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太極拳最高コミュの簡化二十四式太極拳  116

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 太極拳の「型」あるいは[構え]のことを、「架子(かし)」または「架式」と呼びますが、その架子を正しく行うことによって、効果は際だってきます。
 太極拳の律動は、全身の協調から成り立っており、武術として身法、手法、歩法、眼法、手型、歩型で構成されてはいますが、動き自体は柔らかく舞を連想させる一挙手一投足であるということができます。その動作にはムダがなく、全体の動きの過程の中にあって、前後左右の動作と、体の内と外が連携して纏まりを見せ、組織的に統一されています。
 架子の第一は「鬆(ソン)」です。鬆をリラックスと解釈しただけでは未だしです。鬆は「ス」とも読みます。大根やゴボウの中に穴があいているあのスです。このスに気を通します。太極拳がスポーツと異なるのはここです。太極拳では意・気・血(けつ)といって、意で気を導き、気で血を導くのが要諦です。
 中国ではこの鬆に同じような意味の「放」をつけて、「放鬆(ハンソン)」という双音(そうおん)詞(し)にしてリラックスの意味合いを強めています。鬆を理解する場合「ゆるめる」というニュアンスだけでは不十分です。中国では鬆を緊の対義語として、帯などを緩める、握っていたものを放す、成り行きに任せる、力を抜くなどと解釈されていますが、太極拳の場合には少々異なった見方をします。
 「緩める」という言葉から連想するリラックスは、単に筋肉だけを緩めるというふうに受け取られがちですが、意識の力も抜きます。意識の力というのはおかしいですが、言語脳である左脳の働きを停止します。考えるというのは言葉で考えますから、その言葉を封じるわけです。

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