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『日刊暴露』コミュの「メラミン」の乳製品汚染は氷山の一角〜日本メーカーの中国製食品は、「逆輸入」できない現実〜

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 非常にいやらしい事件である。しかも、これは中国のメーカーに限らず、日本の食品メーカーも似たようなことをしているのでは? という疑いがある。

 このトピックでは、各食品工場で働く方々からの「内部告発」を含めて、食品汚染の実態解明に迫りたいと思います。

 その昔、『買ってはいけない!』という本が出版され話題になったことがあります。しかし、そこに掲載されている商品は、ほとんどがまだ販売されています。

 もう一度、食品の安全を検証していきましょう。下記、http://homepage3.nifty.com/daxpoti/dame.htm より引用。

メーカー名 商品名      買うなの理由    コメントbyABC

山崎製パン クリームパン 食品添加物多数 保存性とのトレードオフ
ロッテ シュガーレスチョコ ゼロ 人工甘味料 カロリーコンシャスを笑う
サンキスト オレンジ 防かび剤       皮を食べなければ
日清ラ王しょうゆ グルタミン酸ソーダなど 月に1食まで
セブンイレブン おにぎり 保存剤     月に1食まで
味の素の 味の素 グルタミン酸ソーダ    家庭で使わなければ
プリマハム 特選ロースハム 亜硝酸ナトリウム発色剤 食品を色で買うな
味の素 パルスイート アスパルテーム  カロリーコンシャスを笑う
味の素 ほんだし 偽者、グルタミン酸ソーダ  偽は承知の上?
第一製パン オーガニックあんぱん 食品添加剤多数 オーガニックそのものにも余り意味は無い
日清 カップヌードル 環境ホルモン  月に1食まで
ファミリーマート 新鮮サンドイッチ 食品添加物多数 食中毒とのトレードオフ
大塚製薬 ザ・カルシウム カルシウム不足はウソ 何事も適量が大切
マクドナルトハンバーガー 肉は毒、環境破壊 人間生存はもともと環境破壊
ロッテ カカオの恵み ポリフェノールは無意味 単なる流行だろう
ローソン 夢氷 有害着色剤赤色2号   色で食物を選択しないこと
日本ハム シャウエッセン 亜硝酸ナトリウム発色剤 色で食物を選択しないこと
ハウス食品 フルーツインゼリー 天然添加物の不気味 人工物より不気味は事実
山崎製パン 中華まん ピザまん 添加物多数 ときどきなら
岩下食品 新生姜 保存料   タール色素  ときどきなら
ロッテ キシリトールガム 人工甘味料 歯磨きの方が大切
和光堂 粉末ベビーフード 添加物入りお手軽商品  特殊状況用なのだろう
やまや  辛子明太子 人工着色料    無色しか買わない
大正製薬 リポビタンD 無効 アルコール入り もともと精神的なものだろう
コカ・コーラ ライト  人工甘味料 ダイエット 意識過剰
キリン ラガービール 遺伝子組替え作物 アルコール発酵してしまえば
メルシャン ワイン  亜硫酸ガス入り   量をすごせばもともと発ガン性
キリンビバレッジ 朝のきれいな水 アルカリ健康法迷信 ミネラルウォータ自体が迷信
JT 桃の天然水 糖分が多い 名称不適切 まさかミネラルウォータの変わりに飲むのでは
西宮酒造 日本盛 偽者アルコール添加  知っていればどうということなし
カルピス nudeヌード 人工甘味料 ダイエット意識過剰
森永乳業 常温保存牛乳 成分が変質している まずい しかし非常用だろう
サンギ アパガードM 合成洗剤入り これは高すぎる
カネボウ naive洗顔フォーム 合成洗剤入り 化粧そのものとのトレードオフ
