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Gaia・ガイア 動物の世界コミュのオオカミ

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★オオカミ(フリー百科事典に画像追加)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%AA%E3%82%AB%E3%83%9F

●オオカミ(狼、英名:ウルフ = wolf)は、ネコ目(食肉目)イヌ科イヌ属に属する哺乳動物。広義には近接する種も含めることがあるが、通常はタイリクオオカミ(ハイイロオオカミ)種 (Canis lupus) に属する動物を指す。 イヌ属の近縁種としてアメリカアカオオカミ、コヨーテ、アビシニアジャッカル(エチオピアオオカミ)などがいる。★なお、従来はオオカミの近縁種とされていたイヌ(イエイヌ)については、近年ではオオカミの一亜種 Canis lupus familiaris とする見方が主流になりつつある。ただし、日常語としての「オオカミ」には、通例、イヌは含まれない。なお、イヌはオオカミが飼い馴らされて家畜化したものと考えられる。★日本で古来「狼」と呼ばれてきた動物はニホンオオカミであり、オオカミの1亜種だとされることが多い。★北半球に広く分布する。分布域が広いタイリクオオカミは多くの亜種に細分化される。現存の亜種は33(絶滅含め39亜種)に分類されてきたが、近年の研究で現存13亜種、絶滅2亜種への統合が提案されている。
★ホッキョクオオカミ(ツンドラオオカミ):ユーラシア北端部に分布。 グリーンランド北部と東部、クイーンエリザベス諸島、バンクス島、ビクトリア島に分布。
★アラビアオオカミ:アラビア半島に分布。非常に減少。
★メキシコオオカミ:メキシコ北西部に分布。アメリカアリゾナ州に再導入されている。生息地域ではロボとも呼ぶが、これはオオカミを指すスペイン語の一般名詞である。『シートン動物記』の狼王ロボもこの亜種。
★ロシアオオカミ:ウラル山脈に分布。正確な分布範囲はまだわかっていない。
★カスピオオカミ:コーカサス山脈、トルコとイランの一部に分布。
★エゾオオカミ:サハリン、北海道に本来分布。絶滅。
★ニホンオオカミ:北海道を除く日本に本来分布。絶滅。
★イタリアオオカミ:イタリアからアルプス南部に分布。
★エジプトオオカミ:オオカミの亜種の分布エジプトとリビアに分布。
★イエイヌ:いわゆる犬。愛玩動物やパートナーとして、主に人と共に生活しているために、世界中のあらゆる地域に分布している。野生の個体は極めて少ない。
★ヨーロッパオオカミ、シベリアオオカミ、チョウセンオオカミ:ヨーロッパ東部からロシア、中央アジア、シベリア南部、中国、モンゴル、朝鮮、ヒマラヤ地域に分布。非常に減少。
http://edit.photos.yahoo.co.jp/ph/katuuya2011/slideshow?.thema=10&.spd=n&.full=n&.dir=%2F949c&.src=ph&.view=t&.done=http%3A%2F%2Fphotos.yahoo.co.jp%2Fph%2Fkatuuya2011%2Flst%3F%26.dir%3D%2F949c%26.src%3Dph%26.view%3Dt&submit=%A1%A1%C1%AA%C2%F2%A1%A1
http://edit.photos.yahoo.co.jp/ph/katuuya2012/slideshow?.thema=10&.spd=n&.full=n&.dir=%2Fd845&.src=ph&.view=t&.done=http%3A%2F%2Fphotos.yahoo.co.jp%2Fph%2Fkatuuya2012%2Flst%3F%26.dir%3D%2Fd845%26.src%3Dph%26.view%3Dt&submit=%A1%A1%C1%AA%C2%F2%A1%A1

★シンリンオオカミ、アラスカオオカミ;カナダのオンタリオ州南東部とケベック州南部の小さな範囲に分布。コヨーテとの交雑が心配されている。 カナダ北西部、アメリカのモンタナ州北部に分布。現在分布を拡大している。
http://edit.photos.yahoo.co.jp/ph/katuuya2003/slideshow?.thema=10&.spd=n&.full=n&.dir=%2F2689&.src=ph&.view=t&.done=http%3A%2F%2Fphotos.yahoo.co.jp%2Fph%2Fkatuuya2003%2Flst%3F%26.dir%3D%2F2689%26.src%3Dph%26.view%3Dt&submit=%A1%A1%C1%AA%C2%F2%A1%A1

★グレートプレーンズオオカミ:アメリカ合衆国五大湖西岸、アラスカ南東部、カナダ東部、バフィン島に分布する。
★インドオオカミ:イスラエルからインドにかけて分布。非常に減少。

★肩までの体高60cm〜90cm、体重は大きい個体で50kgを超える。現生のイヌ科のなかで最大。高緯度ほど大きくなる傾向がある。一般に雌は雄の体重より10〜20%程度小さい。体色は灰褐色が多く、個体により白から黒まである。子供の時期は体色が濃い。北極圏に住む亜種はより白い。体毛は二層に分かれ保温や防水に優れ、夏毛と冬毛がある。歯式は3/3·1/1·4/4·2/3 = 42で、上顎には6本の門歯、2本の犬歯、8本の小臼歯、および4本の大臼歯があり、下顎には6本の門歯、2本の犬歯、8本の小臼歯、および6本の大臼歯をもつ。頭から鼻にかけての頭骨のラインはイヌより滑らかである。また、尾の付け根上部にスミレ腺を持つ。★オオカミは雌雄のペアを中心とした2〜20頭ほどの社会的な群れ(パック)を形成する。それぞれの群れは縄張りをもち、その広さは食物量に影響され100平方km〜1000平方kmに及ぶ。縄張り外から来た他のオオカミはたいてい追い払われる。★群れは雌雄別の順位制を伴い、通常は繁殖ペアが最上位であるが、順位はときに交代する。最上位から順にアルファ、ベータと呼び、最下位の個体をオメガと呼ぶ。順位は常に儀式的に確認しあい維持される。群れはたいてい繁殖ペアの子孫や兄弟で血縁関係にあることが多い。他の群れを出た個体が混ざることもある。★オオカミは肉食で、シカ、ヘラジカ、イノシシ、野生ヤギなどの有蹄類を狩る。また、げっ歯類などの小動物も食べる。餌が少ないと人間の生活圏で家畜や残飯を食べたりする。シカなど大きな獲物を狩るときは群れで行動し、長時間の追跡を行う。獲物の群れの弱い個体(病気、高齢、幼体)を捕まえることが多い。★最高速度の時速70kmなら20分間、時速30km前後まで速度を落とせば一晩中獲物を追い回すことができる。 捕らえた獲物を先に食べるのは上位の個体である。 狩りの成功率は10%以下で、何日間も食べられないことが多いため一度に大量の肉を食べることが可能である。 ★繁殖は一夫一妻型で群れの最上位のペアのみが行うが、例外的に他の個体が繁殖することもある。交尾期は年1回で冬季に行われれる。妊娠期間は60〜63日、平均4〜6頭の子を産む。雌は巣穴を作りそこで子育てを行う。父親や群れの仲間も子育てを手伝う。 子は目が開くのは12〜14日、20〜24日で動きまわれるようになり、群れを認識する社会性が育つのは20〜77日の間でこの間に離乳する。固形食は大人が吐き戻して与える。8週ほどで巣穴を離れるようになる。子は1年も経てば成体と同じ大きさになるが、性的に成熟するには2年ほどかかる。成熟したオオカミは群れに残るか、群れを出て配偶者を見つけ新たな群れを形成する。★オオカミはボディランゲージ、表情、ほえ声などで群れの内外とコミュニケーションを取る。表情やしぐさは群れの順位を確認する際に良く使われる。遠吠えは、群れの仲間との連絡、狩りの前触れ、縄張りの主張などの目的で行われ、それぞれほえ方が異なるといわれる。合唱のように共同で遠吠えすることもある。★子供時代の死亡率が高いが、成熟個体は野生で6〜9年ほど生きると言われる。飼育下では16年ほど生きる。★オオカミは家畜を襲う害獣として駆逐され、絶滅してしまった地域がある。そのような地域では、天敵を失った大型の草食動物が増加し、地域の植物を食べてしまう。その結果、オオカミの絶滅の前後で生態系に変化が生じている。撹乱された生態系を以前のものに戻す試みとして、アメリカ合衆国のイエローストーン国立公園では、絶滅したオオカミを再び導入し、成功を収めた。日本においても同様の試みを提唱する人々もいる。ニホンオオカミ絶滅の弊害と復活計画
■日本のオオカミは日本固有のオオカミのうち、本州・四国・九州に分布していたものは、ニホンオオカミ(Canis lupus hodophilax または Canis hodophilax)と呼ばれる。ニホンオオカミは1905年に奈良県鷲家口(わしかぐち)にて捕獲された若いオスの個体を最後に目撃例がなく、絶滅したと見られる。頭骨はある程度残っているが、剥製や全身骨格の標本は極めて少なく、国内では数点しか知られていない。国外では、鷲家口で捕獲された個体の仮剥製と頭骨が、大英博物館に保管されている。また、シーボルトが長崎の出島で飼育していたニホンオオカミの剥製1体が、オランダのライデン自然史博物館に保存されている。一方、北海道およびサハリン・千島に生息した大型の亜種は、エゾオオカミ (Canis lupus hattai) と呼ばれるが、明治以降、入植者による駆除により数が激減し、これに、主要なエサであったエゾジカの、1879年の大雪による大量死が重なった結果、1900年ごろに絶滅したと見られる。日本では古代からオオカミを神として祀っていた地域も存在した(三峰神社の狛犬がオオカミであるなど)ものの、江戸時代中期頃から日本にも流入してきた狂犬病の拡大がオオカミ駆除の動きに拍車をかけたと言われている。

■ネブラスカオオカミまたはグレートプレーンズオオカミ(学名 Canis lupus nubilus)は、食肉目イヌ科に属するオオカミの亜種の一つ。カナダからテキサス州に至る大平原地帯(グレートプレーンズ)に生息していた。アメリカ合衆国中部では絶滅したが、現在は五大湖西岸地域[1]からカナダに分布する。中型のオオカミで、体長140-200cm、体重27-50kg前後。体毛は明るい灰色だが、白いものもある。★インディアンはオオカミに対して畏敬の念を持っていた。しかし、そのような文化を持たないヨーロッパからの移住者の到来によって事態は変わった。ネブラスカオオカミが家畜を襲ったことから、人間はオオカミを害獣としてさかんに駆除の対象とした。一般的な方法はバイソンの死体に猛毒のストリキニーネを仕込んでおくものであったが、同じくバイソンの肉を食料とするワシやカラス、コヨーテ、果てはインディアンまでが巻き添えとなった。平原インディアンはバイソンを生活の糧としていたのである。他にも銃や罠も駆除に用いられた。さらには、駆除に賞金がかけられ、ネブラスカオオカミの減少を促すこととなった。★1973年に絶滅危惧種法が制定され、ミネソタ州北部に生息していた数百頭、およびRoyale島(スペリオル湖にある島:ミシガン州)の数頭が保護の対象になった[2]。その後の生息数回復活動とカナダからの移入によって、生息数を増やすことに成功した。2007年1月29日、魚類野生生物管理局は五大湖西岸地域と北ロッキー山脈地域(シンリンオオカミCanis lupus occidentalis)のオオカミを、絶滅危惧種法の対象から外すことを発表した。★アメリカ合衆国魚類野生生物管理局による2006年生息数の調査は以下のとおり。
ミシガン州 - 434頭(Royale島の 30頭を除く)
ミネソタ州 - 3020頭
ウィスコンシン州 - 465頭
カナダ - シンリンオオカミCanis lupus occidentalisと合わせて5万-6万頭
★『シートン動物記』に登場する狼王ロボはネブラスカオオカミである」と言う記述が見られることがある。しかしながら、シートンと狼王ロボの対決はメキシコオオカミの生息地域であったニューメキシコ州を舞台とすることから、狼王はネブラスカオオカミではなくメキシコオオカミであると考えられる。


以上がオオカミの概要である(フリー百科より)
またオオカミ関連のお奨めサイトとしては

ウルフ・ネットワーク・ジャバンのHP
http://homepage2.nifty.com/~wolf/index.html
オオカミ情報ライブラリー
http://www.ne.jp/asahi/canis/lupus/

コメント(79)

2007.08.14群馬サファリパーク

シンリンオオカミ
2007.08.14群馬サファリパーク

シンリンオオカミ
2007.08.14群馬サファリパーク

シンリンオオカミ
2007.08.14群馬サファリパーク

シベリアオオカミ
●オオカミは辺境警備隊と仲良し!戯れる可愛い姿―新疆・クムル地区 9月8日20時55分配信 Record China


2007年9月7日、新疆ウイグル自治区クムル(哈密)地区アラトゥルク(伊吾)県で辺境警備隊の若い武装警官がオオカミと戯れていた。今年6月、辺境警備隊の隊員が任務執行中に弱っている子オオカミを見つけ、兵営に連れて帰り面倒を見た。オオカミは元気になり、そのまま住みつくようになったという。今ではすっかり隊員たちになつき、よく一緒に仲良く遊んでいるのだとか。同警備隊では今までにも野生のラクダ、アイベックス(ヤギ)、クロハゲワシなどの国家保護動物も助けたことがあるという。
2007.09.22東山動物園

シンリンオオカミ
2007.09.22東山動物園

シンリンオオカミ
2007.09.22東山動物園

シンリンオオカミ
2007年10月28日 13:06 甲ちゃん


多摩動物公園のヨーロッパオオカミを今、見学中です。30分以上は見てます。
[ 撮 影 日 ] 2007.10.28

[ 撮影場所 ] 多摩動物公園

[動物名など] ヨーロッパオオカミ
[ 撮 影 日 ] 2007.10.28

[ 撮影場所 ] 多摩動物公園

[動物名など] ヨーロッパオオカミ
[ 撮 影 日 ] 2007.10.28

[ 撮影場所 ] 多摩動物公園

[動物名など] ヨーロッパオオカミ
[ 撮 影 日 ] 2007.10.28

[ 撮影場所 ] 多摩動物公園

[動物名など] ヨーロッパオオカミ
[ 撮 影 日 ] 2007.10.28

[ 撮影場所 ] 多摩動物公園

[動物名など] ヨーロッパオオカミ
[ 撮 影 日 ] 2007.10.28

[ 撮影場所 ] 多摩動物公園

[動物名など] ヨーロッパオオカミ
[ 撮 影 日 ] 2007.10.28

[ 撮影場所 ] 多摩動物公園

[動物名など] ヨーロッパオオカミ
[ 撮 影 日 ] 2007.10.28

[ 撮影場所 ] 多摩動物公園

[動物名など] ヨーロッパオオカミ
[ 撮 影 日 ] 2007.10.28

[ 撮影場所 ] 多摩動物公園

[動物名など] ヨーロッパオオカミ
[ 撮 影 日 ] 2007.10.28

[ 撮影場所 ] 多摩動物公園

[動物名など] ヨーロッパオオカミ
[ 撮 影 日 ] 2007.10.28

[ 撮影場所 ] 多摩動物公園

[動物名など] ヨーロッパオオカミ
[ 撮 影 日 ] 2008.01.13

[ 撮影場所 ] 神戸市立王子動物園

[動物名など] シンリンオオカミ
[ 撮 影 日 ] 2008.01.13

[ 撮影場所 ] 神戸市立王子動物園

[動物名など] シンリンオオカミ
[ 撮 影 日 ] 2008.01.13

[ 撮影場所 ] 神戸市立王子動物園

[動物名など] シンリンオオカミ
[ 撮 影 日 ] 2008.01.13

[ 撮影場所 ] 神戸市立王子動物園

[動物名など] シンリンオオカミ
[ 撮 影 日 ] 2008.01.13

[ 撮影場所 ] 神戸市立王子動物園

[動物名など] シンリンオオカミ
[ 撮 影 日 ] 2008.01.13

[ 撮影場所 ] 京都市動物園

[動物名など] チョウセンオカミの剥製
[ 撮 影 日 ] 2008.01.13

[ 撮影場所 ] 天王寺動物園

[動物名など] チュウゴクオオカミ
[ 撮 影 日 ] 2008.01.13

[ 撮影場所 ] 天王寺動物園

[動物名など] チュウゴクオオカミ
[ 撮 影 日 ] 2008.01.13

[ 撮影場所 ] 天王寺動物園

[動物名など] チュウゴクオオカミ
[ 撮 影 日 ] 2008.01.13

[ 撮影場所 ] 天王寺動物園

[動物名など] チュウゴクオオカミ
[ 撮 影 日 ] 2008.01.13

[ 撮影場所 ] 天王寺動物園

[動物名など] チュウゴクオオカミ
[ 撮 影 日 ] 2008.01.13

[ 撮影場所 ] 天王寺動物園

[動物名など] チュウゴクオオカミ
[ 撮 影 日 ] 2008.01.13

[ 撮影場所 ] 天王寺動物園

[動物名など] チュウゴクオオカミ
[ 撮 影 日 ] 2008.01.13

[ 撮影場所 ] 天王寺動物園

[動物名など] チュウゴクオオカミ
[ 撮 影 日 ] 2008.01.13

[ 撮影場所 ] 天王寺動物園

[動物名など] チュウゴクオオカミ
[ 撮 影 日 ] 2008.01.13

[ 撮影場所 ] 天王寺動物園

[動物名など] チュウゴクオオカミ
[ 撮 影 日 ] 2008.02.11

[ 撮影場所 ] 多摩動物公園

[動物名など] ヨーロッパオオカミ



http://edit.photos.yahoo.co.jp/ph/katuuya2012/slideshow?.thema=10&.spd=n&.full=n&.dir=%2Fd845&.src=ph&.view=t&.done=http%3A%2F%2Fphotos.yahoo.co.jp%2Fph%2Fkatuuya2012%2Flst%3F%26.dir%3D%2Fd845%26.src%3Dph%26.view%3Dt&submit=%A1%A1%C1%AA%C2%F2%A1%A1
●高碕賞:ヨーロッパオオカミの飼育記録、多摩動物公園・熊谷さんに /東京
 ◇群れづくりと繁殖、6年間の奮闘記

 全国の動物園関係者が今年度、東京動物園協会発行の季刊誌「どうぶつと動物園」に発表した飼育観察記や写真などで最も優れた作品に贈られる第43回高碕賞に多摩動物公園南園飼育展示係、熊谷岳さん(31)のヨーロッパオオカミの飼育記録が選ばれた。童話に登場するオオカミは悪者の印象だが、群れ全体で子育てに協力する本来の姿を見てもらおうと、群れづくりと繁殖に努めた6年間の奮闘記だ。熊谷さんは「動物園の現場の人から支持された」と喜ぶ。

 高碕賞は東京動物園協会の会長在任中に亡くなった高碕達之助さんにちなみ、1965年に創設された。

 01年8月、モスクワ動物園から2頭のヨーロッパオオカミが多摩動物公園にやって来た。雄のロボ(1歳半)と雌のモロ(3歳)。野生で保護されたモロの警戒心は特に強かった。ライオンの飼育のようにしかることで管理しても、熊谷さん自身が群れのリーダーのように長時間接しても、人間への依存心が強まる一方で精神面の成熟が遅れ、最初の3年あまりは繁殖に結びつかなかった。

 試行錯誤の後、熊谷さんは飼育方針を180度転換し、エサを使った調教や飼育舎への強制入舎などをやめて2頭と距離を置くようにした。例えば、夕食後は飼育舎と放飼場を仕切る扉を開け、出入りを自由にした。

 05年3月初め、熊谷さんはモロの腹部の膨らみに気づいた。半信半疑で飼育舎に産箱を作り、その後は一切立ち入らない。3月22日に雄2頭、雌3頭が生まれた。06年4月に雄雌1頭ずつ誕生した時は、野生のオオカミと同様に放飼場に掘った巣穴で出産。07年5月の3度目の出産も巣穴で雄3頭、雌1頭が誕生した。過剰なストレスを与えなかったことが功を奏したという。

 熊谷さんは「種の性質や個体ごとの違いを理解することで、その動物の能力を引き出せることをヨーロッパオオカミから勉強させてもらった」と振り返る。今後は「多摩動物公園の立地を生かし、雑木林の中で群れで暮らす姿を見てもらいたい」と思う。新たな夢に向かい歩み始めた。

 22日午後2時から上野動物園西園動物園ホールで、熊谷さんの受賞記念講演会が開かれる。無料(入園料のみ)。問い合わせは東京動物園協会(03・3828・8235)

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