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ゴスペルハウスコミュの「卒業 (レント-5)」2021.03.20

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ゴスペルハウスメッセージ 2021.03.20
「卒業 (レント-5)」マルコ14:3-9(並行箇所・参照箇所は、文末にあります)

3 さて、イエスがベタニアで、ツァラアトに冒された人シモンの家におられたときのことである。食事をしておられると、ある女の人が、純粋で非常に高価なナルド油の入った小さな壺を持って来て、その壺を割り、イエスの頭に注いだ。
4 すると、何人かの者が憤慨して互いに言った。「何のために、香油をこんなに無駄にしたのか。
5 この香油なら、三百デナリ以上に売れて、貧しい人たちに施しができたのに。」そして、彼女を厳しく責めた。
6 すると、イエスは言われた。「彼女を、するままにさせておきなさい。なぜ困らせるのですか。わたしのために、良いことをしてくれたのです。
7 貧しい人々は、いつもあなたがたと一緒にいます。あなたがたは望むとき、いつでも彼らに良いことをしてあげられます。しかし、わたしは、いつもあなたがたと一緒にいるわけではありません。
8 彼女は、自分にできることをしたのです。埋葬に備えて、わたしのからだに、前もって香油を塗ってくれました。
9 まことに、あなたがたに言います。世界中どこでも、福音が宣べ伝えられるところでは、この人がしたことも、この人の記念として語られます。」

今週の聖書箇所は、イエスさまの十字架の数日前の出来事です。
並行箇所が、マタイ26:6-13、ヨハネ12:1-8で、ヨハネの福音書によれば、過ぎ越しの祭の六日前なので、エルサレム入城前になります。
マルコ・マタイの両福音書によれば、入城後のことになります。
いずれにしても、十字架の数日前でありましょう。

これらが同一の出来事を記しているとすると、シモンは、ラザロ・マルタ・マリアの父親であるかも知れません。
親戚であるか、近所の人である可能性もあります。
そして、香油を注いだのは、マリアということになるでしょう。

ここで注がれた香油は、1リトラ(約328グラム)です(ヨハネ12:3)。
それが300デナリ以上に売れるということは、1gあたり1デナリと考えられます。
1デナリが、労働者の1日分の給料ですから、高価な香油です。
そして、300デナリ以上ということは、年収に匹敵するほどの量があります。

マリアはこれを、結婚準備のために、少しずつ貯めてきたのでしょう。
大切な、花嫁道具と言っていいものです。
しかし、やっと1リトラになった香油を、イエスさまとの1回の会食で、使い切ってしまったのです。
弟子たちが「無駄遣い」と厳しく責めるのも、当然の反応といえます。
年収に匹敵する香油、人生の大事な準備・計画のための香油、それを、ただ注ぎ切ってしまったのですから。

彼女は、イエスさまとの食事のために、イエスさまの弔い(死)のために、今までの自分の人生設計を手放したのです。
結婚・出産は、当時のユダヤ人にとって、相続地を守るという意味でも、とても大切なことでした。
現代の日本でも、結婚・出産をことさら大切に思っている人たちがいますが、当時はそれ以上でした。
なので、彼女の行動は、無駄遣いと考えられたのです。
一時の気の迷いであったとか、頭がおかしくなったとかのように、受け止められたのです。

しかし、イエスさまとの出会いは、また、イエスさまの死は、そういった事態を引き起こすほどの、大きなエネルギーをともなった事件なのです。
ルカ7:36-39にも、同じように香油を注いだ女の人が登場します。
明らかに別の場所で、別のときに、別の人から、同じような反応が起こったのは、イエスさまとの出会いが持つエネルギーの大きさを証明しているのです。

現在の自分の状態も、過去の自分の経験や業績も、未来に対する自分の計画も、まったく無価値にする出来事なのです。
それが、イエスさまとともに食事をすることです。
それが、イエスさまの死を自分のものと受け入れることです。

「見よ、わたしは戸の外に立ってたたいている。だれでも、わたしの声を聞いて戸を開けるなら、わたしはその人のところに入って彼とともに食事をし、彼もわたしとともに食事をする。」(黙示録3:20)
「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」(ヨハネ3:16)

イエスさまとの食事が、イエスさまの死が、あなたの人生に与えられるとき。
そのとき、奇跡が起こります。
それは、過去のあなたからの卒業です。
現在のあなたの状況からの卒業です。
あなたが今まで考えていた未来からの卒業です。
新しいあなたの人生、新しいあなたの生き方、新しいあなたのいのち、新しいあなたの存在を手に入れるための、イエスさまを通して与えられる卒業です。

この卒業を、あなたの人生に、求めましょう。
あなたの人生に、受け入れましょう。
神様に、イエスさまに、期待しましょう。


【並行箇所】
マタイ26:6-13
6 さて、イエスがベタニアで、ツァラアトに冒された人シモンの家におられると、
7 ある女の人が、非常に高価な香油の入った小さな壺を持って、みもとにやって来た。そして、食卓に着いておられたイエスの頭に香油を注いだ。
8 弟子たちはこれを見て、憤慨して言った。「何のために、こんな無駄なことをするのか。
9 この香油なら高く売れて、貧しい人たちに施しができたのに。」
10 イエスはこれを知って彼らに言われた。「なぜこの人を困らせるのですか。わたしに良いことをしてくれました。
11 貧しい人々はいつもあなたがたと一緒にいます。しかし、わたしはいつも一緒にいるわけではありません。
12 この人はこの香油をわたしのからだに注いで、わたしを埋葬する備えをしてくれたのです。
13 まことに、あなたがたに言います。世界中どこでも、この福音が宣べ伝えられるところでは、この人がしたことも、この人の記念として語られます。」

ヨハネ12:1-8
1 さて、イエスは過越の祭りの六日前にベタニアに来られた。そこには、イエスが死人の中からよみがえらせたラザロがいた。
2 人々はイエスのために、そこに夕食を用意した。マルタは給仕し、ラザロは、イエスとともに食卓に着いていた人たちの中にいた。
3 一方マリアは、純粋で非常に高価なナルドの香油を一リトラ取って、イエスの足に塗り、自分の髪でその足をぬぐった。家は香油の香りでいっぱいになった。
4 弟子の一人で、イエスを裏切ろうとしていたイスカリオテのユダが言った。
5 「どうして、この香油を三百デナリで売って、貧しい人々に施さなかったのか。」
6 彼がこう言ったのは、貧しい人々のことを心にかけていたからではなく、彼が盗人で、金入れを預かりながら、そこに入っているものを盗んでいたからであった。
7 イエスは言われた。「そのままさせておきなさい。マリアは、わたしの葬りの日のために、それを取っておいたのです。
8 貧しい人々は、いつもあなたがたと一緒にいますが、わたしはいつも一緒にいるわけではありません。」

【参照箇所】
ルカ7:36-39
36 さて、あるパリサイ人が一緒に食事をしたいとイエスを招いたので、イエスはそのパリサイ人の家に入って食卓に着かれた。
37 すると見よ。その町に一人の罪深い女がいて、イエスがパリサイ人の家で食卓に着いておられることを知り、香油の入った石膏の壺を持って来た。
38 そしてうしろからイエスの足もとに近寄り、泣きながらイエスの足を涙でぬらし始め、髪の毛でぬぐい、その足に口づけして香油を塗った。
39 イエスを招いたパリサイ人はこれを見て、「この人がもし預言者だったら、自分にさわっている女がだれで、どんな女であるか知っているはずだ。この女は罪深いのだから」と心の中で思っていた。

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