P&Gミューズ 毒物 合成洗剤入り      除菌は不必要
花王 アタック 蛍光染料の効果だけ   蛍光染料は確かにすごい
花王 メリットシャンプーリンス 合成洗剤入り 毎日シャンプーがもっとおかしい
ライオン 薬用ボディソープ  毒物 合成洗剤入り 除菌は不必要
ジョンソン カビキラー 次亜塩素酸ナトリウム  こすって落とそう!!
P&G ジョイ 合成洗剤そのもの どんな洗剤でも少量
アース製薬 モンダミン 毒物でうがい? 清潔指向が行き過ぎ
花王 ハミング1/3 合成洗剤の上塗り 洗濯そのものをやりすぎる
P&G ミルトン 哺乳瓶消毒 毒物をあかちゃんに 熱湯消毒も本当に必要なのか
サンスター ドライアップ 洗えないものが多い ドライに出せば良い
花王 キッチンハイター 次亜塩素酸ナトリウム そもそも不用商品
花王 トイレクイックル 繊維が環境破壊 トイレットペーパーもなるべく少量
ライオン 植物物語  合成洗剤 植物がなんで良いの
アース製薬 ポリデント 内容が非表示 表示は絶対原則だ
小林製薬 ブルーレット 合成洗剤  もともと不用なものだろう
メニコン コンタクトレンズ洗浄剤 合成洗剤  昔はなめていた
資生堂 薬用不老林  効果なし 高すぎる 多分そうだろう
再春館製薬 ドモホルンリンクル 効果なし、高すぎる 多分そうだろう
ロート製薬 薬用リップスティック 刺激物 多分そうだろう
Dior スヴェルト 詐欺的商品 その通り
資生堂 アウスレーゼヘアトニック 逆効果 多分そうだろう
資生堂 ブラバスシェービングフォーム 逆効果 多分そうだろう
花王 ニベアクリーム 合成界面活性剤 ときどきなら
ホーユー ビゲン早染め かぶれ、発疹、抜け毛 覚悟の上なのだろう
マンダム システムE/O 逆効果           多分そうだろう
カネボウ テスティモスーパーリップ 有害色素  すべての口紅がそう
花王 ニュー8×4 殺菌剤、防腐剤 超清潔指向すぎる
大鵬薬品 マイルーラ 合成洗剤 過敏反応は有りうる
久光製薬 エアーサロンパス  冷やすことは間違い 間違いだとは思わない
池田模範堂 液体ムヒS ステロイド剤入り 使用量次第
山之内製薬 ガスター10 危険な薬品 もともと医薬品は危険
三共 新ルル−A錠 解熱剤は疑問 カゼには対症療法しかない
大幸薬品 正露丸 クレオソート 非常事態用だろう
藤沢薬品 エージーアイズ 花粉症は直らない 当たり前、対症療法しかない
佐藤製薬 ラリンゴール カゼ予防には無効 うがいそのものは利く
興和 ウナコーワ虫除けスプレーS 毒物だ これも状況次第
田辺製薬 フルコートF ステロイドは魔物 使い方次第
ツムラ 日本の名湯 お遊び効果 同意
ブラウン 電気かみそり 強烈電磁波 この手の電磁波は無害
大日本除虫菊 金鳥の渦巻 毒物 もともと毒物
中外製薬 バルサン すみずみまで毒物 ゴキブリが不当に嫌われている
サンスター Doクリア 抗菌剤を口へ? 同意
旭化成 サランラップ 塩化ビニリデン  そろそろやめるのが大企業の責任
大日本除虫菊 タンスにゴン  防カビ剤は有毒 有毒に決まっている
日本モンサント ラウンドアップ除草剤 遺伝子組替えの元凶  日本では止めよう
デュポン テフロンフライパン 空焚きをすると危険 空焚きはそれだけで危険
ピジョン ポリカーボネート哺乳瓶 環境ホルモン ガラスで何が悪い
武田薬品 クサノン ダイオキシン入り除草剤 家庭に除草剤は不用
ネピアウェットティシュ なぜ濡らす必要がある 確かに不必要
アース製薬 あみ戸に虫こない 環境ホルモン入り もともと不必要商品
白元 パラゾール 有害防虫剤         その割には昔から
扶洋薬品 コスミック美顔器    愚劣の極み   そうだろう
サンハウス あんしん君電磁波防御 原理的に無意味 電磁波の多くはそもそも無害

