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真夜中の喫茶店コミュのオープンしました。

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今日からマスターになりますネムルイヌと申します。

今日はキリマンジャロが390円でのサービスになりますのでお召し上がりくださいませ。カレーはキリマンなので、シュリンプをよういしました。

では、雪もちらついていますので達磨ストーブに火を入れておきますね。

コメント(301)

ハワイアンな曲。。ハワイ行きたい。。
ナンバーズ買いに行かなきゃ。。

カランカラン。

「コーヒー下さい、その一番 右のコーヒー 1パック」


カランカラン。
始まってしまいましたね。

第五のトビラが、ココ以外にあったという事になります。

間に合わなかったってコトにはしたくないですね。

地下に行って確かめてきます。
まろぶねこ(ドロ)は正直うんざりしていた。
いつしかカウンターに座っていたその男が、意味不明な言を発し始めていたからだ。

(酔ってる様子はないのにな・・・)

「よぉ、ドロさんとか言ったよな。愛ってやつぁ一体全体何なんだろうな?」

さぁ・・・。ドロと呼ばれた青年は苦笑いしていたが、その客はまったく迷惑そうな空気を読むことなく続けた。

「この間ナンパした女と朝まで一緒だったんだがよ、一発やっちまうと途端にどうでも良くなっちまうもんでよ。ありゃあいったい何なんだろうなぁ。愛ってのはよう、永久不変のモンじゃあねえのか? そのヘンどうなってると思うよ?」

男のグラスに入った氷がカラリ、と音をたてた。ドロは相変わらず無表情を決め込んでいたが、あきらかに迷惑であると思ったことだろう。しかし男はさらに続ける。

「なんで結婚をする奴がいるんだろうな? 自由も仕事も責任も、何もかんも重石になるのによ。血を遺すためだとかいう奴がいるけどよ、男と女ってのはそれだけなら手当たり次第やっちまやあいいだけの話だろう。子供が欲しいだけで女ってのが存在するんなら、欲しい奴だけその種を貰う努力をすりゃあいい。そしてそうやって子供をつくった女達を国をあげてサポートすんのよ! 女は血を遺すことが出来るし、男は年中ハーレムだ! 俺が総理大臣ならそうするね、いや、確約してもいい!そう思わねえか」

男はそう言ってぐいっとグラスを煽った。薄暗いオレンジの光が男の喉を照らす。

「愛ってのは一体何なんだろうな。薄暗ぇ廊下を延々と歩かされてるみてえだ」

そう言って男は、ドロに酒の追加を目で訴えた。

何があったのかは聞くまい。ドロはそう思った。
オールド・クロウの18年モノを男のグラスに注ぐ。先刻からカウンターに陣取った男は、顔色ひとつ変えることなく淡々とグラスを空けていく。

(愛について語られてもな・・・)

僕は猛烈にカスクの効いた強い酒を飲みたくなった。
過去なんてものは、僕には無縁だ。

カウンターの男がまた愛について語り始めた。やれやれだ。
愛の伝道師。僕は彼をそう呼ぶことにした。
男は続けた。

「まあ、生きてるうちにやりたいことを全部マットウできりゃあそれにこしたことはねえがよ。そういかねえから人生は奥深ぇ。東にヤッてる男あれば「羨ましいねぇ!」と言って横取りし、西に夜鷹の女あれば「幾らだい?」と聞いたうえで値切り倒し、南にリゾートで浮かれた女子大生が居れば、ええと、なんだっけ・・・そうそう「茶ァだけで終われると思うなよ」と言い、北に病気もちの女が居れば・・・ととと、こいつはやべえ!あんたも近寄らねえこった!」

グイっと、男はまたグラスを空にした。バーテンのドロの顔に苦笑いが浮かぶ。

「おっと兄さん、後生だからトメネエでくれよ!俺は今愛について心底絶望してるんだ。だから、永遠に終わらねえ連鎖の糸をほどく糸口を探してるんだ。そ、そうだな!いうなれば俺こそは永遠の「愛の模索者」!そう、「愛の伝道師(見習い)」ってやつさぁ!」

檜の一枚板で作られたカウンターに頭から豪快に突っ伏すと、曇っていく視界に、ドロが苦笑する姿がかろうじて記憶された。
(殺るとか殺らねえとか、幾らで殺るとか云っていたが・・・物騒な男だな。仕草はいたって通常の中年男と変わらないと思えるが・・・ブラフにしては・・・何だかな)

男が・・・いや、愛の伝道師が突っ伏したのを見て、僕は慌ててオールド・クロウを入れる手を、止めた。
トビラは迷っていた。入ろうか帰ろうか、うん”!

カラン・・・・カラン・・・!

「こんばんわ、まだ大丈夫ですか?」

店内は静かだった。カウンターに一人、バーテンダーがこちらを見て「いらしゃいませ」と声をかけてくれた。

「こんな時間に申し訳ありませんが軽い食べ物とワインをお願いできますか?」

ドキドキしながら聞いたのに、軽く大丈夫とのサインを指で◎を作ってくれた。

「では、お任せでお願いします。」

カウンターの男は厨房になにやら指図してワインリストを持ってきた。

「今日初めての来店ですね」
「それでは当店自慢の始めてのお客様へのワインがありますので、そのワインで宜しいですか?」

「はい」

バーテンは嬉しそうに地下へと降りていった。

フーッ。ここがお爺ちゃんが経営していた店なんだ。突然の手紙で店を売ったから、少し旅に出るので心配するな。なんて突然の手紙でビックリしたけど。来て良かった。ワタシの場所も有りそうだし・・・・あの人が経営者なのかな?
コードニュ・キュベ・ラベントス・ブリュット。

僕は数あるウェルカム・ワインの中からこれを選んだ。

彼女が店に一歩踏み込んできたときから感じていた雰囲気から察するに、彼女がこの店に何らかの感情を抱いていることは理解できた。しかしながら、それがどういったものなのかまでは理解できよう筈もない。

コードニュ・キュベ・ラベントス・ブリュット。僕はこの瓶のもつ不思議な雰囲気が好きだ。たまに隠れて味見していたこの最後の一本を提供するのはとても惜しいことのように思えた。
しかしながら、僕にはこの酒が彼女の物であるだろうこともよく知っていた。
ある時、ふとした拍子に瓶の陰から滑り落ちた一枚の写真。
この瓶の裏に何気なく置かれた写真に写っていたのが、ほかでもない彼女自身であると、僕は思った。

知性を強く感じさせる優しげな老人。その隣には今よりも少し若い彼女が笑って、居た。

普通の客に出すウェルカム・ワインとはまさに一線を画するモノであったが、これは彼女に出すべきワインなのだろう。

至極残念ではあるが、笑ってお出しすることにする。
そうすればきっと乾杯くらいはつきあってもらえるかもしれない。

なんといってもウェルカム・ワインなのだから・・・。
チュゥ...全く人間って奴らは自分達の都合の良い事ばかり、言いやがって...おっと、紹介が遅れたかな、この店の煤けた壁裏に間借りしてる俺はただのどぶねずみさぁ、
チュゥ...壁の外から聞こえる人間模様...鼠の俺には関わりのねぇこった、それよりよを、この店の残飯はサイコーだぜ!もう間借りして二年になるが、一日たりとて飽きた事がねぇ、飯を作ってる奴はかなりの野郎と俺が見込んでいる、酒?!俺は酒は飲まねぇよ、あんなもの俺のこのちっぽけな胃に流し込んだら、たちまち俺は仏になっちまう、マァ飲んでる客のグダを聞いてりゃ大体が想像がつくだろ、ナァ、ブラザー。
ヘッヘへ...チュゥ、また、何かおっぱじめやがって、まったくしょーがねぇなぁ...まあ、こうやって高みの見物、毎日見てりゃ、人間って言うのも悪くはないが...頭の悪い俺にはさっぱり理解デキネェ〜そもそもナンダァ〜イジョーキショー??なんだそりゃ、そ〜いや、隣街のダチが言ってたな、そのせいで食い物に困ってるブラザーがいるって、俺はここに間借りしてれば当分は心配ねぇがなぁ、ナァ、シスターさんよ。
「いらしゃいませ」

店内には真空管男と初めてのお客様がひとりカウンターに座っていた。

「さて、今日もカレーで宜しいですか?」

真空管男はニコッとして達磨ストーブの特等席で文庫本をポケッコから出して読み始めた。
カウンターの女性の前にはワインリストが開いていたので軽く挨拶をして厨房の小吉にオードブルをひとつと今日のカレーーを注文をだした。
ドロは地下のセラーでワインでも選んでるのだろう。
カウンターの女性が・・・・

「すいません、ワインは頼んだのですが軽い食事もお願いできますか?」

「はい今、厨房にオードブルを出すように言っておきましたので少々お待ち下さい」

彼女は嬉しそうに「はい」と言っただけだった。
「珍しいですね。今日は持参ですか?」

「ほう、ビル・エバンスですね。ワタシも大好きなので、喜んで」

カウンターの彼女も、ビルの曲が好きなのか、振り向いてGOサインを出していた。
「出来ましたら2曲目のPolka Dots and Moonbeams からお願いします」

「大好きな思い出の曲なものですから!」

お爺ちゃんの大好きなアルバムだったので、少しあわてて声を出してしまったわ。ワインまだのようだから、ビルで乾杯って事でビールを頼むことにした。

「マスター! ビールを先にお願いします」

「かしこまりました。よく冷えたシュリッツがありますので、そちらで宜しいですか?」

「お願いします」

やっぱりこの人がマスターなんだ。
このオードブルにビール合う感じ、いったいどこでこのシンクロが行われいるのかしら、不思議なお店ということね。
CMです。・・・CMです。・・・・CM!

ロゼット本舗化粧品の支配人:本間俊一ですが、状況劇場のヒントになるサイトを紹介しましょう。

しかし、本編との繋がりはありませんので注意が必要です。このビデオサイトはメチャ重いので、ユックリ我慢して見るのがいいでしょう。

では、↓のサイトでお会いしましょう!

http://bonappetitlefilm.free.fr/LowPop.swf
カチ…

  カチ…

    カチ……



秒針の音だけがその部屋を支配していた。


……ジャー…キュッ…


ガチャ…




静かにシャワー室の戸が開き、静寂に溶け込むかの様に現れた人物。

その胸には、絞死刑台の縄の模様の刺繍が重々しく刻まれている。


それは「黒猫の一族」と囁かれた者の証であった。


その存在を知る者は数少ない。


プルルル…


ピッ



「……私よ。えぇ。有り難う。準備はOKよ。計画通りにお願いするわ。
…ああ、彼?上手く潜り込んでるみたいね。心配は必要ないわよ。」


ピッ。


来日してから用意した携帯電話を机の上に置いた。

この番号を知ってる者は三人しか居ない。

やはり彼からは連絡がないままだ。


カチッ



ラークに火を点けるとその煙は舞い上がり、闇に消えた。


あれから200年。



あの時はまだ黒猫だったな。

私は長い間、復讐と言う名の灯火を燃え上がらせたまま、とうとう人間に転生してしまった。


目的を果たす為に。


愛するあの人を殺した憎き人間。


全てを葬り去る為に…


その為にはあの門が必要なのだ。




復讐はまだまだ終わらない。


いやこれからまた始まるのだ。




カチ…

カチ…

カチ…



時はゆっくり…しかし確実に進んでいった。
いつものコーヒーをください。

オブリガード。
ピッ。
ルル‥ル。

カチャ。
「僕だ。予定通りみたいだね。さっき、支配人からメールがあったよ。
‥。前から話そうと思っていたんだ。きみが‥この件で君がうまくおさまれば‥どこかべつの、もっと違う世界に行かないか。君はもう充分苦しんだし、耐え抜いた。だから、うまく言えないけれど、つまり‥だな」

「‥きっと、うまく終わるわ。何もかも。 きっとね。終わらなきゃ、終わらせるわよ」

カチャ。
ッー。

僕は彼女の意図をしっかりとにぎっておくべきなのだ。彼女を、彼女の小さな兆しを逃さぬようにするためには、きっとそれは必要なことだったのだと思う。
僕は彼女を、
この彼に会わせるべきではなかったのだ。
今。
僕は口に出して、その進みゆく過程をゆっくりと胃に溶かし込んでみた。

彼女を、
彼に会わせるべきではなかったのだ。

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