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たのしい特別支援教育研究室コミュの【算数の授業プラン】 〈多いのどっち?〉の構想

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【はじめに】


《生徒の実態》

高等部2年生数学8グループは発達段階的には自閉的傾向のM.S.さんやM.T.君を含む多様な発達段階の生徒が共に学んでいる生徒達の集団である。
このグループでは昨年度まで「課題別学習」の時間として「国語的な課題」「数学的な課題」を学習する時間と押えて学習に取り組んできた。

本年度はこの「課題別学習の時間」を生徒達にとて分かりやすく「今はどういうことを学習しているのか」とはっきりと分かりやすくとらえることができるようにするために、「月曜日の5限と水曜日の2限目をすうがくの時間」、「水曜日の2・3・4・限」を「こくごの時間」として生徒達にも保護者にも「何を学習しているのか」がすぐ分かるように「教科名表示」を昨年度から変更して分かりやすくするようにした。

また「すうがく」においては、月曜日の5限目を「ゲーム性を取り入れることによって楽しみながら数に対する興味関心を高める教材を扱う時間」、火曜日の2限を「お金の学習など一定机上学習も交えて課題へ向かう時間」として生徒達に「曜日によってどのような学習をするのか」見通しがもちやすくするよう工夫を加えてきた。
本グループには自閉的傾向をもつM.T.君、M.S.さんが在籍し、視覚的支援とともにこのような「スケジュールの見通しを持たせやすくする支援」として考えて取り入れている一つの支援方法である。


《すうがく8グループの年間計画と関わって》

さて、この「高等部2年生数学8グループ」の「すうがく」では前期には、「お金の学習」とともに「どっちが多い?」という単元を年間教育計画に位置付け取り組んできている。
前期においては、「たくさんのイチゴ」「すくないイチゴ」、「たくさんの傘」「少ない傘」、「たくさんのアジサイの花」「少ないアジサイの花」・・・などの「絵カード」をしめし、【たくさん】と【すくない】をイメージする「ピクトグラムの絵カード」をホワイトボードに貼っての2つのグループを真ん中に縦線を引いて示し、≪多いもの≫、≪少ないもの≫に分ける学習を進めてきた。⇒「第1次」

「第2次」においては、「かぞえて≪多いもの≫≪少ないもの≫をくらべよう」ということで、まず「1対1対応」を毎回グループ学習にその当日に参加しているメンバーの人数を確認し、「黒くマジックペンで塗ったピン磁石」をそれぞれの「生徒の顔写真」の下に「1対1対応」で配ったあと、「小さいホワイトボード」に貼り直し、「別の大きなホワイトボードに張り付けてあるサイコロ面の絵カード」の下にマッチングで張り付けて、みんなで「1・2・3・4」というように数えてから数字を指差して「4」というように「ピン磁石の数」と「4」という抽象的な数字を結びつける学習に取り組んできた。

そして、「楽しく授業に取り組む工夫」として大きなサイコロを使った「サイコロゲーム」を取り入れ、出た目の数を「ピン磁石」で対応させて、それぞれの「1〜6までの数」を確認する学習を重ねていくことによって、おおむね「1〜6の数」においては「量」と「数字」の結びつきもできつつある生徒M.T.君N.K.君らがいる。
M.H.さん、M.S.さん、I.S.君らはまだ、まだその時によって十分取り組んでいる課題が「どのようにすることをするよう示されているのか?」が分かりにくいこともあり、出た目サイコロの目の上に直接「ピン磁石」を「1対1対応」で置きながら出た目の数を確認するといったような作業も加えつつ、より体を動かしながら視覚的にも分かりやすい方法で学習を支援してきている。


【本時の目標設定と学習への支援】
・1〜10までの数を「ペットボトルのキャップ」をとった数を「1対1対応」で数えることによって「量」と「数字」を比べて≪たくさん≫≪すくない≫を理解させる。

≪手順≫
0.対戦相手を決めて2人組を決める。
1、バケツの中に入ったキャップをカップですくい取る。
2、1〜10の「牛乳パックで作った仕分け箱」に入れて並べて数字を確認する。(M.T.君、N.K君..)(他の生徒は数字とのマッチングはしない。)
3.大きいホワイトボードに貼った表に自分がとった「ペットボトルのキャップ」を貼りつけて数を数える。



【本時の目標】
・「ペットボトル」の数を数えることによって、「1対1対応」をしっかりと意識して学習に取り組む。
・友達との比較をすることによって≪たくさん≫≪すくない≫を理解させる。
・プリント学習で今日学んだことのまとめをしてしっかりと個別の課題へ向き合う。


【本時の学習のための支援】
・「ペットボトルのキャップ」を手で掴みとったり、カップですくいとったりすることによって楽しみながら≪多いもの≫≪少ないもの≫への学習の構えを作る。
・具体的に「1対1対応」ではりつけることによって分かりやすくするではりつけることによって視覚的にも分かりやすくする。
・友達との結果を意識することによって≪多いもの≫≪少ないもの≫といった概念を理解させる。


詳しい「授業展開」や授業の様子などについては「別トピック」を立てて改めて報告させていただきます。

コメント(1)

8年前に前任校で、教育実習生を担当した時に作った研究授業の指導案です。

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