日本再生倶楽部コミュの【金賢姫元工作員の来日】

　さまざまな憶測や批判の中、北朝鮮の金賢姫元工作員が昨日早朝に来日した。物々しい警戒の中、軽井沢にある鳩山元首相の別荘へ入った。拉致被害者に関わる新たな証言など、得られることは少ないかとは思う。

　金賢姫元工作員は大韓航空機爆破事件の実行犯であり、出入国管理法５条が定める上陸拒否事由にあたる。また、日本人「蜂谷真由美」名義の偽造旅券を所持しており、偽造公文書行使の容疑がある。

　このようななかで、特例措置として来日が可能となった。しかし、外国のメディアや国内でも、政府チャーター機での来日や、軽井沢の鳩山元首相の別荘滞在など、いわば国賓級の扱いに疑問を呈している。

　確かに人気の凋落が著しい、菅直人民主党政権の「パフォーマンス」であり、民主党が推し進めようとしている様々な「売国法案」の隠れ蓑と見るのは、うがった見方だろうか。さらには、菅首相が行おうとしている「日韓併合100周年」謝罪談話へ向けての韓国側の配慮なのだろうか。

　日韓併合は当時の世界情勢から比較し、日本ほど誠意ある植民地政策を行った列強はないことを忘れてはならない。日本本土の乏しい特別会計の中から各種インフラ整備、教育機関の設立等々まがりなりにも収奪などしてはいない。

　さらには、日韓基本条約締結後に支払われた有償・無償・民間併せて８億ドルの円借款は何だったのか。当時この金額は日本の外貨準備高の約半分に当たる膨大な金額であり、すべては国際条約上で解決済みの事である。

　日清戦争後、日本と清の間で締結した終戦の条約により、高麗は清から完全に独立した。その後の日露戦争勝利にて、ポーツマス条約によりロシアから韓国に対する優越権を承認された。その後、韓国を併合したが、日本は乗り気ではなかったのが真実だ。

　それを韓国では歴史の真実として、国民に教えていないどころか日帝に侵略され、歴史の清算は「日韓併合条約の源泉無効宣言」からなどと言い出すとは呆れ果ててしまう。

　逆に有史以来4000年近く中国に奴隷的支配をされてきた朝鮮を、解放してくれた日本に対し最大限の尊敬の念と敬意を払い、韓国は感謝を伝えるべきではないか。

　それが出来ないなら、在日特権に甘えることなく、日本に帰化するか朝鮮に帰るべきであろう。菅首相も歴史的検証をせず「日韓併合100周年」謝罪談話など、もってのほかであり将来にわたり禍根を残すことになるだろう。

　話がそれてしまったが、今回の金賢姫元工作員の来日は、多くの問題点があることは否めないが、日本人特有の「熱しやすく冷めやすい」性格の中で、ふたたび拉致問題が国民的な盛り上がりを促す契機となれば良いと考える。

　もう拉致被害者の家族には時間がない・・・

《参考資料》

「北朝鮮による日本人拉致問題」
http://www.rachi.go.jp/index.html