集え！ガチな映画感想家達よ！コミュのキサラギ

小栗旬、ユースケ・サンタマリア、小出恵介（パッチギ）、ドラドラ塚地そして香川照之

うーむキャストもすごい

話は如月ユキというＢ（Ｃ）級アイドルの１回忌にあつまったファンサイトのオフ会という設定の密室ドラマ。
回想シーンはカットバックとスチルを使って、時間を縮めるのに効果を上げている。
焼身自殺したアイドルの死の謎をファンサイトの常連、実はそれぞれ如月と濃い関係のある面々がそれぞれの記憶をつなぎ合わせていくことによって解明するという筋立て。

５人のそれぞれの個性が実にうまくさばかれ、なかなか陰影にとんだ「如月ユキ」の「実像」が浮き彫りになっていく。

意外な展開のみならず（ミステリ仕立てなので、この部分がダサかったらお話にならんが、ここは合格点）、最後の「救い」が実に心に迫る。
ほんとによかったなぁ家元
といってやれる結末に涙した。

めちゃめちゃド下手な如月ユキの歌に乗って５人が「ヲタ芸」で踊り狂うシーンがあるが、エンドロールで確認したところ振り付けは「ラッキー池田」（笑）。
けっこうなことである。

なかなかの名作だったのでおすすめであることよ。

コメント(3)

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[1] mixiユーザー 08月12日 08:34

写真をアップしようとしてわすれた

アゲとく

[2] mixiユーザー 08月20日 01:20

ひでさんのご指摘どおり、ミステリー・推理劇の形式をとっているので、「12人の優しい日本人」のような面白さがありました。「12人」は話し手の性格だとか話術などで、事実が変化してしまうと言う印象を受けましたが、「キサラギ」は話者の思い込みやら錯誤を修正しながら、真実を見出す＝登場人物全員の救済へとつながって行きます。
また、親子愛とか恋愛とか、臆面もなく語る映画が多いですが、それをテーマにしながらも、正面から扱わずに軽い調子と推理劇で緩和され、押し付けがましくないいい感動を与えてくれます。
最近の日本映画では良作だと思います。

[3] mixiユーザー 08月20日 17:58

ほんとに　いい映画でした
レスがついてうれしいわ

そうなんですよね
「救済」というのが重要なところなんで

私は最後に
「家元」が救われるところに
激しく涙しました

だって彼だけがあのままじゃ…
だったわけで…

それが最後に救われるところが
この映画の最大の太いメッセージがあるところであります

上段に振りかぶりもせず
声高に主張することもなく
じつにしみじみとした救済によって
みんな幸福になる
というのは、実によかったっす

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