日本再生倶楽部コミュの【尖閣ビデオを全編公開せよ！】

　昨日、衆院予算委員会の要求に応じ政府が衆院に提出した尖閣ビデオ映像は、約６分間でしかなかった。実際に録画されている時間は、2時間40分間にわたり中国漁船の逃走の様子を克明に撮影され、中国漁船の船長が巡視船の乗組員に向かい、挑発的な行動を取る様子もあったと言われている。

　本日28日午前の参院内閣委員会で、自民党の西田昌司氏が「編集は国権の最高機関の権利を侵害する」と批判したのに対し、仙谷由人官房長官は「那覇地検が相当な範囲だと判断して、これなら出していいと国会に送った」と述べた。

　さらに柳田稔法相は参院法務委員会で、映像を編集した理由について「今後の海上保安庁の活動に支障が生じないようにしたいし、関係者の名誉や人権にかかわる情報は省きたい。公益上の必要性を考えたときに、6分50秒の映像を作成して出した方が妥当と判断した」と述べた。

　この尖閣事件では、様々な噂やデマなどが飛び交っている。先日の日曜日朝に放送されたフジテレビ『新報道2001』のなかで、石原都知事が役人から仄聞ですがと前置きし「海に落ちた海保職員を中国人が銛で突いた」と、注目の発言をおこなっている。

　あるいは未確認情報として、海上保安庁の職員4名が中国漁船から突き落とされ、1名が殉職され3名が怪我をしたとの話もある。日本政府は「海保に殉職者が出て、政府が中国のためにひた隠しにしている。」とまで、ネット上では真しやかに語られている。

　政府側の答弁では、まったく正当性も説得力もない。仙谷官房長官の発言にある那覇地検の判断とは、那覇地検が勝手に判断したのだろうか。柳田法相の答弁では政治関与があったようにも受け取れるではないか。

　さらに柳田法相の言わんとする「関係者の名誉や人権」とは、誰を指しているのだろうか。まさか犯罪者である中国人の名誉や人権が優先などとは思いたくもない。

　一切の先入観を捨て、事件の真相を日本国民のみならず全世界へ公開すべきであり、そのなかで事件の真相と日中友好を築き上げようと努力しなければ、永続的な「戦略的互恵関係」など絶対に未来永劫望むことは出来ない。

　仙谷官房長官は自ら「俺の発言を摘んで編集するな！」と、マスコミに対して言っていたではないか。尖閣の問題こそ、摘んで編集することなくビデオを全編公開すべきだろう。中国共産党も驚くような情報統制はやめろと言いたい。