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Melodic labelコミュのrec.tangle / heavy maple

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フランス、ヴェルサイユ出身。イギリスのモッズの聖地としても有名な海沿いの街、ブライトンに身を構えるアドリアンローズの一匹狼プロジェクト、Topo Gigio。アーティスト名をrec.tangleへと変えての第一弾アルバムリリース。

彼がTopo Gigio名義でメロディックと契約したのが1999年。その後amon tobinのリミックスを手がけ、レーベルメイトであるbaikonourとのスプリットシングル、レーベルのコンピレーションアルバムに数曲提供するだけだった。彼がアーティスト名を変えた理由というのは、サンプリングを使用した作品が多かったTopo Gigioと違い、rec.tangleの音楽はサンプリングを使用をやめ全ての楽器をライブ録音し、さらにオリジナリティーを含んだ曲が多いために彼自身をTopo Gigioと呼ぶ事が出来なくなってしまったという事らしい。

rec.tangleによる1stアルバム”heavy maple”の第一印象は、雰囲気の良い曲が多いなという印象を与えるだけかもしれない。でも1度めの時よりも、2度目、そして3度目と回数を重ねて聴くごとにアルバムの良さと彼の音楽への対する愛情や色々な感情がリスナーにじわじわと伝わってくる。特に素晴らしいのは1曲1曲ごとの雰囲気で温かく神秘的でもあり、綿密なまでの曲の構成はアルバム全曲が終了しても、彼の創り出すその美しすぎるまでの世界観にどっぷりとハマっていたいという余韻を残す。まるでBrian Eno, Stieve Reich, Boards Of Canada, Phillip Glassなどの音楽を聴いたときのような...

アルバムのアートワークまた素晴らしい。アルバムの表紙を観ると丁寧に繊細なペンシルで描かれた顔を持たない4人の女の子がいる。一見4人組のガールズバンドか?と思わせてくれる。

ジャンルを上手く表現できない音楽を聴くというのは、とても興味深い。60年代70年代のブリティッシュロック、クラウトロック、そしてアメリカンフォークからアフリカンミュージックなどの幅広い音楽を愛聴するrec.tangleの音楽は、エレクトロ音楽的要素も見えるが、アコースティックな音楽でもあり、クラウトロックのようなエッジの利いた要素もある。彼は好む音楽をたたまねるのでは無く、それを上手くレクタングル風に上手くまとめた彼独自の音楽を創りだしているのがアルバムを聴いて良くわかると思う。例えば音楽を熟知している人や、長年に渡り多くの音楽を聴いている、どちらかというと大人の人へ向けた音楽なのかも知れない。彼が目指す「時代を感じさせない音楽」という表現がまさにピッタリで彼の音楽は、現在の音楽シーンのトレンドが変わってしまっても、いつの時代に関係なく聴ける一枚であるようだ。

本人曰く、「このアルバムは、深夜プログラムのウミガメのドキュメンタリー番組みたいだ。」という様に、track2のanimal's lament, track 8のcopper dunesは、ウミガメが海の中を気持ちよく泳いでいる情景が脳裏に浮かぶ。さらにアルバムのクレジットにもある様に、「夜が深まった時に聴いてください。」と丁寧にかいある様に、彼のアドバイス通りベットに行く前にheavy maple を聴きウミガメの世界にどっぷりとしたりながら眠りに着く。というのもいいのかも知れない。

rec.tangle / heavy maple

必聴の一枚。

links
http://www.myspace.com/rectangularmusic
http://www.last.fm/music/rec.tangle/heavy+maple
http://rectangle.melodic.co.uk/

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