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誰かに見られてる   (1987)

原題;SOMEONE TO WATCH OVER ME
106分

監督: リドリー・スコット
音楽: マイケル・ケイメン

出演: トム・ベレンジャー
ミミ・ロジャース

ジェリー・オーバック
ジョン・ルビンスタイン
アンドレアス・カツーラス
トニー・ディベネデット
ジェームズ・E・モリアーティ
マーク・モーゼス
ダニエル・ヒュー=ケリー
ハーレイ・クロス

友人が殺されるのを目撃した令嬢クレア(ロジャース)。彼女を護衛することになったキーガン刑事(ベレンジャー)。命の危機を越えるうち、二人はやがて魅かれ合う。しかし、刑事には家庭が、二人の間には身分の違いがあった。ニューヨークの夜景を滑らかに下ってゆくカメラ、それに重なってスティングの歌う “Someone to Watch over Me”(原題であるジョージ・ガーシュウィンの名曲。CDシングルのみのリリース)が流れる冒頭から、この映画は全編、完全に美しい。無論サスペンス映画としても見事なセンスが光るが、何より、切なく、やるせない、大人の恋の映画として煌きを見せる。思えば、あの「ブレードランナー」もSFや、ましてや“ハード・ボイルド”などでは決してなく、明日をも知れない愛の映画だった。(何しろ、女しか殺せない主人公がヒーローである筈もない)その「ブレードランナー」から“メモリーズ・オブ・グリーン”(O.S.T.ではなくニュー・アメリカン・オーケストラのヴァージョン。因に、この曲は、ヴァンゲリスの『流氷源』からの流用)が劇中で使われている。ベレンジャーの妻・エリー役のブラッコは、特筆に値する素晴らしさ。

という風に映画データベースの記述に沿っていろいろと俳優、監督などを見ていくと今まで気にも留めていなかったことが浮かび上がってくる。 先ず、この映画、これで2日目か3回目だ。 大抵BBCテレビ局の深夜映画にかかっていてまともに初めから最後まで観たのはこれが初めてかもしれない。 それも4、3年に一度ぐらいに放映されているのをたまたまスイッチを入れて途中から見たりするからそうなるので、あるときには初めだけ、あるときには途中からという具合だ。 これを見てしまうのはベーレンジャーの LOVE AT LARGE(1989)と比べてしまうからだと思う。 Love at Large はもう10年以上前にテレビで見てそれをヴィデオに撮るようなこともなく、それも初めから観たかどうかも定かでないもののベーレンジャーの最良の洒落た探偵ものだと思うからだ。 それに、依頼されて直接、間接に女の保護を銃器をもって行う、というところ、音楽がいいという点で比較の対象になりそうでもある。 10年前の印象だけで言うのだから今度 Love at Large を見る機会があれば自分の眼の節穴加減が露呈するのかもしれない。 ベーレンジャーは好みの俳優でテレビの画面ではいろいろ見ていると思う。 ちなみに下記の映画を思い出すぐらいで他にもあるのかもしれないが、この人の困惑顔がいい。 近年はさすがにこのころの若い男前は過去となりそのほかの男優達と同じように全体に肉がついていてスピルバーグ製作、Into The West (2005)の西部劇のエピソードでは何処に出ていたのか記憶にない。 

DEADLY PURSUIT/SHOOT TO KILL (1987)
THE SUBSTITUTE (1996)
PLATOON (1986)
THE DOGS OF WAR (1980)
INTO THE WEST (2005) 
MAJOR LEAGUE (1989)

ここでの他の役者達も好感の持てる人たちだ。 ここでも好演のロレイン・ブラッコを記憶しているのはショーン・コネリーとのMEDICINE MAN(1991)だがもっと鮮やかに記憶にのこる演技をしたのがあるのだがどの映画だったのか思い出せない。 それにロジャースにしてももう約10年ほど前に私が嵌っていた X-Files のシリーズのなかで主演にからみ好演したのが思い出される。

監督のキャリアを見て今まで彼の作品を多く見ているのに驚いたのだが一覧してみると本作品は探偵もの、サスペンス、暴力などの要素がからむけれどそのトーンの甘さでは彼の後年の作風からして異色ではないのかと思う。 その風貌にマッチする殺人者を演じた役者、部長刑事を務めた役者もともにしばしば他の映画で犯罪に関連して味のある演技をみせる。 そういう意味では本作はもう20年も前のものなのだがベーレンジャーの皮で決めたファッションやパーティーでの上流階級の女達のファッションの中に当時をしのばせ苦笑を誘うものがあるが、ベーレンジャー、ロジャース、ブラッコの表情を充分楽しむのにはそんな瑣末なものは障害にはならない。 本作は初めから様々なショットが後で充分納得できるような丁寧なつくりになっているが最終的な決着、落とし前をつける道具、S&Wディテクティブモデル、32口径?の性能からして最後まで冷や汗を握らせる仕組みになっている。 ああいうものはよっぽど訓練していないと普通の人間ではああいう状況ではああは当らないからだ。 人は銃器では簡単に命を落とすこともあるが命中しても標的を止めることができないことも縷々あるのだ。

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