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ゴスペルハウスコミュの「天にのぼるイエスさま」2022.05.28

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ゴスペルハウスメッセージ 2022.05.28
「天にのぼるイエスさま」使徒 1:3-12

3 イエスは苦しみを受けた後、数多くの確かな証拠をもって、ご自分が生きていることを使徒たちに示された。四十日にわたって彼らに現れ、神の国のことを語られた。
4 使徒たちと一緒にいるとき、イエスは彼らにこう命じられた。「エルサレムを離れないで、わたしから聞いた父の約束を待ちなさい。
5 ヨハネは水でバプテスマを授けましたが、あなたがたは間もなく、聖霊によるバプテスマを授けられるからです。」
6 そこで使徒たちは、一緒に集まったとき、イエスに尋ねた。「主よ。イスラエルのために国を再興してくださるのは、この時なのですか。」
7 イエスは彼らに言われた。「いつとか、どんな時とかいうことは、あなたがたの知るところではありません。それは、父がご自分の権威をもって定めておられることです。
8 しかし、聖霊があなたがたの上に臨むとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリアの全土、さらに地の果てまで、わたしの証人となります。」
9 こう言ってから、イエスは使徒たちが見ている間に上げられた。そして雲がイエスを包み、彼らの目には見えなくなった。
10 イエスが上って行かれるとき、使徒たちは天を見つめていた。すると見よ、白い衣を着た二人の人が、彼らのそばに立っていた。
11 そしてこう言った。「ガリラヤの人たち、どうして天を見上げて立っているのですか。あなたがたを離れて天に上げられたこのイエスは、天に上って行くのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになります。」
12 そこで、使徒たちはオリーブという山からエルサレムに帰った。この山はエルサレムに近く、安息日に歩くことが許される道のりのところにあった。

来週はペンテコステです。
2008年のペンテコステから始まった、日本でのゴスペルハウス礼拝にとって、14年目の記念でもあります。

わが家の聖書かるたの「よ」に、こうあります。
「よみがえり 天にのぼる イエスさま」
今週の聖書箇所は、ペンテコステを前に、イエスさまが天に上ったときのできごとです。

復活してから40日間、何度もその姿を弟子たちに現し、ともに語り、ともに食事をとったイエスさま。
天に上るときに、弟子たちに命じたことは、こうでした。
「エルサレムを離れないで、わたしから聞いた父の約束を待ちなさい。」(4節)
使徒行伝の記者であるルカは、ルカの福音書も記しています。
ルカの福音書には、この場面で、次のように記されています。
「あなたがたは、いと高き所から力を着せられるまでは、都にとどまっていなさい。」(ルカ24:49)

この命令は、「エルサレムに行きなさい」という意味ではなく、「どこにも動かないように」という意味です。
12節に「安息日に歩くことが許される道のり」とありますが、それは約1キロメートル以下(200キュビト以下)なのですから、エルサレムはすぐそこなのです。
「エルサレムは特別な場所だから、そこに行ってとどまりなさい」ではなく、「いまあなたが置かれているところに、とどまり、父なる神様からの約束を待ちなさい」ということなのです。
もっと短くいえば、「そこにいて、何もせず、待ってて」ということなのです。

簡単なことだから、だれでもできそうに感じるかもしれません。
しかし、簡単なことだから、逆にできないことも多いのです。

私は高校・大学の期間を通じて、ヨットをしていました。
高校2年のときに、愛知県代表として初めて国体に出たときのことです。
私たちのヨットに、前年の国体とインターハイで優勝したW選手(高3)が近づいて来ました。
私が「いい船でしょ」と言うと、彼は言いました。
「この舟は走んないよ(速くないよ)」
私が理由を聞くと、彼は指をさしながら言いました。
「このガムテープを見ろ」

ヨット競技では、航行不能になった場合に備えて、曳航するためのロープの設置が義務付けられています。
舳先に、規定の長さのロープを付けなくてはならないのです。
競技中は必要ないもので、水面に落ちると抵抗になるので、ガムテープで船体に貼り付けるのが通常です。

「お前たちの船は何色だ」と彼が聞くので「白色です」と答えました。
「ガムテープは何色だ」
「茶色です」
「それがダサいんだよ。ダサい船は走んないよ」
「え?白いガムテープですか?」と聞くと、「そうだ」とのこと。
私はあわてて白いガムテープを買いに行き、交換しました。
「それでいい」と彼は帰って行きました。

その大会(国体)では、それほど芳しい成績を上げることはできませんでした。
しかし、地元に帰ってくると、私たちのチームは無敵の強さ(速さ)になっていました。
当然、先輩・後輩を問わず、その秘訣を聞きに来る人がいます。
それで私は、くだんの問答を始めるのです。
「あなたの船は何色ですか」から、「ダサい船は走んないんですよ」まで。
チャンピオンに言われたとおりに。

