ゴスペルハウスコミュの「私は、乏しいことがありません」

ゴスペルハウスメッセージ 2015.01.03
「私は、乏しいことがありません」

詩篇第２３篇ダビデの賛歌

主は私の羊飼い。
私は、乏しいことがありません。
主は私を緑の牧場に伏させ、
いこいの水のほとりに伴われます。
主は私のたましいを生き返らせ、
御名のために、私を義の道に導かれます。
たとい、死の陰の谷を歩くことがあっても、
私はわざわいを恐れません。
あなたが私とともにおられますから。
あなたのむちとあなたの杖、
それが私の慰めです。
私の敵の前で、あなたは私のために食事をととのえ、
私の頭に油をそそいでくださいます。
私の杯は、あふれています。
まことに、私のいのちの日の限り、
いつくしみと恵みとが、私を追って来るでしょう。
私は、いつまでも、主の家に住まいましょう。
（ゴスペルハウス２０１５年間聖句）

今回も、元旦礼拝に引き続き、年間聖句からのメッセージです。
ここで、「私は、乏しいことがありません」と、はっきりと断言しています。
英語では、I shall not want. とあります。
乏しいことがない生活、I shall not want.な人生、それは、ありうるのでしょうか。

ある老人は、株取引で莫大な財産を築きました。
それは、彼が毎日使い続けていても、死ぬまでに使い切れないような金額です。
しかし、彼はもっと利益を求め、ついには、違法な取引で逮捕・投獄されてしまったのです。
莫大な財産があっても、彼はまだ足りなさを感じていたのです。
人間の欲望と不安は、まるで、底なし沼のようです。

しかしこれは、キリスト者にとって、対岸の火事ではありません。
イエスさまの十字架によって、神様に赦され、救われているのに、欲望と不安の底なし沼にハマってしまうのです。
もっと商売を成功させたい、もっと人間関係の達人になりたい、もっと有名に、もっと尊敬されて、・・・欲望は尽きません。
もっと楽をしていたい、もっと怠けたい、ありますね。
さらには、「何だかわからないけど、足りない」まで。

いったい、何が乏しさの原因なのでしょう。

それは、大切にするものの順位を間違えているからです。
本当に満たすべきもので人生を満たしていないからです。

男性の多くは、思春期・青年期に好意を持った女性に対して、こう思うことがあります。
「あの子と付き合えるなら、死んでもいい」
こんなことを、まじめに思ってしまうのです。
死んだら付き合うこともできないのに、それほどまでに好きになってしまうのです。
もちろん、そのほとんどが錯覚・幻覚なのですが、そのときは本気で恋愛に人生をかけると思っているのです。

さて、本当にあなたの人生を満たすべきものは、何でしょう。
あなたが一番に大切にしなければならないことは、何でしょう。
あなたは、もう、知っているはずです。
本気で、そう生きてみませんか。

そう、それはイエスさまとともに住まうことです。
神様の愛の中に、しっかりと生きることです。
そして、イエスさまの十字架によって、あなたは、すでにそれらを得ているのです。

あなたは、神様に愛され、受け入れられているのです。
あとは、愛する神様とともに生きる、その順位を、第１位にするだけなのです。
そうすれば、You shall not want!
「私は、乏しいことがありません」が、あなたの人生に実現するのです。