太極拳最高コミュの冷えは万病のもと　１９

３．食の在り方　続き
体を温める陽性の食べ物を列挙しますと、
?寒い地方でできた食べ物　　　例　　リンゴなと
?暖色の食べ物　　　　　　　　例　　黒、茶、赤、橙など
?身の締まった食べ物　　　　　例　　玄米、南瓜、自然薯など
?海で獲れた食べ物　　　　　　例　　海藻、魚、貝、甲殻類など
?地下にできる食べ物　　　　　例　　牛蒡、人参、蓮根など

　中国医学では、うつ病、分裂病などの精神病は、「冷え」や「湿気」から起きる陰性の病気とみなしています。陽性の太陽とは逆の、陰性の月の病気と見立てるわけで、インドでは精神病のことを「月の病」といい、英語でも気のふれた人のことをｌｕｎａｔｉｃ（ｌｕｎａ＝神話のルナ・月の女神）といっています。
　アメリカの精神科医Ｃ・ミラバイル博士が、１８年の間に４０００人の精神病患者を調べたところ、満月に精神発作を起こす人が多かったそうです。陰性の極致に至った月からの冷たい光に、誘発されたものと思われます。
　自殺者も例外ではないと思えるふしがあります。自殺者は寒い地域に多く、暑い地域には少ないのをみましても、冷えが人間の体に及ぼす影響が大きいことが分かります。
　健康な人でも、体が冷えている人の動きはぎこちなく、とっさの場合の反応も鈍いようです。運動選手の中にもよく怪我をする人がいますが、これなども十分に冷えを疑うことができます。食物を冷蔵庫の中に入れておけば硬くなりますし、水を冷やせば氷になり、寒いところでは手がかじかんで、いうことをきかなくなります。
　この地球上の物体は、冷やせば硬くなる性質を持っています。
　重ねて申し上げますが、ガン細胞は冷たいところが好きで、熱には弱いという結果がでており、３９．３℃以上になると死滅するといわれています。以上のことから、健康を保つには相応の体温が必要であることが分かります。