コメント(21)

下記、朝日新聞より引用。
http://www.asahi.com/international/update/0923/TKY200809230221.html

『フィリピン、中国製乳製品の輸入・販売を全面禁止』
2008年9月23日22時22分

 【マニラ=松井健】中国製牛乳が有害物質メラミンに汚染されていた問題で、フィリピン政府は23日、中国製乳製品の輸入や販売を全面的に禁止すると発表した。これまでにメラミンの検出や健康被害は報告されていないが、「乳児に害となりうる製品が市場に広がるのを防ぐのに必要な措置」としている。
******************************************************************************

さすが、フィリピン。やることが、大胆で即ですね(誉めています)。知り合いが、インドネシアからミルクキャンディーを輸入していますが、大丈夫でしょうか...

中国からの輸入業者は大損害ですね。
下記、産経より引用。
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/080921/sty0809212025011-n1.htm

『【メラミン混入】他メーカーも調達先の確認急ぐ』
2008.9.21 20:20

 中国メーカー産の牛乳が有毒物質のメラミンに汚染されていた問題で、丸大食品が5商品を自主回収したことを受け、ほかの食品メーカーも21日、商品調達先の確認に追われた。

 日清食品は、香港で販売していたデザートに中国の大手乳製品メーカー「伊利集団」の牛乳が利用されていたとして、回収を開始。各社も海外現地法人も含めて慎重に取引状況を調べている。

 日清食品によると、回収を始めたデザートは、中国山東省で製造、香港などで販売している商品で、日本では販売していないという。

 国内の食品メーカー各社の調査によると、日本水産は「メラミン混入牛乳を主原料として使用していないことを確認した」ほか、味の素も「冷凍食品では中国から直接乳原料を購入していない」としている。

 また、森永乳業や雪印乳業、山崎製パンなども中国製の乳製品を使用していないという。

 しかし、各社の現時点の調査は、主原料の使用の有無に限られ、調味料や加工品など副原料への使用については確認作業が難航しているのが現状という。

 消費者の食に対する不信感を払拭(ふっしょく)するため、日清食品は「検査体制を強化」すると明言。各社も調達する原材料の検査を一段と強化する方針だ。

 ただ、中国から材料調達を取りやめると、「農産物の多くを中国に頼っており、その代替が見当たらない」(キッコーマン)だけに、調達先の変更は難しいという。このため各社は対応に苦慮している。
【引用終了】

 このキッコーマンの「農産物の多くを中国に頼っており、その代替が見当たらない」という発言が、食品会社の体質を物語っている。

 りんご農産物は日本にあるりんご、ということに気づかない。まさに、現代の『中朝事実』ではないか。

 つまり、中国製が危ないから、他国に変更したり、日本国内で調達しようという気がないのである。

 理由は単純。値段である。メラミンと水で希釈していれば、安いに決まっているではないか。

 日本の食品メーカーは国民の生命と安全など全く考えていない。日本政府と一緒である。

 雪印・不二家・S&B食品・赤福...に連なる企業風土は決して特殊なものではない。キッコーマン、味の素、明治製菓...全て同じ穴の狢である。
 化学物質「メラミン」混入の疑いのある中国製牛乳を原料にした食品が日本国内で流通していた問題で、それぞれ商品の検査を行っていた丸大食品(大阪府高槻市)や大阪府、高槻市が26日、一部の商品からメラミンを検出したと発表した。検出されたのは4商品で、最高値は1キログラムあたり37.0ミリグラム。健康被害は確認されていない。専門家や府、市は「通常の食べ方では健康への影響はない」としている。国内に流通した食品からメラミンが検出されたのは初めて。

【関連写真】メラミン混入が疑われた5商品

 検出された商品は、クリームパンダ▽業務用のクリームパンダ▽抹茶あずきミルクまん▽グラタンクレープコーン。4商品はいずれも中国山東省の工場で製造された。

 丸大食品の検査ではグラタンクレープコーンから1キログラムあたり14ミリグラムを検出した。中国に残っていた牛乳からも検出した。

 高槻市保健所は、クリームパンダ(同37.0ミリグラム)▽グラタンクレープコーン(同13.6ミリグラム)▽抹茶あずきミルクまん(同4.0ミリグラム)▽業務用のクリームパンダ(同0.8ミリグラム)−−の4商品から検出した。

 大阪府は、業務用のクリームパンダ2検体(同36.6ミリグラム、同3.7ミリグラム)から検出した。府によると、米国食品医薬品局の基準に照らすと毎日29個食べても健康に影響はないという。

 メラミンには、シアヌル酸という化学物質が混ざる場合があり、二つの物質を同時に摂取すると腎臓結石などができやすくなるという。同社や高槻市保健所などは今回、メラミンしか検査しておらず、「調査項目に加えることを検討したい」と話している。

 同社は26日正午現在、回収対象5商品5579袋のうち1613袋を回収した。また業務用のクリームパンダは新たに6830個を回収し、回収数は6万9341個になった。同社はこの6商品の製造を今後、行わないことを決めた。

 同社の杉山雅昭・取締役中央研究所長は「健康に被害が出る値ではないが、申し訳ない気持ちでいっぱい。今後も回収を続けたい」と話した。同社は「お客様相談室」(フリーダイヤル0120・338845)で問い合わせを受け付けている。

 ◇シアヌル酸分析も必要

 ▽国立医薬品食品衛生研究所の菅野純・毒性部長の話 今回検出された濃度では、子どもが商品を1、2個食べても大丈夫な量と言える。ただ毎日のように食べたり、腎臓が悪い場合、腎臓結石などの障害を起こす可能性は否定できない。メラミン作成時に同時にできるシアヌル酸が含まれると、メラミン単独よりもさらに毒性が強く現れることから、食品に含まれるシアヌル酸の分析も同時に必要だ。
http://news01.net/news/2007/05/20070502153059.phpより、下記引用。

『ペットフードに含まれるメラミンとシアヌル酸の化学反応』
2007年05月02日

ペットフードリコール問題 メラミンとシアヌル酸の化学反応が原因か。

American Veterinary Medical Association(AVMA/米国獣医師会)は、リコールされたペットフードを食べた犬・猫の死亡に、ペットフード中に含まれるメラミンとシアヌル酸による化学反応が関係している可能性があること伝えた。

AVMA(米国獣医師会)は、原材料の一部からメラミンが検出され、リコール対象となったペットフードを食べた犬・猫の剖検から、メラミンとシアヌル酸の化学反応が関係している可能性があることを発表した。

今回の剖検でAVMA(米国獣医師会)は、小麦グルテン・ライスプロテイン濃縮物・コーングルテンなどからメラミンが検出されたのと同様に、死亡した動物の尿サンプルからシアヌル酸を検出。

メラミンとシアヌル酸の化学反応によって結晶が作られ、腎臓の機能を阻害された可能性があることを伝えた。

また、リコール対象のペットフードによる影響を受けていたとみられる動物たちの腎臓内にあった結晶を分析したところ、シアヌル酸70%とメラミン30%で構成された極度の不溶性物質であることが判明。

AVMA(米国獣医師会)が、猫の尿サンプルにシアヌル酸とメラミンを混ぜ、実験を行ったところほぼすぐに動物の腎臓内にあった結晶と同一の結晶が形成された。

この他、シアヌル酸以外にも"ammelide(アンメリド)"と"ammeline(アンメリン)"2種類のメラミンも、今回のリコールペットフードによる動物の死亡・病気の発病原因など、なんらかの関係性があると見られており、現在研究が進められている。
【引用終了】

 このシアヌル酸とメラミンと反応させて、メラミンシアヌレートの原料などとして使用されている。メラミンシアヌレートとは、雲母状の結晶構造を示し、水、有機溶剤ともに不溶ですから、腎臓結石の原因となるのでしょう。
 
『JTBがメラミン混入「エッグタルト」の販売を中止しない理由』


「世界のおみやげさん〜自宅にいながら世界のショッピング」というサイトがある。
http://www.e-omiyage.net/pgm/det_gift.php?FromSite=8011953479&shohin_id=13932

ここに兼松が輸入して、JTB商事が販売している「メラニン入り・マカオエッグタルト」が日本時間10:30PM(2008.10.01)現在も売られている。


下記、朝日新聞より引用。
http://www.asahi.com/national/update/1001/TKY200810010327.html

『兼松の菓子からもメラミン検出 中国から輸入』
2008年10月1日20時45分

 商社の兼松(本社・東京都港区)が中国から輸入した菓子の一部から、有害物質メラミンが検出されたことが1日、分かった。原料の一部に中国産の乳製品が使われていたという。関係者によると、検出されたメラミンはごく微量で、直ちに健康被害が出る数値ではない。1日夜、同社が発表する。

 メラミンをめぐっては、中国でメラミン混入が問題になった業者から原材料を調達していた丸大食品(大阪府高槻市)が商品を自主回収し、国内で販売された菓子など四つの商品からメラミンが検出されている。
【引用終了】

 ここに朝日新聞の姑息がある。菓子の名前も明らかにしなければ、販売先のJTBの名前もない。

 大手広告主のJTBの名前をニュースに載せるわけにはいかないのである。しかも、JTBは販売中止もしていない。

 こんな腐ったマスコミだから、マスゴミと揶揄されるのである。鳩山法務大臣を死神と呼ぶならば、JTBこの「死神旅行会社」と朝日新聞は呼ぶべきだ。
下記、産経より引用。
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/081002/kor0810020048001-n1.htm

『【メラミン混入】NZ製乳製品から初検出 韓国政府が検査』
2008.10.2 00:45

 韓国食品医薬品安全庁は1日、ニュージーランドの酪農業者が製造し、韓国に輸入された牛乳成分(タンパク質のラクトフェリン)2件から低濃度の有害物質メラミンが検出されたと明らかにした。

 韓国で中国製以外の乳製品からメラミンが検出されたのは初めてという。

 聯合ニュースによると、ニュージーランド製のラクトフェリンを原料に使った輸入粉乳や離乳食からメラミンは検出されなかったが、韓国メディアは「幼児を抱える母親らがパニック状態になっている」と伝えた。

 ラクトフェリンは免疫を高める効果があるとされ、粉乳や機能食品などの原料として各国で使われている。同ニュースは、問題のラクトフェリンは韓国内の有名業者が粉乳などの原料として輸入したと報じた。(共同)
【引用終了】

 いや〜、ニュージーランドお前もか、という感じですね。こうなると、オーストラリアも危ないですね。

 国産も危ない。メラミン以外の工業製品が混入されている危険性もある。

 
下記、日経より引用。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20081001STXKC090930092008.html

『中国製ポッキーからメラミン検出 「国内では販売せず」 』
 【香港=共同】香港政府の食品安全センターは30日、香港で販売されていた江崎グリコの中国の子会社が製造した菓子「ポッキー」から有害物質メラミンが検出されたと発表した。検出濃度は43PPMで、香港の法定基準の上限(2.5PPM)の約17倍。同センターは小売店に販売中止を求めた。

 江崎グリコ広報IR部(大阪)は「中国製乳製品を使った製品は日本では一切販売していない」とコメントしている。 (01:28)
【引用終了】

遂に、大手食品メーカーの「本音」が出てしまった。「日本では一切販売していない」からどうだというのだ。

 海外に居住する日本人は、日本のメーカーだから、あの江崎グリコだからと「安心」して購入しているのである。

 しかし、現実の食品メーカーの認識はこんなものなのである。これは、メラミン問題に限ったことではない。

 海外の食品メーカーの駐在員は、まず自社製品を食べない。何故なら、日本では認可されていない添加剤・防腐剤・着色料の固まりだからである。

 日本のメーカー品といえども、日本への逆輸入は「不可能」なのが現実なのである。要は、「毒」を海外で販売して利益を上げているのである。

 こんなデタラメが許されていいわけがない。
下記、朝日新聞より引用。
http://www.asahi.com/national/update/1006/TKY200810050196.html

『豪で「午後の紅茶」からメラミン 当局発表、業者が回収』
2008年10月6日0時44分

 オーストラリア食品安全基準当局は5日までに、中国で製造された缶飲料「キリン 午後の紅茶 ミルクティー」から有害物質メラミンが検出され、輸入業者などが回収を始めたと発表した。

 キリンビバレッジは96年から中国で「午後の紅茶」を製造・販売している。同社広報部は日本で販売している「午後の紅茶」は国内で製造し、原料に中国産乳製品は使っていないという。また「中国から豪州へは正規ルートでの輸出はしておらず、事実関係を含めて確認中」としている。(シンガポール)
【引用終了】

 また、日本企業の海外工場でメラミンが検出された。そして、キリンの本音も。正規輸出品かどうかなんて、どうでもいい話である。

 キリンは、既にメラミンが含有されていた事実を知っていた筈だ。でなければ、私はその検査体制及び危機管理能力に大きな疑問を感じずにはおられない。

 しかし、「自ら発表する必要はないと考えていた」のである。

 キリンは、速やかに中国から輸出されていた国を情報公開すべきである。

2008年10月6日午前1:19現在、
キリンビバレッジのURL(http://www.beverage.co.jp/)にも、キリン本体のURL(http://www.kirinholdings.co.jp/)にも、メラミン混入の件には一切触れていない。

 これが、日本の食品メーカーの体質なのである。
この会社は危機感ゼロだね。
以下、キリンビバレッジのURLより引用。
http://www.beverage.co.jp/company/news/page/news2008100201.html


「キリン 午後の紅茶スペシャル ホットジンジャーレモン<はちみつ仕立て>」
10月14日(火)新発売

平成20年10月2日

 キリンビバレッジ株式会社(社長 齋藤信二)は、「キリン 午後の紅茶」ブランドから、「午後の紅茶」スペシャルラインの新商品「キリン 午後の紅茶スペシャル ジンジャーレモン<はちみつ仕立て>」と、ホット専用の「キリン 午後の紅茶スペシャル ホットジンジャーレモン<はちみつ仕立て>」を、10月14日(火)から全国で新発売します。
【引用終了】
西アフリカでの日本のメーカーは森永乳業でした。

下記、http://www.japanprobe.com/?p=7015 より引用。

AFP: Melamine-tainted Morinaga milk given to African children

November 2nd, 2008 by James


Julien, a French resident of Japan and concerned father of a 9-month-old baby, has written to inform us that the AFP is reporting a case of Melamine-tainted Morinaga milk in Africa. The original article is in French and has not yet been translated into English or Japanese, but Julien provided an English explanation in his e-mail.

