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ゴスペルハウスコミュの「アグルの祈り」2023.09.30

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ゴスペルハウスメッセージ 2023.09.30
「アグルの祈り」箴言30:1-9

1 マサの人ヤケの子アグルのことば。イティエルに告げ、イティエルとウカルに告げたことば。

2 まことに、私は粗野で、人ではない。私には人間としての分別がない。
3 私はまだ知恵も学ばず、聖なる方の知識も持っていない。
4 だれが天に上り、また降りて来たのか。だれが風を両手のひらに集めたのか。だれが水を衣のうちに包んだのか。だれが地のすべての限界を堅く定めたのか。その名は何か、その子の名は何か。あなたは確かに知っている。

5 神のことばは、すべて精錬されている。神は、ご自分に身を避ける者の盾。
6 神のことばに付け足しをしてはならない。神があなたを責めて、あなたが偽り者とされないために。

7 二つのことをあなたにお願いします。私が死なないうちに、それをかなえてください。
8 むなしいことと偽りのことばを、私から遠ざけてください。貧しさも富も私に与えず、ただ、私に定められた分の食物で、私を養ってください。
9 私が満腹してあなたを否み、「主とはだれだ」と言わないように。また、私が貧しくなって盗みをし、私の神の御名を汚すことのないように。

箴言は、全31章です。
その中で、今週の聖書箇所にある30章7-9節は、箴言の中にある唯一の祈りと言われている箇所です。
今日はここから、「アグルの祈り」というテーマで、御言葉を開きましょう。

箴言の29章までは、ソロモン以外の言葉であることが明記されていません。
で、ソロモンの箴言って言われるわけです。
しかし、巻末の30-31章は、アグル(30章)、レムエル(31章)と、まったく別の人の言葉です。
「マサの人」が土地を表すなら、両者ともに異邦人ということも言えます。
しかし、アグルもレムエルもヤケもイティエルもウカルも、この箇所以外に聖書に記述がないので、詳しいことはわかりません。
謎な人、と言ってもいいでしょうね。

29章までの文体は、2行が対になっているものが多かったのに対して、30章に入ると、スタイルがガラッと変わります。
まるで、別の書簡のようでもあります。
まあ、作者(記者)が別人になったのだから、当たり前かもしれません。

2-4節は、人間の無知を明言します。
神様の大きさ、深さ、高さ、永遠に対して、人間はまったく及ばず、知ることすらできないのです。
「あなたは確かに知っている。」(4節)とありますが、新共同訳聖書では「その名は何というのか。その子の名は何というのか。あなたは知っているのか。」、英語の聖書でも「What is His name, and what is His Son's name,If you know?」(NKJV)となっています。
知っているという肯定と、知っているのかという疑問と否定、どちらの訳が文脈に合うのかは、意見の分かれるところでしょうが、神様のすべてを人間が知っているわけではないことは、明らかです。
ヨブ記にも、次のような記述があります。
「わたしが地の基を定めたとき、あなたはどこにいたのか。分かっているなら、告げてみよ。」(ヨブ38:4)
「地の広さを見極めたことがあるか。そのすべてを知っているなら、告げてみよ。」(ヨブ38:18)

アグルは、神様の大きさと、自分自身の小ささ、すべての人間の小ささを知っていた人だったのです。
これは大切なことです。
もし、これを知らないでいると、神様を自分の召使いにしたくなります。
自分の理解の中に、自分のルールや自分の支配の中に、神様を閉じこめたくなるのです。
これは、神様に対しても、また、人間同士に対しても、争いや悲劇の原因になるものです。

アグルは続けます(5-6節)。
神様の言葉は完全で、力があり、信じる人たちのための盾です。
神様は、愛を注いでくれる方なのです。
その言葉は、1つも欠けさせても、付け加えても、いけないのです。
詩篇18章30節、申命記4章2節、12章32節、黙示録22章18-19節などと、アグルは同じ思いなのです。

アグルは、神様の言葉を大切にし、その力強さ、その確かさを知り、信じた人なのです。
神様の前に、神様の言葉の前に、まっすぐに立って、受け止め、受け入れた人なのです。

そんなアグルの祈りが、7-9節です。
彼が願ったのは、8節に書かれている、2つのことがらです。
「むなしいことと偽りのことばを、私から遠ざけてください。」
「貧しさも富も私に与えず、ただ、私に定められた分の食物で、私を養ってください。」

「むなしいことと偽りのことばを、私から遠ざけてください。」
これは、誠実であるということ、ウソのないことです。
だれに対しても、つまり、神様に対しても、他人に対しても、自分自身に対してもです。
ただ一人の神様を信じている彼にとっては、その存在を確信し・確認している彼にとっては、虚しいこと・偽りとは、神様以外を神様とすること、つまり偶像崇拝です。
アグルは、ただ一人の神様が神様であることを自分の人生の土台にしていたいのです。
神様を神様とし、神様の御心の中で、御手の中で、愛の中で生きたいのです。
他に神様はいない、神様の御心が、自分の人生に実現してほしい。
「十戒」の前半、「主の祈り」の前半に通じる、アグルの祈りです。

「貧しさも富も私に与えず、ただ、私に定められた分の食物で、私を養ってください。」
これは、神様に養われたいという願いです。
神様が与える分で、貧しさも富もなく、過不足なく、生かされたいのです。
理由は、9節に書いてあります。
神様を裏切らないため、貪欲に振り回されないためです。

