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ゴスペルハウスコミュの「規定どおりにいたしませんでした --アドベント(1)--」 2020.11.28

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ゴスペルハウスメッセージ 2020.11.28
「規定どおりにいたしませんでした --アドベント(1)--」 歴代誌下 30:17-27

17 会衆の中には、身を聖別していない者が多かった。そこで、きよくないすべての人々に代わって、レビ人が、過越のいけにえを屠る役目に就かなければならなかった。それらを主に対して聖なるものとするためである。
18 民のうち大勢の者、エフライムとマナセ、イッサカルとゼブルンの多くの者は、身をきよめずに、しかも、記されているのとは異なったやり方で過越のいけにえを食べてしまった。それでヒゼキヤは彼らのために祈った。「いつくしみ深い主よ、彼らをお赦しください。
19 彼らは聖なるもののきよめの規定どおりにいたしませんでしたが、心を定めて神を、彼らの父祖の神、主を求めています。」
20 主はヒゼキヤの願いを聞き、民を癒やされた。
21 エルサレムにいたイスラエルの子らは、七日の間、大きな喜びをもって種なしパンの祭りを行った。レビ人と祭司たちは、毎日主に向かって力強い調べの楽器を奏でて、主をほめたたえた。
22 ヒゼキヤは、主への務めによく通じているすべてのレビ人に励ましのことばをかけた。彼らは、交わりのいけにえを献げ、父祖の神、主に告白をしつつ、七日間、祝いの食事にあずかった。
23 全会衆は、さらに七日間祭りを行うことを決め、喜びをもって七日間、祭りを行った。
24 ユダの王ヒゼキヤは、千頭の雄牛と七千匹の羊を会衆に提供し、高官たちは雄牛千頭と羊一万匹を会衆に提供した。また、多くの祭司が身を聖別した。
25 こうして、ユダの全会衆、祭司とレビ人、イスラエルから来た全会衆、イスラエルの地から来た寄留者でユダに在住している者たちは、みな喜んだ。
26 エルサレムには大きな喜びがあった。イスラエルの王、ダビデの子ソロモンの時代以来、エルサレムでこのようなことはなかったからである。
27 レビ人の祭司たちが立ち上がって民を祝福した。彼らの声は聞き届けられ、彼らの祈りは、主の聖なる御住まいである天に届いた。

ヒゼキヤは、南王国ユダの王です。
およそ紀元前720年頃の王で、29年間王座にありました。
善王として知られ、わが家の聖書かるたの「ひ」には、「ヒゼキヤは 主のあわれみで いやされる」とあります。

ヒゼキヤの父アハズ王は、国の安全を守るためとはいえ、アッシリアへの隷属をしました。
妥協せざるを得なかったという側面もあるかもしれませんが、それは、偶像礼拝という大きな禍根を残しました。
ヒゼキヤの治世は、偶像に汚された神殿を、神様のためのものとして取り戻すところから始まりました。
宮きよめであり、宗教改革でもあります。

ヒゼキヤは、全イスラエルとともに神様に立ち返るために、「過越(すぎこし)」をすることにしました。
この章の1節にこうあります。
「ヒゼキヤはイスラエルとユダの全土に人を遣わして、またエフライムとマナセに手紙を書いて、エルサレムにある主の宮に来て、イスラエルの神、主に過越のいけにえを献げるように呼びかけた。」(30:1)
過越の7日間を、神様に立ち返るターニングポイント、記念碑にしようと考えたのです。

しかし、この過越にはいくつかの問題点があります。
第1に、開催時期が違います。
本来は、第1の月の14日に子羊を屠るのですが、ヒゼキヤの過越は第2の月の14日に子羊を屠りました。

30:2 王とその高官たちとエルサレムの全会衆は協議して、第二の月に過越のいけにえを献げようと決めた。
30:3 というのは、身を聖別した祭司たちが十分な数に達しておらず、民もエルサレムに集まっていなかったので、そのときには献げることができなかったからである。

30:15 そして、第二の月の十四日に、彼らは過越のいけにえを屠った。祭司とレビ人は恥じて、身を聖別し、全焼のささげ物を主の宮に携えて来た。

宮きよめの日程や、手紙を出すこと、祭司の手配など、様々な理由はありますが、本来の過越の日程では行うことができませんでした。

第2に、不適切な方法で食べてしまった者たちがいました。
「民のうち大勢の者、エフライムとマナセ、イッサカルとゼブルンの多くの者は、身をきよめずに、しかも、記されているのとは異なったやり方で過越のいけにえを食べてしまった。」(18節)
偶像礼拝を続けていた結果、長く過越を祝っていなかった結果、本来の過越を知らない者たちが多くいたのです。
ヒゼキヤは、彼らのために、とりなしの祈りを捧げました。

第3に、開催期間が違います。
「全会衆は、さらに七日間祭りを行うことを決め、喜びをもって七日間、祭りを行った。」(23節)
本来の7日間が終わった後、大きな喜びのためでもあったでしょうが、もう7日間を追加したのです。
その気持はわからないでもありませんが、規定とは違っています。

ヒゼキヤの過越は、間違いだらけの過越だったのです。

現代のクリスチャンは、当時ほど過越を大切にしてはいません。
しかし、クリスマスやイースターは、大いに喜びます。

そして、現代の世の中のクリスマスは、
・プレゼントがもらえる日(交換する日)
・サンタクロースの誕生日
・パーティーやってごちそう食べる日
こんな感覚でいる人が多いのではないでしょうか。

2700年前のヒゼキヤの過越よりも、ずっとずっと間違いだらけです。
しかし、私たちには希望があります。
「彼らの声は聞き届けられ、彼らの祈りは、主の聖なる御住まいである天に届いた。」(27節)

間違いだらけの過越を、神様は受け入れたのです。
知識やルールやマナーには外れていても、そこに神様への愛があったからです。
神様への喜びがあったからです。
神様への真心があったからです。

見えるところは間違いだらけだとしても、神様は、見えないところを、心を、見るのです。

現代のクリスマスは、見えるところも見えないところも、すべて間違えています。

でもそんな間違いだらけのクリスマスの中に、
イエスさまを喜ぶ心があれば、
その愛を受取る心があれば、
その赦しを生きるいのちがあれば、
救いを求める魂があれば、
神様は受け入れてくださるのです。

今、私たちにできることは、本当のクリスマスを伝えることです。
本当のいのち、本当の愛、本当の赦し、本当の救いを伝えることです。
ヒゼキヤの祈りのように、とりなし、赦されることです。

規定どおりにできない、間違いだらけのクリスマスに、本当のいのちと愛を注ぐ。
あなたに任されたこの役目を、すさんでしまったこの国に、この世界に、輝かせましょう。

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