Baby milk received as international aid in Burkina Faso was found to contain eight times the maximum allowance level for melamine. The labels on the milk said it came from Hagukumi, a baby food/powered milk company owned by Morinaga. Although Morinaga is a Japanese company, it is likely that the milk in question was prepared at one of the company’s factories in Harbin, China. The article says that Morinaga could not be reached for a comment at the time the news broke.
【引用終了】
森永乳業には下記メールを出しました。


【お問い合せ・ご意見の内容】  読売新聞などの報道にて、西アフリカのブルキナファソに日本が送った援助物資の粉ミルクから規定の8倍のメラミンが検出され、御社の名前が出されております。

1. 御社の製品名は?
2. 日本での販売数と回収予定は?
3. 海外での販売数と回収予定は?
4. 混入の原因は?
盛田食品に下記メールを出しました。

http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=657277&media_id=31

上記にて、御社製「食膳醤油」のヒ素混入が報道されています。
本当なのでしょうか?
現在、使用を中止して厚生労働省にサンプルを送る予定です。
キッコーマンの見解
下記、http://www.kikkoman.co.jp/news/20081031.html?kh=top1031 より引用。


『中国で、日本のしょうゆ等からトルエン等が
検出されたとの発表について 』

2008年10月31日
キッコーマン株式会社

 中国において、日本のしょうゆ等からトルエンおよび酢酸エチルが検出されたとの発表があり、本日、在北京日本大使館において、弊社のしょうゆが含まれる旨、発表されました。

 この件につきましては、日本醤油協会よりすでに、「微量であり、人の健康に影響を及ぼすとは考えられない」 との見解が示されております。
 弊社としましても、トルエンおよび酢酸エチルは、通常、しょうゆに含まれていること、検出量が微量であることから、人の健康に影響をおよぼすものではないと考えております。

 なお、しょうゆ中に微量のトルエンが含まれていることについては、20年以上前より日本農芸化学会で報告されており 学会での定説とされています。
 また、酢酸エチルは、醸造物中に香気成分として含まれます。酵母によって生成されたエチルアルコールと原料由来、あるいは酢酸菌や乳酸菌によって生成された酢酸から酢酸エチルが生成されます。

以上
【引用終了】

つまり、キッコーマンとしては「トルエンおよび酢酸エチルは、通常、しょうゆに含まれていること」という一般論に置き換えているわけだ。

ここは「トルエンおよび酢酸エチルは、通常、弊社しょうゆに含まれている」と表明せねばならない。

でも、何故トルエンが含まれているのだ???ここに、大手醤油メーカーの巨悪を感じる。



下記、日本醤油協会のURLより引用(http://www.soysauce.or.jp/)

2008/10/31
日本醤油協会
全国醤油工業協同組合連合会
(財)日本醤油技術センター
「日本しょうゆからトルエン(中国当局)時事通信」の記事に関して
日本のしょうゆからトルエンと酢酸エチルが検出されたとの記事が公表されましたが、
以下のようにいずれも微量であり、人の健康に影響を及ぼすとは考えられません。
ご理解賜りますようお願い申し上げます。
1)記事内容概要
「中国国家品質監督検査検疫総局は、広東省の輸出入検査検疫機関によると、トルエ
ンが最大で0.0053ppm、酢酸エチルが最大で0.537ppm 検出されたと公表」
2)上記検出レベルに対する考察
? トルエン
トルエンは麦類の天然成分として、またブランデー中に含有するとの報告はあるが、
そこには定量的な記載はない。J.Agric..Food.Chem.,19,182(1971)
○ 日本の水道水の水質管理目標値 0.2mg/L(ppm)以下
○ WHO 水質基準ガイドライン値 0.7mg/L(ppm)以下
上記の0.0053ppmは、水道水に設定された値に比較し十分に低いレベルである。
? 酢酸エチル
醸造物中には酢酸エチルが香気成分として含まれる。酵母によって生成されたエ
チルアルコールと原料由来あるいは酢酸菌や乳酸菌などによって生成された酢酸
から酢酸エチルが生成される。
醸造物中の酢酸エチルの濃度(ppm) 文献名:省略
しょうゆ(15)、清酒(12〜45)、米焼酎(25)、高粱酒(中国酒)(1280)、茅台酒
(中国酒)(1390)、ビール(10〜20)、赤ワイン(95〜174)、白ワイン(46〜98)
上記の0.537ppmは、一般に醸造物中に含まれる量に比較し低いレベルである。
以上
担当:(財)日本醤油技術センター 田上、中台 TEL:03-3666-4521
【引用終了】

日本の醤油市場は大手5社で市場の50%以上を占めている。その5社とは、

キッコーマン(千葉県野田市)
ヤマサ醤油(千葉県銚子市)
ヒゲタ醤油(千葉県銚子市)
ヒガシマル醤油(兵庫県たつの市)
マルキン忠勇(香川県小豆郡小豆島町)

である。
森永乳業より、回答が来ましたので下記に引用します。

【引用開始】
このたびは、森永乳業ホームページより、お客さま相談室にお問い合わせいただき、
ありがとうございました。お問い合わせの件、以下のとおりご報告します。

                 記

1.西アフリカのブルキナファソには、日本の慈善団体を通じて、日本国内
 で製造した乳児用粉ミルク「森永ドライミルクはぐくみ」を送付しております。

2.現在までに弊社には同国から報道で指摘されたような連絡はきておりません。
 また今回、報道された商品が当社の商品であるということも確認できており
 ません。現在、確認中でございます。

