ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

Children Firstコミュの戦費と化すチョコレートの真実

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
おいしいチョコレートをたどると悲しい戦いに直面します。
カカオ貿易の統制や農家の保護をしてくれているはずの組合から戦費が生まれたり・・・ 
世界中で食べられているチョコが、血の流れる戦いにつながっているなんて涙

雑誌Forsight2007年9月号に気になる記事が載っていたので、ご紹介します。
NGOグローバル・ウィットネス研究員 マリア・ロペス氏の報告です。

ちょっと省略しながら書かせてもらいますパソコン
少し長いかもしれませんが、ぜひ読んでみてくださいexclamation

↓↓


 チョコレートの原料であるカカオの全世界供給量の四割がコートジボワール産で、このカカオがこの国の政治と紛争に深く関係している。
 
 2002年秋から内戦状態だったコートジボワールでは、中央政府と反政府勢力がそれぞれカカオ輸出から得た資金を武器調達に充ててきた。カカオはコートジボワールにとって石油に次ぐ輸出品目で、年間輸出額は14億ドル(総輸出額の35%)。 
 カカオの9割は政府が支配する南部(キリスト教多)で、1割は反政府勢力が支配する北部(イスラム教多)で栽培されている。

 筆者の所属するグローバルウィットネスは、コートジボワール政府が巧妙な仕組みでカカオ輸出業者から資金を得て、反政府勢力との戦闘費用に充ててきたことを詳細な証拠とともに明らかにした。

 政府側はローラン・バグボ大統領の仲間が牛耳る5つの国営団体。この大統領側団体の理事会には、カカオ・コーヒー輸出業組合も代表を送っている。この組合はアメリカやスイスの欧米企業も名を連ねている。
 グローバルウィットネスは、これらの国営団体が2001年にカカオ収入のうち2千万ドルを戦費として使えるよう政府に渡していたことをつきとめた。カカオ貿易の統制とカカオ農家の保護を本来の目的として設置された輸出業団体の金の使い道として適切でないことは明らかだ。

 政府側は、その2千万ドルに加えて業界団体から少なくともさらに3千8百万ドル(約70億円)を得て戦費に充てた。こうした資金の転用が行われたあと、2002年12月から翌年4月にかけて、コートジボワール全土で、子供を含む何百人もの市民が軍のヘリコプターなどからの攻撃を受けて殺されたり、裁判もなしに処刑されるなどの人権侵害が行われた。

 一方、反政府勢力FNが支配する北部でも、FNはカカオ輸出を統括する組織を作って独自の登録税を課した。2004年以降、FNは支配地区のカカオが南部の政府支配地域に出荷されないように目を光らせながら年間3千万ドルの登録税を収入として得てきた。この税金は北部地区の開発のためでなく闘争資金として使われてきた。

 カカオ収益の軍事資金化は政府・反政府勢力双方にとって知られたくない話であるため、この問題を追及する者は必ず脅しを食らうことになる。
 EUの命を受けてカカオ業界の監査を行っていたフランス人弁護士の誘拐や、カナダ人ジャーナリストの暗殺とおぼしき死など、不審な出来事が続いている。


 グローバル・ウィットネスは、コートジボワール産カカオと、それを含むチョコレートの不買運動を呼びかけているわけではない。私たちはカカオ輸出業者、とりわけ多国籍穀物商社に、誰にどれだけの税金を支払ったか明らかにするように求めている。そうすれば、不透明な金が武器調達資金に充てられる余地を少なくできるからだ。

 消費者も、原料がどこから来ているかチョコレート会社に尋ねることで、企業が紛争に手を貸さないよう圧力をかけることができる。

報告書の詳細はhttp://globalwitness.org/


コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

Children First 更新情報

Children Firstのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング