ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

Gaia・ガイア 動物の世界コミュのカレイ目

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
●カレイ目 Pleuronectiformes とは、脊椎動物亜門条鰭綱の下位分類群で、硬骨魚類のグループの一つ。カレイやヒラメ、ウシノシタ、巨大なことで知られるオヒョウなどが分類される。体はごく薄く扁平で、海底で生活する。成魚では、両目が体の左右どちらか一方に偏っているのが大きな特徴である。美味な魚が多く、ヒラメやマツカワガレイなどは白身魚の高級魚である。ほとんどすべてが海水魚で、まれに淡水魚、汽水魚もいる。

カレイ目の魚の特徴は体が普通の魚のように左右対称ではないことで、通常は頭部の左右に1個ずつある目が、カレイ目の魚では、左右どちらか片側に、目が2個とも集まっている。このため体を側面から見ると、両目のある側(有眼側)と目がない側(無眼側)がある。

体は左右に扁平で、また一般に体高が高いため、楕円形に近い形をしているが、この平たい体を、水底で有眼側が上になるように横向きに倒して生活する。泳いで移動するときも有眼側を上、無眼側が下である。両目は幾分体から飛び出ており、周囲を見渡すことができる。体の有眼側には色素細胞が多く褐色〜黒色、一方、無眼側は白っぽい色をしていることが多い。

左右非対称なのは目の位置と体色だけではなく、内臓も無眼側に偏っており、口、歯も左右対称でない場合が多い。背ビレと尻ビレが非常に長く体の上縁と下縁のほぼすべてを覆う。特に背ビレは頭部から始まる。

このように左右非対称が特徴のカレイ目だが、生まれたばかりの仔魚は普通の魚と同じような左右対称の体をしている。カレイの仲間の卵は分離性浮遊卵で、沿岸から離れた沖合の表層で孵化する。仔魚は成長とともに変態を行い、片方の目が逆側に徐々に移動する。そして亜成体になる頃には、体は扁平になり、海底に着床する。この変態の過程で、沖合から沿岸に向かって接岸回遊を行うものもいる。成魚では鰾(ひょう、うきぶくろ)が消失し、海中を泳いで長距離を移動することはできない。


●ヒラメとカレイの違い
俗に「左平目(ひらめ)に右鰈(かれい)」といわれる通り、ヒラメとカレイ類では有眼側が左右逆になっていて、体の右側に目があるのがカレイ類、左側にあるのがヒラメである。別の言い方をすると、カレイやヒラメを目が上になるように置いたとき、頭が右向きになるとカレイ、左向きになるのがヒラメであるとされるが、例外もある。

ヌマガレイはカレイでありながら左向きになるし、ボウズガレイにいたっては左右が決まっていない。また、「平目は鰈より大きい」ともいわれるが、これにも例外がある。カレイの仲間のオヒョウは体長2m 、体重200kg に達するものもある。

例外のない両者の違いは口の大きさである。小魚やエビを主食にするヒラメの口は大きく歯が鋭いが、ゴカイやイソメ、環形虫を主食にするカレイの口は小さい。

生物学的には、視交差の仕方で区分けされる。ヒラメの場合、右目から左脳へと繋がる視神経が上にあるが、カレイは、左目から右脳へと繋がる視神経が上にある。


●分類
カレイ目には、およそ570 種が属する。カレイ目は、カレイやヒラメの仲間(カレイ亜目)、ウシノシタの仲間(ウシノシタ亜目)、ボウズガレイの仲間(ボウズガレイ亜目)と大きく3 つに分けられている。日本で食用魚として特になじみの深いカレイ類はカレイ亜目のカレイ科に含まれ、ヒラメはカレイ亜目ヒラメ科に属する。


●カレイ亜目 Pleuronectoidei
カレイ科 Pleuronectidae
科の説明はカレイを参照。目は原則的には右側(ヌマガレイなど目が左側にある例外もある)。マガレイ、マコガレイ、クロガレイ、クロガシラガレイ、アサバガレイ、シュムシュガレイ、プレイス、スナガレイ、アカガレイ、ソウハチ、オヒョウ、マツカワ、ホシガレイ、ババガレイ(ナメタガレイ)、イシガレイ、メイタガレイ、ムシガレイ、ヤナギムシガレイなど
ヒラメ科 Paralichthyidae
科の説明はヒラメを参照。目はすべて左側。ヒラメ、ガンゾウヒラメ、タマガンゾウビラメ、アラメガレイ、テンジクガレイ、メガレイなど
ダルマガレイ科 Bothidae
科の説明はヒラメを参照。海水産で、100 種以上を含む。目は左側。ダルマガレイ、トゲダルマガレイ、コウベダルマガレイなど
コケビラメ科 Citharidae
日本沿岸から、オーストラリア、インド洋、地中海などに数種がいる。鱗が大きく特徴的。種によって目のある側が異なる。

●ウシノシタ亜目 Soleoidei
ササウシノシタ科 Soleidae
科の説明はウシノシタを参照。目は右側。ササウシノシタ、シマウシノシタ、セトウシノシタ、ツノウシノシタ、ミナミウシノシタなど
ウシノシタ科 Cynoglossidae
科の説明はウシノシタを参照。目は左側。英名 Tonguefish。アカシタビラメ、オオシタビラメ、クロウシノシタ
アキルス科 Achiridae
英名 American sole
アキルス科は、南北アメリカ大陸沿岸に分布するグループで、30種ほどがいる。ほとんどが海水魚で、汽水、淡水に進入する種もいる。体高が高く体が円形に近い種が多い。背ビレと尻ビレは尾ビレとは連続しない。目は右側。

●ボウズガレイ亜目 Psettodoidei
ボウズガレイ科 Psettodidae
同種でも眼の左右は一定でない。

コメント(7)

[ 撮 影 日 ] 2007.11.11

[ 撮影場所 ] 品川エプソン水族館

[動物名など] ババガレイ
[ 撮 影 日 ] 2007.12.08

[ 撮影場所 ] 葛西臨海水族館

[動物名など] プレイス
[ 撮 影 日 ] 2008.01.06

[ 撮影場所 ] 品川水族館

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

Gaia・ガイア 動物の世界 更新情報

Gaia・ガイア 動物の世界のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング