ゴスペルハウスコミュの「十分に気をつけて」

ゴスペルハウスメッセージ 2015.07.11
「十分に気をつけて」ヨシュア記 23:6-8,11

6 あなたがたは、モーセの律法の書にしるされていることを、ことごとく断固として守り行ない、そこから右にも左にもそれてはならない。
7 あなたがたは、これらの国民、あなたがたの中に残っているこれらの国民と交わってはならない。彼らの神々の名を口にしてはならない。それらによって誓ってはならない。それらに仕えてはならない。それらを拝んではならない。
8 ただ、今日までしてきたように、あなたがたの神、主にすがらなければならない。

11 あなたがたは、十分に気をつけて、あなたがたの神、主を愛しなさい。

ヨシュア記の第２３章以下はヨシュアの告別説教です。
年老いたヨシュアのイスラエルの民への遺言と言ってもいいでしょう。
その遺言の内容は、簡単に言うと「神様の約束の中、神様の命令の中に生きなさい」です。

第１に、それは揺るぎない固さが求められています。
「ことごとく断固として守り行ない、そこから右にも左にもそれてはならない。」（６節）
神様の約束と命令を、確固たる人生の土台にすえるのです。

第２に、それは混ぜ物を許しません。
「彼らの神々の名を口にしてはならない。それらによって誓ってはならない。それらに仕えてはならない。」（７節）
神様の約束に、他の神々の教えを混ぜることは許されません。

第３に、それは気休めではなく現実のものとしてです。
「今日までしてきたように、あなたがたの神、主にすがらなければならない。」（８節）
神様は人間が創りだした幻想ではありません。
いま、生きて働く神様なのです。

そして、現代の私たちにも、ヨシュアの遺言があります。
そう、イエスさまの遺言です。
ヨシュアはヘブル語ですが、ギリシャ語読みではイエスなので、ヨシュアはイエスと同じ言葉なのです。

あなたへのイエスさまの遺言は、「十字架の約束の中、十字架の愛の中に生きなさい」です。

二千年前の歴史的事実、イエスさまの十字架は、あなたのための十字架なのです。
それを、ヨシュアの遺言のように、揺るぎない固さで、混ぜ物を許さずに、現実のものとして受け入れるのです。
十字架の愛を、十字架の赦しを、十字架の完全性を、あなたの人生の現実とするのです。

「あなたがたは、十分に気をつけて、あなたがたの神、主を愛しなさい。」（１１節）
神様を愛するために、あなたには必要な条件があります。
神様からたっぷりと愛されることなくして、神様を愛することはできないのです。
愛をたっぷり受け取ってはじめて、愛することができるのです。

いま、イエスさまの十字架によって、あなたは無条件で愛されています。
これから与えられるということではなく、すでに、与えられているのです。
この事実に十分に気をつけて、イエスさまの愛の中で生きましょう。
そして、その愛をもって、あなたの主、神様を愛しましょう。