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ゴスペルハウスコミュの「クリスマス」2019.12.21

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ゴスペルハウスメッセージ 2019.12.21
「クリスマス」ルカ 2:1-20
(聖書箇所は、文末に記載しています)

クリスマスおめでとうございます。
今週の聖書箇所は、イエスさまの誕生の場面です。
身重のマリアは、ヨセフとともにベツレヘムへ住民登録へ行きます。
宿屋に部屋がなく、家畜小屋でマリアはイエスさまを産み、飼い葉桶に寝かせるのです。

ブラジルで伝道を始めた私が、最初にしなくてはならなかったのが、住民登録でした。
個人番号と納税者番号を手に入れないと、銀行の口座を開設することも、電話を引くこともできないのです。
何回も役所や連邦警察に足を運び、かなりの時間を費やして手に入れたことを思い出します。
永住権の取得については、何年も待機している人がいました。
また、ちょうどその頃、ボリビア人に対しての恩赦がブラジルで行われ、長蛇の列を何度も見かけたことをも、思い出します。

21世紀のオンラインの時代であっても、このように時間がかかったのですから、2000年前のこの聖書箇所の住民登録が、1日で簡単に済むはずがありません。
何日も、いえ、場合によっては何週間も、何ヶ月も待たされていたのではないでしょうか。

私はこれまで漫然と、ベツレヘムに着いて、宿屋がなくて、家畜小屋での出産というのを、同日のできごとと考えていました。
しかし、今回読み直してみて、数日、数週間、それ以上に、時間の経過があったのではないかと思わされたのです。

そうなると、この場面の意味合いが、かなり変わってきます。

若い身重の女性がいて、出産が目前というのに、何週間も周りの人たちはそれを見て見ぬ振りをしたということです。
その中には、自分の登録が終わって、帰路につこうとしている人がいたかも知れません。
しかし、だれもマリアたちに場所を提供したり、紹介したりする人はいなかったのです。
関心を示したり、助けを出そうとした人もいなかったのです。

ラジオを聞いていたら、電車の中の迷惑な行為という特集がありました。
その中で、多くの人が指摘したのは、「車内での女性の化粧」です。
聞きながら私は、なぜ車内で化粧する女性がいるのかを考えていました。

彼女たちは、人の目を気にしないわけではありません。
人の目を気にしないのなら、会社に行くのに化粧をする必要もないでしょう。
時間がなかったわけでもありません。
電車内でパパっとできるほどの化粧なら、会社に着いてからトイレですぐにできるでしょう。
また、恋人と出かけるときには、車内で化粧することはありません。
家できちんとするでしょう。

彼女にとって、会社での上司や同僚や先輩後輩は、気を使わなければならない「人間」です。
恋人は、大切な「人間」です。
しかし、電車でたまたま乗り合わせた人たちは、気を使う必要のない「風景」や「空気」みたいなものなのです。
人格を認めることのない、「空気人間」であり「透明人間」なのです。
あなたがもし、車内で化粧する女性と乗り合わせたなら、あなたは透明人間なのです。

マリアとヨセフも、2000年前のベツレヘムで、透明人間でした。
だれにも気をかけてもらえない、大切にされていない、空気人間でした。
しかし、そこに救い主イエスさまは、お生まれになったのです。

さて、神様の民・イスラエル人の中にも透明人間がいました。
そのうちの1つが、羊飼いです。
羊の生命は、365日24時間、休むことがありません。
彼らは、その世話をすることが必要です。
そのために、安息日においても、完全に休むことはできません。
もしそうなっていたら、狼や獅子は、安息日ごとに羊が食べ放題になってしまいます。

彼らが大切に育てた羊は、羊毛や乳や肉などの他に、いけにえとしての大切な役割があります。
丹精込めて傷一つつかないように育てた羊は、神様の前に惜しげもなく捧げられるのです。
このとき、捧げる人たちは、それを育てた羊飼いたちに感謝するでしょうか。
その労苦に、称賛するでしょうか。
称賛しないまでも、思いを馳せることがあるでしょうか。
ないですね。
そう、彼らはそういう意味で、透明人間なのです。

しかし、救い主誕生という大きな喜びは、この羊飼いという透明人間たちに、最初に知らされたのです。

羊飼いたちは、マリアたちを捜し、両者は出会いました。
透明人間同士の出会いです。
その真ん中には、飼い葉桶に眠るイエスさまがいるのです。
イエスさまは、だれにも顧みられない、空気のように扱われている、透明人間の真っ只中に来たのです。
これが、最初のクリスマスのできごとなのです。
聖書に書かれていなければ、だれも知らないままになっていたであろう、クリスマスのできごとなのです。

信仰をもって、事業や学業で努力することもいいことでしょう。
成功することも、称賛されることも、いいことでしょう。

しかし、だれに見顧みられない透明人間であることは、もっといいことなのです。
クリスマスの光、クリスマスのいのち、イエスさまは、そんなあなたの最も近くにいるからです。

あなたのクリスマスのために、お祈りします。

(聖書箇所)
ルカ 2:1-20
1 そのころ、全世界の住民登録をせよという勅令が、皇帝アウグストゥスから出た。
2 これは、キリニウスがシリアの総督であったときの、最初の住民登録であった。
3 人々はみな登録のために、それぞれ自分の町に帰って行った。
4 ヨセフも、ダビデの家に属し、その血筋であったので、ガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。
5 身重になっていた、いいなずけの妻マリアとともに登録するためであった。
6 ところが、彼らがそこにいる間に、マリアは月が満ちて、
7 男子の初子を産んだ。そして、その子を布にくるんで飼葉桶に寝かせた。宿屋には彼らのいる場所がなかったからである。
8 さて、その地方で、羊飼いたちが野宿をしながら、羊の群れの夜番をしていた。
9 すると、主の使いが彼らのところに来て、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。
10 御使いは彼らに言った。「恐れることはありません。見なさい。私は、この民全体に与えられる、大きな喜びを告げ知らせます。
11 今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。
12 あなたがたは、布にくるまって飼葉桶に寝ているみどりごを見つけます。それが、あなたがたのためのしるしです。」
13 すると突然、その御使いと一緒におびただしい数の天の軍勢が現れて、神を賛美した。
14 「いと高き所で、栄光が神にあるように。地の上で、平和がみこころにかなう人々にあるように。」
15 御使いたちが彼らから離れて天に帰ったとき、羊飼いたちは話し合った。「さあ、ベツレヘムまで行って、主が私たちに知らせてくださったこの出来事を見届けて来よう。」
16 そして急いで行って、マリアとヨセフと、飼葉桶に寝ているみどりごを捜し当てた。
17 それを目にして羊飼いたちは、この幼子について自分たちに告げられたことを知らせた。
18 聞いた人たちはみな、羊飼いたちが話したことに驚いた。
19 しかしマリアは、これらのことをすべて心に納めて、思いを巡らしていた。
20 羊飼いたちは、見聞きしたことがすべて御使いの話のとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。

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