い巡らしていたが、御霊が彼に言われた。「見なさい。三人の人があなたを訪ねて来ています。
20 さあ、下に降りて行き、ためらわずに彼らと一緒に行きなさい。わたしが彼らを遣わしたのです。」
21 そこでペテロは、その人たちのところに降りて行って、言った。「あなたがたが探しているのは、この私です。どんなご用でおいでになったのですか。」
22 すると、彼らは言った。「正しい人で、神を恐れ、ユダヤの民全体に評判が良い百人隊長コルネリウスが、あなたを自分の家に招いて、あなたから話を聞くようにと、聖なる御使いから示されました。」
23 それでペテロは、彼らを迎え入れて泊まらせた。翌日、ペテロは立って、彼らと一緒に出かけた。ヤッファの兄弟たちも数人同行した。
24 そして次の日、ペテロはカイサリアに着いた。コルネリウスは、親族や親しい友人たちを呼び集めて、彼らを待っていた。
25 ペテロが着くと、コルネリウスは迎えに出て、足もとにひれ伏して拝んだ。
26 するとペテロは彼を起こして、「お立ちください。私も同じ人間です」と言った。
27 そして、コルネリウスとことばを交わしながら家に入り、多くの人が集まっているのを見て、
28 その人たちにこう言った。「ご存じのとおり、ユダヤ人には、外国人と交わったり、外国人を訪問したりすることは許されていません。ところが、神は私に、どんな人のことも、きよくない者であるとか汚れた者であるとか言ってはならないことを、示してくださいました。
29 それで、お招きを受けたとき、ためらうことなく来たのです。そこでお尋ねしますが、あなたがたは、どういうわけで私をお招きになったのですか。」
30 すると、コルネリウスが言った。「四日前のこの時刻に、私が家で午後三時の祈りをしていますと、なんと、輝いた衣を着た人が私の前に立って、
31 こう言いました。『コルネリウス。あなたの祈りは聞き入れられ、あなたの施しは神の前に覚えられています。
32 だから、ヤッファに人を送って、ペテロと呼ばれるシモンを招きなさい。この人は海辺にある、皮なめし職人のシモンの家に泊まっています。』
33 それで、私はすぐにあなたのところに人を送ったのです。ようこそおいでくださいました。今、私たちはみな、主があなたにお命じになったすべてのことを伺おうとして、神の御前に出ております。」

今週の聖書の箇所は、ペテロが不思議な幻を与えられた(使徒10:9-16)あとのできごとです。
この箇所から、神様はあなたに何を語るのか、ご一緒に御言葉を開いていきましょう。

ペテロが見た幻は、ユダヤ人なら、受け入れようがないものでした。
聖書にはっきりと、「食べてはいけない」と書かれているのですから、ペテロの拒否はあたり前の反応です。
断固として、揺るぐことなく、拒否の判断をしていいことなのです。
なのに、3回も同じ幻が与えられ、だから、ペテロは3回とも断ったのです。

思い惑うペテロに、不快感を抱いているペテロに、コルネリウスの使いの人たちが来ました。
コルネリウスはローマの百人隊長で、もちろん異邦人です。
当時の真面目なユダヤ人、正しいユダヤ人は、異邦人を自分の家に入れないし、異邦人の家に入ることもしません。
食事をともにすることも、ありません。
だから使いの人たちも、そのことをわかっていたので、門口に立ったまま声をかけてきたのです。

しかし、幻と御霊が、ペテロを導きました。
ペテロは異邦人である使いの人たちを、家に招き入れ、一緒に泊まったのです。
そして彼らと一緒に出かけて、コルネリウスの家に入ったのです。
ユダヤ人が、正しいユダヤ人が作っていた正しさの壁を、ペテロ自身も正しいと信じていた壁を、ペテロは、乗り越えたのです。

さて、先日私は、ヘアドネーションをしました。
コロナ感染が広がり始めたころ、「コロナが収まるまで、髪の毛を切るのはやめよう」と思って、髪の毛を切るのをやめました。
ところが、コロナ感染は思いのほか長期間に及び、伸び放題の髪の毛を切るきっかけを失ってしまいました。
腰にまで届こうとする髪の毛を見て、親しい友人も、妻も、「ヘアドネーションをしたら」と提案してくれました。
しかし、私には踏ん切りがつきませんでした。