3.乳児用粉ミルク「森永ドライミルクはぐくみ」は、当社で検査を実施しましたが、
 メラミンは検出されておりません。

4.当社の製品からメラミンが検出されることは、ありえないことだと考えております。

どうぞよろしくお願いいたします。

*****************************************************************
 森永乳業(株)お客さま相談室 フリーダイヤル0120-○○○-○○○
(担当)○○ 受付時間:9:00〜19:00(平 日)
9:00〜17:30(土日祝)
*****************************************************************
【引用終了】

返事が早急にきたことは、非常に評価に値すると思います。

製品名も明らかになりました。

ただ、
>4.当社の製品からメラミンが検出されることは、ありえないことだと考えております。

ここは、少し傲慢さが出てきているかなと。

いずれにしろ、返事を送りますね。また、報告します。
盛田食品から回答がきてました。

拝啓 晩秋の候、○○様におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

 平素は弊社製品をご愛用賜りまして誠にありがとうございます。

  さて、メールにてお問合わせ頂きました件についてご連絡致します。 中国国家品質監督検査検疫総局は4日、弊社のだし醤油から中国での許容基準の5倍を超えるヒ素が検出されたと公表しました。 該当商品は日本では「しょうゆ」ではなく、かつお節を使用した「しょうゆ加工品」となっております。

 一般的に魚介類等の海産物には、有機ヒ素化合物が含まれていることが知られ、中国の検査当局が検出したヒ素はかつお節に由来するものと考えております。 魚介類に含まれる有機ヒ素化合物は、体内で分解・排出さるため、弊社のだし醤油により、健康に影響を及ぼさないと考えられますので、どうぞご安心下さい。  

 弊社では皆様のご期待にお応えできますよう、なお一層の努力をいたしますので、引き続き盛田商品をご愛顧賜りますようよろしくお願い申し上げます。  末筆ではございますが、河合様の今後ますますのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

盛田株式会社 お客様相談室
【引用終了】

>一般的に魚介類等の海産物には、有機ヒ素化合物が含まれていることが知られ、中国の検査当局が検出したヒ素はかつお節に由来するものと考えております。

つまり、有機ヒ素化合物が含まれているのは大丈夫ということか???

もう少し調査の必要がありそうだ。

下記、日経より引用。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20081110STXKB047510112008.html

『丸大社長「どうってことない」 メラミン問題で甘い認識露呈 』

 丸大食品の百済徳男社長は10日、大阪市内で開いた決算の記者会見で、有害物質メラミンが混入した商品の大量回収に追い込まれた問題について公の場で初めて謝罪した。

 しかし発覚以降今まで、社長自らが会見しなかった理由を問われると「特別にどうってことはない、といえば怒られるかもしれないが、健康被害がないと想定できた」と発言。「食の安全」を預かる大手メーカー経営者として、認識の甘さを露呈した。

 同社長は冒頭、「多くの皆さまにご迷惑とご心配をおかけし、心よりおわびする」と頭を下げた。だが、その後の報道陣との問答では「メーカー責任は十分認識しているが(丸大食品が)被害者の一面もある」と強調。「専門知識がある担当役員が適任と判断した」などと述べた。

 またメラミン問題のお歳暮商戦への影響に関して「例年通り売り上げることは難しい」と説明。対象商品を製造し、9月中旬以降休止している中国の工場再開の時期については「年内は見送る」と話した。〔共同〕 (00:36)
【引用終了】

 これで、丸大食品は終わった...腎臓結石は健康被害が見えにくいのに...


http://jp.epochtimes.com/jp/2008/09/html/d50707.html より引用。

『フォンテラ社の中国悪夢』

 【大紀元日本9月22日】「フォンテラ社の中国の悪夢は、企業の失敗、自由貿易および国家腐敗の毒ミックスです」。ニュージーランド連合党が19日午後に発表したプレスリリースの冒頭、ニュージーランドの乳業大手フォンテラ社が今回中国で遭遇したことについてこう述べた。フォンテラ社は、中国で数千人の乳児に腎臓結石を引き起こした汚染粉ミルクの製造メーカー「三鹿(Sanlu)グループ」の43%の株を保有するパートナーである。

 9月11日に初めて明らかにされた三鹿ブランドの粉ミルクが工業用化学品メラミンを含有していたことで乳幼児に腎臓結石を引き起こした事件は、ニュージーランド国内で9・11テロ事件発生当時のような衝撃を与えた。事件後、フォンテラ社は、問題が発覚する数週間前に汚染された事実を把握しており、商品回収を至急行なうよう中国側に求めていたことを明らかにしたが、ニュージーランド国内では、タイムリーに公衆に公開しなかったことに重大な責任が問われている。

