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ゴスペルハウスコミュの「キリスト教会の誕生」2023.08.12

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ゴスペルハウスメッセージ 2023.08.12
「キリスト教会の誕生」使徒15:1-11

1 さて、ある人々がユダヤから下って来て、兄弟たちに「モーセの慣習にしたがって割礼を受けなければ、あなたがたは救われない」と教えていた。
2 それで、パウロやバルナバと彼らの間に激しい対立と論争が生じたので、パウロとバルナバ、そのほかの何人かが、この問題について使徒たちや長老たちと話し合うために、エルサレムに上ることになった。
3 こうして彼らは教会の人々に送り出され、フェニキアとサマリアを通って行った。道々、異邦人の回心について詳しく伝えたので、すべての兄弟たちに大きな喜びをもたらした。
4 エルサレムに着くと、彼らは教会の人々と使徒たちと長老たちに迎えられた。それで、神が彼らとともにいて行われたことをすべて報告した。
5 ところが、パリサイ派の者で信者になった人たちが立ち上がり、「異邦人にも割礼を受けさせ、モーセの律法を守るように命じるべきである」と言った。
6 そこで使徒たちと長老たちは、この問題について協議するために集まった。
7 多くの論争があった後、ペテロが立って彼らに言った。「兄弟たち。ご存じのとおり、神は以前にあなたがたの中から私をお選びになり、異邦人が私の口から福音のことばを聞いて信じるようにされました。
8 そして、人の心をご存じである神は、私たちに与えられたのと同じように、異邦人にも聖霊を与えて、彼らのために証しをされました。
9 私たちと彼らの間に何の差別もつけず、彼らの心を信仰によってきよめてくださったのです。
10 そうであるなら、なぜ今あなたがたは、私たちの先祖たちも私たちも負いきれなかったくびきを、あの弟子たちの首に掛けて、神を試みるのですか。
11 私たちは、主イエスの恵みによって救われると信じていますが、あの人たちも同じなのです。」

今日は、「キリスト教会の誕生」というテーマで、御言葉を開きます。
「あれ?キリスト教会の誕生日って、ペンテコステの日じゃなかったっけ?」と思う方もいるでしょう。
実際、毎年のペンテコステ礼拝では、「キリスト教会の誕生日」という言葉を何回も使ってきました。
たしかにあの二千年前のペンテコステの日、聖霊に満たされた弟子たちの言葉で、また、ペテロの説教を通して、三千人もの人たちが仲間に加わり、キリスト教会が誕生しました。
ただ、そこにいた人たちの多くはユダヤ人で、教会としての成り立ちとしては、「ユダヤ人の中でイエスさまを救い主と信じた人々」と言っていいものでした。
ユダヤ教の中のイエス・キリスト派的なものとも言えます。
使徒2:5-6,6:1などが、それらを示しています。

ところが、今週の聖書箇所の場面、この話し合いは「エルサレム会議(紀元49年頃)」とも言われますが、その結果、ユダヤ人だけでなく、異邦人が異邦人のまま加わることのできるキリスト教会、ユダヤ教を飛び出したキリスト教会が誕生したのです。
だから、ペンテコステの日と同じように、この日もキリスト教会の誕生日なのです。

きっかけは、パウロが伝道していたアンティオキアに、ユダヤ人信徒がやってきて、「モーセの慣習にしたがって割礼を受けなければ、あなたがたは救われない」(1節)と教え始めたことです。
そして、パウロやバルナバと彼らの間に激しい対立と論争が生じて、エルサレム教会の使徒たちと話し合うためにパウロたちが来たのです。

パウロたちの異邦人伝道の報告を聞いても、「異邦人にも割礼を受けさせ、モーセの律法を守るように命じるべきである」(5節)と、主張する人たちもいました。
そんな中、ペテロが異邦人への神様の招きについて、自身の体験を話します。
そして、まとめ役のヤコブが、決定を下しました。
「異邦人に割礼は強制せず、ユダヤ人の一部のルールを異邦人にも書き送る」(参照:使徒15:19-21) という内容でした。

割礼を異邦人の信徒にも強制しようとしていたユダヤ人信徒は、なぜ、そんなことをしたのでしょう。
また、少しのルールを異邦人にも課したエルサレム会議は、どんな意図があったのでしょう。

話は少し変わりますが、小学校で習う漢字は「教科書体」という書体の漢字です
ゴスペルハウスの週報も、教科書体のフォントなので、みなさもよくご存知でしょう。
小学校の漢字テストは、「はね」「とめ」などを教科書体の特徴と同じように書かなければ、正解にしてもらえません。
しかも、漢字の初心者・低学年について、やたらと厳しく採点されているような気がします。
「大」という字の最後の右へのはらいは、きちんと折り曲げないといけないとか。
「糸」という字の下の「小」の真ん中は、はねてはいけないとか。
「女」という字の「ノ」は「一」から上に突き出ていなければならないとか。
やたらと細かく、しかも、他の字体では許されているものさえ、チェックされるのです。