そんなとき、隣の街の教会に用事があっていくことになりました。
お世話になった先輩牧師に、プレゼントを渡すためです。
ところが、スタッフルームに行くと、その牧師は外出中でした。
変わりに、他の一人の牧師がいました。
私と彼とは、もう20年以上にわたって折り合いが悪く、妻がその牧師の結婚のお祝いを渡そうとしたところ、「坂本家からのお祝いは、受け取りませんから」と断られたような間柄です。

「いやぁ、よりにもよって、この人しかいないのか」と思いながらも、プレゼントを渡しておいてほしいと、依頼しました。
すると、彼はニコニコしながら受け取り、「坂本さん、髪の毛伸びてるねぇ」と、フレンドリーに話しかけてきました。
コロナがきっかけという話をすると、「それじゃあ、ヘアドネーションは、どうですか」と、彼が言うのです。

私は、信頼する友人の言葉や、愛する妻の言葉に、聞き従うことができませんでした。
それは、当たり前で容易なことをしたくなかったからかもしれません。
そんなへそ曲がりな私のために、神様は特別な状況を用意し、20年来の仇敵と言ってもいい人の口を使って、私に言葉を与えてくれました。
そして私は、ヘアドネーションをする決心をして、予約をして次の日にヘアドネーションをしたのです。

愛する人の言うことを聞き従うことは、聞き従うのにふさわしい人の言うことを聞き従うのは、あたり前のことでしょう。
しかし、あなたを憎む人・憎んでいた人の言うことに聞き従うことは、ふさわしくない人の言うことに聞き従うことは、敵対する人の言うことに聞き従うことは、難しいことです。
あなたには正しさがあるし、感情があるし、聞き従わなくてもよい理由もあるでしょう。

それでも神様は、イエスさまは、聖書は、あなたにそれを乗り越えなさいというのです。

「聖書の大原則」を覚えていますか。
以前から何度も、ゴスペルハウス礼拝でお話したので、覚えていますね。
「聖書の大原則」、それは、「神様は、聖書は、命令しっぱなしではない」ということです。
そこには、2つの意味があります。
1つ目は、「命令したら、それを成し遂げるための力も支えも与えてくれる」ということです。
2つ目は、「命令したことを、神様ご自身が、イエスさまご自身が、徹底的にやり遂げる」ということです。

ペテロに乗り越えさせた、正しさの壁を、私に乗り越えさせた、憎しみ合いの壁を、ふさわしくないと思える人たちに対する愛を、神様ご自身が、イエスさまご自身が、すでに乗り越えていたのです。

それが、イエスさまの誕生、クリスマスのできごとです。
神様のひとり子が、あろうことか、地上に、しかも家畜小屋に、生まれたのです。
それが、イエスさまの十字架、そして、復活のできごとです。
神様のひとり子であるイエスさまが、呪われて死んだのです
また、呪われて死んだ者が、よみがえったのです。

罪にまみれ、がんじがらめにされ、神様の愛にふさわしくなくなってしまった人間のために、イエスさまは地上に降誕し、そして、十字架にかかったのです。
神様が、ご自身の正しさの壁を乗り越えて、打ち破って、私たちに救いをくれたのです。

2000年前のペテロは、幻と御霊によって、乗り越えました。
2022年の私も、神様の導きの中で、乗り越えることができました。

さあ、次はあなたの番です。
あなたの正しさの壁に、あなたの憎しみの壁に、神様は挑戦します。
乗り越えましょう。
そして、壁の向こう側に、立ちましょう!


【参考聖書箇所】
使徒10:9-16
9 翌日、この人たちが旅を続けて、町の近くまで来たころ、ペテロは祈るために屋上に上った。昼の十二時ごろであった。
10 彼は空腹を覚え、何か食べたいと思った。ところが、人々が食事の用意をしているうちに、彼は夢心地になった。
11 すると天が開け、大きな敷布のような入れ物が、四隅をつるされて地上に降りて来るのが見えた。
12 その中には、あらゆる四つ足の動物、地を這うもの、空の鳥がいた。
13 そして彼に、「ペテロよ、立ち上がり、屠って食べなさい」という声が聞こえた。
14 しかし、ペテロは言った。「主よ、そんなことはできません。私はまだ一度も、きよくない物や汚れた物を食べたことがありません。」
15 すると、もう一度、声が聞こえた。「神がきよめた物を、あなたがきよくないと言ってはならない。」
16 このようなことが三回あってから、すぐにその入れ物は天に引き上げられた。

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