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日記ロワイアルコミュのマンマンしないでください

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「台風が行くころは涼しくなる」

松任谷由実の歌にそんなフレーズがあった様に

ここ数日気温はぐっと下がり、日中はずいぶんと過ごしやすくなった。

しかし、夏場は心地よく感じた夜の公園は

まだ衣替えをしていない半袖にハーフパンツの身なりでは

肌寒さを感じる。

それでも犬にとっては快適な様で

公園のベンチに腰掛けた私の目の前で愛犬は気持ちよさそうに寝転がっていた。

愛犬の背中を撫でながらぼーっとしていると

あっと言う間に時間は過ぎ、気づけば時計の針は22時を大きく周っていた。

そろそろ帰えろうかな・・・

そう思った矢先、いつも帰り際は駄々をこね立ち上がろうとしない愛犬が飛び起きた。

躾の成果と思いたかったがそうではなかった。

耳と鼻をピクピクさせながらしきりに私の背後を気にし始めた。

猫でもいるのかと振り返ると自転車を引きながら公園に入ってくる男女が目に入った。

外灯に照らされた男は金髪で作業服に身を包み、女は高校生だった。

恐らくラブホテルにもカラオケボックスにも行くお金がない若い2人がイチャつける

場所を求めて公園にやってきたのだろう。

青春だな・・・

そう思いながら立ち上がった瞬間、近づいてきた男の声が耳に入った。

男「チッ、人いるし」

せっかく気を利かせて立ち去ろうとしたにも関わらず

舌打ちされてしまったので残念。

私はもう一度腰を下ろし・・・


悪 魔 に な っ た


隣のベンチに腰掛けた2人は私の存在に構うことなく即座にイチャつき始めた。

「あっ、ちょ、だめっ・・・」

女子高生の艶っぽい声。

それだけで半勃ちになったが、何とか半分で抑えて

私は叫んだ。




「待て!!!」



無論犬に向かってだ。

何もしていない愛犬はキョトンとしていたが

隣のカップルは無言になり、時が止まった。

私は更に続けてこう叫んだ。




「チンチンだめ!」



無論犬に向かってだ。

ちなみに愛犬はチンチンできない。


初めは驚き固まっていた2人だったが

私の声が犬にではなく、自分たちに向けられているものだと理解したのだろう。

やがて「ぶっ殺す」とか「やめなよ」とか騒ぎ出した。

しかし、私は止めない。



「マンマンだめ!」



無論犬に向かってだ。

ちなみにマンマンがどう言う意味なのかは私にもわからない。

だんだん楽しくなって来た私はこみ上げる笑いを抑えながら

愛犬に「マンマンだめだぞ」と繰り返し語りかけていると

突如男が叫んだ。


「うるせーぞごるぁああああ!!!」


それに驚き吠える犬。

しかし、私は男を無視したまま


「ここで掘れワンワンか!!?ここで掘れワンワンか!?ここを掘っても貝塚だぞ」

と呟き、愛犬の頭をわしゃわしゃしていると


ドカッ!!


男が私の座っているベンチを蹴った。

そして、吠えた。


「ぶっ殺すぞぞおおおお!」


しかし、蹴られたのはベンチ。

悪魔となった私はそれくらいでは怯まない。

私は淡々と続ける。


「吠えたらだめだ。吠えたらだめだ。吠えるのは弱い犬だけだ」


愛犬は既に吠えていなかった。

吠えるのはやめたが今度はブリブリとうんこをし始めた。

それはとてつもなく臭かった。


私の言葉なのか、愛犬のブリブリうんこなのか

男を怒らせた原因は今ひとつはっきりしなかったが、完全に切れた男は

「あkjんらkwrなkrからw!!!!」

と絶叫しながら

殴りかかってきた。

私はさっと立ち上がり拳をかわした。


ちょっとからかい過ぎたかなと後悔したが

時既に遅し。


体格で私より随分劣る男は素手では殺れないと思ったのか

ポケットに手を入れナイフを取り出そうとした。


ヤバイ・・・

私も武器になるものがないか辺りを探した。

しかし、木の枝すらなく

慌てて手にしてしまったのは愛犬のブリブリうんこだった。


しかし、ポケットから出した男の手には何も握られていなかった。

どうやらチンポジを直しただけの様であった。


若 干 ミ ス テ イ ク


今すぐ帰りたいと思ったが、殺すと息巻く目の前の男をどうにかしないと

帰れそうにもない。


「やんのかこらぁああああ!!!」

「ぶっこぉろおおお!!!」


と男は繰り返し凄んでいるが

一向に仕掛けてこない。

うんこ効果だろうか。


それならばと私はうんこを投げる素振りで男を威嚇する。

男も腹を括ったのかボクサーの様に左右に頭を振りながらにじり寄る。

互いに一瞬たりとも視線を逸らさないまま機を伺う。

恐らく勝負は一瞬。

少しでも隙を見せた方がヤラレル・・・


先に動いたのは男だった。

しねぇえええええと大声を張り上げながら拳を突き出す。

反射的に体が動きスウェーでかわす。

勢いあまった男は体のバランスを崩した。

勝った!

私は渾身の力でうんこを男の顔面に叩きつけようと振りかぶった。

その次の瞬間



「きゃーやめてぇえええええ!!!」



女子高生の泣き叫ぶ声が響き渡った。

何事かと目を向けると

愛犬が女子高生のスカートの中に顔を突っ込んでいた。



「マンマンだめー!!!!!」



ダッシュで愛犬のリードを掴むと、そのまま公園から逃げ去った。


*手にしたうんこはスタッフが美味しくいただきました

コメント(246)

もおね。
悪 魔 に な っ た
の時点で噴きましたww 三票

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