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たのしい特別支援教育研究室コミュの「支援」という言葉について

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「障害児(者)の思春期・青年期の性について」という講演会に行ってきました。
講師は「ハートブレイク思春期研究所」の黒瀬清隆さんという方でした。

その講演会で「性」の問題の前に北欧スウェーデンに訪問された時のことをお話して下さいました。

スウェーデンの「ヨーテボリ」という町での話なんですけど、日本で言えば大阪みたいな感じの町らしいです。
「グルンデン協会」っていう組織があって知的障害者自身が「知的障害を持つ人のサポートする活動」を仕事としてやっているらしいんです。
もちろんサポートする人はいるんですけど、あくまで相談役みたいな感じです。

自分たちのことは自分たちで決めたい。
年金・手当ではなく給与だけで暮らしたい。
そういうしっかりとした自立を考えているようです。

その「グルンデン協会」(グルンデンっていうのは地下室とかいうような意味らしい)の人に黒瀬さんが言われたことに「支援という言葉を使うのをやめなさい」ということがあったそうです。

「支援」の中には
「誘導」「指導」「初めに結果ありき」というようなことが含まれている。
彼らの可能性を認めていないことの表れである。

というようなことを言われたそうです。

「支援」ではなく「当事者の気づきを待つ」「気づきのきっかけを与える」
「手を出す支援」ではなく「見守りのコーチング」が必要だ
というようなことを大切にこの「グルンデン協会」では取り組まれているそうです。

僕は以前から「支援」という言葉にどことなくぎこちなさを感じていました。
「支援」って何か上から目線っていうか、上の立場の人が自分より下の立場の人にすることみたいでなんだかしっくりこない。
「支援学校」っていう名前も何かしっくりこないんですけど、それに代わる別のいい言葉も思いつかないので、中身を少しでも「手を出す支援ではなく見守りのコーチング」といった感じに近づけていきたいなあって感じました。

人間として対等の立場でお互いに高めあえる人間関係を生徒さんとの間にも築いていきたいなあって改めて感じた講演会になりました。

コメント(3)

新年から以前に自分が書いたものを見直しています。
この「支援」という言葉についての文章も気に入っているので上に上げておきます。
久しぶりに自分が以前書いたものを整理していて読み返しました。
今読んでもなかなかいいことを書いているなあって思ったので上に上げておきます。
学校は学ぶ場所で、先生たちに教わりながら学び、また先輩のやり方を学び、後輩たちに伝える場だから、いわれていることなら支援学校でよいのでは?

支援て考え方捉え方ですよね。
言われている、支援=誘導、指導
と思っているのが、むしろ古いと思います

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