出エジプト記の16章に、マナが初めて降った記述があります。
モーセが、「その日の分だけ、次の日に残さないで」というのに、残してしまう人が出てきます。
マナは翌日には腐って、モーセは怒ります。
「6日目には2日分取って、7日目にはマナは降らないから」という言葉にも関わらず、7日目に探しに出る人が出て、また怒られます。
しかし、40年間の毎日の繰り返しの中で、マナに対する民の貪欲はなくなりました。
神様の与える分に不足はなく、神様に養われ続けたのです。
その実感は、薄れることはありません。
耕すことも刈り取ることもしない民が、40年間もマナを与え続けられたのですから。
これは、アグルの望みの1つの形でしょう。

毎日の必要を、神様が与えてください。
神様に、養われたいのです。
むさぼることもなく、うらやむこともなく、だれからも盗まないでいたいのです。
このアグルの願いは、「十戒」の後半と通じ、「主の祈り」の後半とも共通するものです。

アグルの祈りは、「十戒」(律法のおおもと)に生きるための願いでもあり、「主の祈り」(イエスさまが与えてくれた福音の祈り)と通じる祈りでもあったのです。
新約聖書・旧約聖書の枠を超えて、神様の愛の中で生き続けるための願いであり、祈りなのです。

そして、あなたのために、記され残された、言葉・願い・祈りでもあるのです。

そう、あなたも、求めていいんです。
願っていいんです。
祈っていいんです。
神様を神様として生きる人生を。
神様の愛の中で生き続ける人生を。

十戒に思いを馳せてもいいし、主の祈りでもいいし、アグルの祈りでも構いません。
もちろん、あなた自身の祈りでも、大丈夫です。
誠実な神様は、あなたの祈りを、本当の祈りに、本物の祈りに、真実の祈りに、してくれるのですから。

あなたのためにお祈りします。


【参考聖書箇所】
「その名は何というのか。その子の名は何というのか。あなたは知っているのか。」(4節・新共同訳)
「その名は何か、その子の名は何か、ということも あなたは知っているはず。」(聖書協会共同訳)
「What is His name, and what is His Son's name,If you know?」(NKJV)
「What is his name, and the name of his son? Tell me if you know!」(NIV)

ヨブ
38:1 主は嵐の中からヨブに答えられた。
38:2 知識もなしに言い分を述べて、摂理を暗くするこの者はだれか。
38:3 さあ、あなたは勇士のように腰に帯を締めよ。わたしはあなたに尋ねる。わたしに示せ。
38:4 わたしが地の基を定めたとき、あなたはどこにいたのか。分かっているなら、告げてみよ。
38:18 地の広さを見極めたことがあるか。そのすべてを知っているなら、告げてみよ。
39:1 あなたは岩間の野やぎが子を産む時を知っているか。雌鹿が子を産むのを見守ったことがあるか。
39:2 あなたはこれらがはらんでいる月を、数えることができるか。それらが子を産む時を知っているか。


詩篇
18:30 神その道は完全。主のことばは純粋。主はすべて主に身を避ける者の盾。

申命記
4:2 私があなたがたに命じることばにつけ加えてはならない。また減らしてはならない。私があなたがたに命じる、あなたがたの神、主の命令を守らなければならない。
12:32 あなたがたは、私があなたがたに命じるすべてのことを守り行わなければならない。これにつけ加えたり減らしたりしてはならない。

黙示録
22:18 私は、この書の預言のことばを聞くすべての者に証しする。もし、だれかがこれにつけ加えるなら、神がその者に、この書に書かれている災害を加えられる。
22:19 また、もし、だれかがこの預言の書のことばから何かを取り除くなら、神は、この書に書かれているいのちの木と聖なる都から、その者の受ける分を取り除かれる。

☆主の祈り
天にまします我らの父よ。
願わくは御名をあがめさせたまえ。
御国を来たらせたまえ。
みこころの天になるごとく、地にもなさせたまえ。
我らの日用の糧を今日も与えたまえ。
我らに罪を犯すものを我らが赦すごとく、我らの罪をも赦したまえ。
我らを試みにあわせず、悪より救いいだしたまえ。
国と力と栄えとは、限りなく汝のものなればなり。
アーメン。

☆十戒
第1戒「あなたには、わたしのほかに、ほかの神々があってはならない。」
第2戒「あなたは、自分のために、偶像を造ってはならない。」
第3戒「あなたは、あなたの神、主の御名を、みだりに唱えてはならない。」
第4戒「安息日を覚えて、これを聖なる日とせよ。」
第5戒「あなたの父と母を敬え。」
第6戒「殺してはならない。」
第7戒「姦淫してはならない。」
第8戒「盗んではならない。」
第9戒「あなたの隣人に対し、偽りの証言をしてはならない。」
第10戒「あなたの隣人の家を欲しがってはならない。」


申命記
8:10 あなたが食べて満ち足りたとき、主がお与えくださった良い地について、あなたの神、主をほめたたえなければならない。
8:11 気をつけなさい。私が今日あなたに命じる、主の命令と主の定めと主の掟を守らず、あなたの神、主を忘れることがないように。
8:12 あなたが食べて満ち足り、立派な家を建てて住み、
8:13 あなたの牛や羊の群れが増え、銀や金が増し、あなたの所有物がみな豊かになって、
8:14 あなたの心が高ぶり、あなたの神、主を忘れることがないように。

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