「それも指導です」という先生も、中にはいるでしょう。
しかし、実際の指導するための手引や通達には、別のことが書いてあります。
そこには要約すると「指導者は、教科書体の文字を教えること」そして「採点時には、他の字体や手書きと活字の違いも考慮して、広く認めること」とあるのです。
「はらい」「とめ・はね」などは、寛容に対応するとあるのです。
本質からずれない限り、一人ひとりの文字を、一人ひとりの正しさを、認めようという方針なのです。

そして、多くの先生たちは、教えるときや採点するときは厳しくしていますが、自分たちの文字(普段の板書や連絡帳などの文字)については、まったくゆるい基準で書いているのです。
本来は逆、「教える自らに厳しく、生徒の文字に寛容に」なのですが、残念なことです。

二千年前に、割礼を異邦人に強制しようとしたユダヤ人たちも同じなのではないでしょうか。
自分たちに課せられたルールを、他の人にも、特に弱い立場にいる人にも、押し付けようとしているのです。
それが、本質とは関係なくてもです。
「イエスさまの十字架が、罪の身代わりになり、贖い、赦し、救う」これが本質です。
割礼が罪を赦すわけでも、救うわけでもありません。

後輩・初心者に対する優越感、無意味なプライド、自分たちと同じになるような同調圧力。
そこには、愛はありません。
しかも、喜びもありません。
なぜなら、喜べることなら、強制するまでもないからです。
割礼の強制は、他者・弱者を愛することも、自分を喜ぶこともない人たちの行動です。
苦しみの中に、ストレスの中に、悔しさの中に、縛り付けられている人たちとも言えます。

私自身にとって、洗礼は喜びの記憶であり、解放の記憶です。
でも、他の人に強制したり、自慢したり、差別したりするものではないと思っています。
「受けてみたい」という人がいるなら喜びます。
せっかく、海のきれいな七ヶ浜に越してきたので、洗礼を受けたいという方は、ぜひご連絡ください。
でも「受けたくない」という人がいたとしても、決して、聖餐からはずしたり、ダメだなぁと思ったりはしません。

エルサレム会議では、異邦人に割礼は強制しないことに決まりました。
それは、初心者・弱者を、あなたのままで受け入れるという宣言、あなたのままで愛して受け入れるという決意です。
そして、少しのルールを異邦人にも課したのは、ユダヤ人クリスチャンへの配慮です。
それはつまり、苦しみやストレスに縛られている人たちへの愛、自分を喜ぶことができない人たちへの愛なのです。

こうして誕生したのが、異邦人を受け入れるキリスト教会です。
ユダヤ人の枠から飛び出したキリスト教会です。
そこには、無駄なプライドや、強制や、同調圧力はありません。
他者・弱者への愛、喜び、解放があり、それらはすべて、イエスさまの十字架から与えられるものです。

もし、この愛や喜びや解放が失われるなら、それは、イエスさまを脇に押しやってしまうことです。
人を愛することができない、自分を喜べない、支配したい、縛られ続けてしまう、そんなあなたがいるなら、することは一つです。
そう、あなたの真ん中に、イエスさまの十字架をすえるのです。
あなたが、イエスさまの血潮の滴る十字架のみもとに行くことです。

このいのちがけの愛をたっぷり受けて、あなたというキリストの体を、あなたというキリスト教会を、誕生させましょう。

あなたのためにお祈りします。



【参考聖書箇所】

使徒15:19-21
19 ですから、私の判断では、異邦人の間で神に立ち返る者たちを悩ませてはいけません。
20 ただ、偶像に供えて汚れたものと、淫らな行いと、絞め殺したものと、血とを避けるように、彼らに書き送るべきです。
21 モーセの律法は、昔から町ごとに宣べ伝える者たちがいて、安息日ごとに諸会堂で読まれているからです。」

使徒
2:5 さて、エルサレムには、敬虔なユダヤ人たちが、天下のあらゆる国々から来て住んでいたが、
2:6 この物音がしたため、大勢の人々が集まって来た。彼らは、それぞれ自分の国のことばで弟子たちが話すのを聞いて、呆気にとられてしまった。

6:1 そのころ、弟子の数が増えるにつれて、ギリシア語を使うユダヤ人たちから、ヘブル語を使うユダヤ人たちに対して苦情が出た。彼らのうちのやもめたちが、毎日の配給においてなおざりにされていたからである。

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