すると、多くの人が怒り出します。
「そんなことで速くなるはずがない」
「速くなった秘密を明かすのが惜しいのか」
あまりに簡単な秘訣に、拒否反応を示したのです。
難しい理論や特別な方法を期待していた彼らには、「ダサい舟は走んないんですよ」という言葉は受け入れられなかったのです。
そんな中で、1人の後輩だけが、自分の船に合わせてガムテープの色を変更しました。
私たちが卒業したのち、彼が県でトップになったのは、言うまでもありません。

この春、高校に入学したわが家の三男・ダヴィは、フェンシング部に入りました。
体育館にピストをガムテープで貼り付けて、練習するそうです。
もちろん、「茶色のダサいガムテープ」です。
礼拝中に白いガムテープのことを聞いていたダヴィは、「強くなるために、変更しましょう」と提案したのですが、「ダンボール単位で買っちゃってるから、変えない」という答えだったようです。
「そんなことで強くなるはずがない」という、気持ちもわからなくはないのですが、残念です。

「そんな簡単なことでうまくいくわけがない」
「積極的に、もっと自分がなにかしないと、スッキリしない」
「自分の望むとおりに、自分の望む方法で、自分の望むタイミングで」
これが、簡単なことを命じられたときの、よくある反応です。

弟子たちも同じでした。
「主よ。イスラエルのために国を再興してくださるのは、この時なのですか。」(6節)
内容もタイミングも、自分の希望を押し出しているのです。
しかし、イエスさまは、弟子たちが望むものを、弟子たちが考える限界をはるかに超えて与えると示して、天に上っていきました。

弟子たちが望んだ「国の再興」は、エルサレム、ユダヤまでだったでしょうか。
あるいは、旧領土で、今や敵対するサマリアも、含むかもしれません。
ユダヤ人にとっては、ここが限界でしょう。
そこより外は、異邦人の地なのですから。
しかしイエスさまは、「エルサレム、ユダヤとサマリアの全土、さらに地の果てまで」(8節)と言うのです。
ユダヤ人である弟子たちが理解できないまま残して、イエスさまは天に上って行きました。

そんな弟子たちに、二人の御使いが優しく語りかけます。
「ガリラヤの人たち、どうして天を見上げて立っているのですか。」(11節)
これは、厳しく叱りつける言葉ではありません。
なぜなら、ルカの福音書には、「彼らはイエスを礼拝した後、大きな喜びとともにエルサレムに帰り」(ルカ24:52)とあるのです。
そして10日後、いよいよペンテコステの日、約束の聖霊様が弟子たちに与えられるのです。

二千年前の弟子たちだけでなく、今のあなたにもイエスさまは語りかけます。
「あなたは、今いるところ、あなたが置かれた場所にとどまりなさい。そして、約束の聖霊様を、待ちなさい。」

確かな約束があるとき、待つことは忍耐ではなく、喜びになります。
待つことは、ジリジリするではなく、ワクワクするになります。
そしてあなたは、あなたが考えている限界を超えて、あなたが作った限界を超えて、御心の中で、力を受けて歩みだすのです。

そう、簡単なこと、簡単な命令なのです。
でも、自分の正しさや自分のルールを貫こうとすると、とても難しく感じてしまいます。
昔のヨット部の人たちのように、今のフェンシング部の人たちのように。
あなたの茶色いガムテープを手放して、白いガムテープを手にするのです。
そして、予想もできないような、ワクワクの未来を手に入れるのです。

神様は、あなたの勝手な正しさを手放せるように、あなたのための御使いを送ってくれます。
勇気を持って、手放しましょう。
そして、本当につかむべきものを、手に入れましょう。

あなたのためにお祈りします。


【参考聖書箇所】

ルカ24:45-53
45 それからイエスは、聖書を悟らせるために彼らの心を開いて、
46 こう言われた。「次のように書いてあります。『キリストは苦しみを受け、三日目に死人の中からよみがえり、
47 その名によって、罪の赦しを得させる悔い改めが、あらゆる国の人々に宣べ伝えられる。』エルサレムから開始して、
48 あなたがたは、これらのことの証人となります。
49 見よ。わたしは、わたしの父が約束されたものをあなたがたに送ります。あなたがたは、いと高き所から力を着せられるまでは、都にとどまっていなさい。」
50 それからイエスは、弟子たちをベタニアの近くまで連れて行き、手を上げて祝福された。
51 そして、祝福しながら彼らから離れて行き、天に上げられた。
52 彼らはイエスを礼拝した後、大きな喜びとともにエルサレムに帰り、
53 いつも宮にいて神をほめたたえていた。

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