日記ロワイアルコミュの三段オチの三段目の話するけど興味ある？

後輩とブラブラ歩いていた時のこと

ラブホが数件並ぶ場所での見たもの

夜遅く顔は見えないけどラブホに入ろうとしているカップル・・と呼ぶには似つかわしくない、おっさんと若い女。

おっさんは女の肩を抱いていて、女はおっさんに嫌悪感を抱いている。

明らかにそんなカップル

「ほんまにやめてください。困ります」と断りたい若い女

道路挟んで、横目で見てたオレと後輩。

色んな女がいるし
色んな男がいる

女に原因があるのかもしれないし
男は怖い人かもしれない

迷い、躊躇い、戸惑い

「あっ！あの子…多分僕知ってる子です！」
と、かねだに同意を求めるでもなく、指示を仰ぐわけでもなく、道路を渡りカップルに近づく後輩。

「めっちゃ久しぶりやん！」
手をあげて近づく後輩
最初は誰かわからずポカンとしてたと若い女と男

思い出した！って顔する女、あからさまにめんどくさそうな顔する男

「えーあいつ元気してるん～？」とか、久しぶりに会った者特有の会話。

時々は知ってる名前も出たりして、すんなり会話に混ざるオレと、明らかに輪から外れ時間を持て余すおっさん。
解散する雰囲気でもないので会話をする女、後輩、そしてオレ。１５分ぐらい。我慢できずにその場を離れるおっさん

「じゃぁﾐｷちゃん。また連絡するから」と言い残して。

おっさんが見えなくなる頃

「ほんっとにありがとうございました！！」と涙ぐみ「今度お礼したいから番号教えてください！」と後輩に頭を下げる女

「へ？」と二人を見比べるオレ

「いや、全然知らない子なんです」と笑う後輩。

「へっ？」

「私も最初は何のことかわからなかったけど助けに来てくれたんだってすぐに気づいて話合わせたんです。本当にありがとうございました」と涙を流す女

後輩まじ出来杉君！

「全部嘘やったん？」と聞くオレに「今日はエイプリルフールですから」と笑いながら答える後輩

今日は、ついてもいい嘘がある。

結局、お礼なんて…と断る後輩に半ばむりやり自分の番号を渡し女は去っていった

そんなつもりでしたんじゃないですからって女に電話しないとか言い出す後輩

バカか、お前。
オレにそれ貸せ。
後は俺がどうにかする…じゃなくてしてやる

女に教えられた番号にかけたら、電話には全く知らないおばはんが出た

今日はエイプリルフール

嘘をついていいのは男だけではなかった