2-4節は、人間の無知を明言します。 神様の大きさ、深さ、高さ、永遠に対して、人間はまったく及ばず、知ることすらできないのです。 「あなたは確かに知っている。」(4節)とありますが、新共同訳聖書では「その名は何というのか。その子の名は何というのか。あなたは知っているのか。」、英語の聖書でも「What is His name, and what is His Son's name,If you know?」(NKJV)となっています。 知っているという肯定と、知っているのかという疑問と否定、どちらの訳が文脈に合うのかは、意見の分かれるところでしょうが、神様のすべてを人間が知っているわけではないことは、明らかです。 ヨブ記にも、次のような記述があります。 「わたしが地の基を定めたとき、あなたはどこにいたのか。分かっているなら、告げてみよ。」(ヨブ38:4) 「地の広さを見極めたことがあるか。そのすべてを知っているなら、告げてみよ。」(ヨブ38:18)
【参考聖書箇所】 「その名は何というのか。その子の名は何というのか。あなたは知っているのか。」(4節・新共同訳) 「その名は何か、その子の名は何か、ということも あなたは知っているはず。」(聖書協会共同訳) 「What is His name, and what is His Son's name,If you know?」(NKJV) 「What is his name, and the name of his son? Tell me if you know!」(NIV)