 先週、三鹿事件に続き、中国国内22社の乳業主要メーカーの乳製品からもメラミン使用が発覚した。民衆の怒涛の怒りに中国当局は、中国乳製品業界が乱れており、管理及び品質監督に普遍的に問題が存在すると認めた。

 ニュージーランド連合党・スポークスマンのビクター・ ビロット氏が、同件においてフォンテラ社の対応は恥であると批判し、「フォンテラ社は巨大な資源を持ち、高額の報酬を支給される管理層がいる企業なのに、どうしてリスクについて理解せず、生産管理のプロシージャーおよび安全保障がしっかりしていないのか」、「フォンテラ社が数億ドルを投資しながら、災難が起こりえることが分かっていないことを不思議におもう」と話した。

 更に、三鹿汚染粉ミルク事件は拡大し、同社の汚染ミルク問題は、5年前すでに報告されたとの事実が浮上したため、フォンテラ社はニュージーランドで更に厳しい批判を浴びている。

 実際、2004年4月には、安徽省からすでに三鹿の粉ミルクに食品安全上の問題があると報告されていた。しかし、三鹿グループは中央高層幹部まで動かして、三鹿の名前をメディアの報道および問題のある粉ミルクのリストから外させたという。

 これらの事実の発覚で、中国の中央高層は動揺した。河北省で省レベルの高層幹部が数人解任され、三鹿の責任者も逮捕された。さらに、ニュージーランドのフォンテラ社のチェアメンバー3人までも逮捕された。

 ニュージーランド貿易省のフィル・ゴフ貿易相はメディアの取材で、中国政府がフォンテラ社の責任者を逮捕することは不公平であるとコメントした。フォンテラ社のCEO、アンドリュウ・フェリア会長が取材の中、苦痛の顔をして「子どもたちがとてもかわいそうだ。だが私たちは、中国側の規定に従って対応するしかなかった」と話した。

 フェリア会長の告白について、「ニュージーランド・ヘラルド」紙は21日、編集部の評論として、「フォンテラ社が自社のウェブサイトで、自社の経営行為について、道徳モラルとリーダーシップを第一とする価値観と原則に基づくとしているが、製品に問題があるとわかった8月2日からの40日間、これらの価値観はいったいどこに消えたのか」と批判した。

 「フェリア会長が問題発表の遅延の理由を中国体制内での権力行使としているが、このような悲劇を通して彼が、発展途上国の企業と合弁する場合、品質管理及び原料供給チェーンの統合問題に初めて気づくわけではないだろう」と同紙はコメントした。

 同紙によると、昨年米国でメラミン含有の中国産ペット食品によって16匹の動物が殺された事件が発覚した後、メラミンを販売する工場のマネージャーがニューヨークタイムズの取材に、「中国の法律はそういうものでしょう。事故が起きなければ規定も設定されない」と話した。

 「フォンテラ社がかつて中国で自分の酪農場を作って中国のパートナーに仕事の手順を見せた。中国のミルクの品質は不安定で信用できないと知りながらフォンテラ社本部は過去の警告に耳を傾けなかった」と同紙は批判した。

(続く)
(承前)

 国内から批判を浴びているのはフォンテラ社のみではない。中国と初めて自由貿易の協力関係を結んだクラーク総理とその政府も、民衆およびメディアから強く批判されている。

 連合党スポークスマンのビクター・ ビロット氏は、本件に関連してニュージーランドの自由貿易の国策が十分見直しされていなかった問題を指摘した。ビロット氏はまた、労働党及び国民党はフォンテラ社スキャンダルと 線を引こうとしているが、実際に彼らは同事件に繋がる自由貿易国策を積極的に推進させた当事者であり責任を持つべきだと話した。

 「自由貿易政策の結果として私たちに見えたのは、労働者の権利が守られていない、健康と安全が保障されていない、資本家と官僚の腐敗問題の著しい国で、ニュージーランドが直接その国の生産に関わっているのだ」とビロット氏は強調した。

 連合党は、貿易省のフィル・ゴフ貿易相の対応についても批判した。「中国は確かに大きなマーケットではあるが、ニュージーランドの経営方法とは大きな違いもある」と、ゴフ貿易相の中国市場に対する認識の不足を指摘した。

 西側の国々の中で、ニュージーランドは中国を初めて自由貿易相手国として認めた国である。今回のフォンテラ社のスキャンダルは、ニュージーランドが中国を自由貿易国にさせた後遺症かもしれない。

 ニュージーランド在住の中国人民主活動家・陳維健氏は、ブログでフォンテラ社事件について次のように書いた。「ニュージーランドは中国を自由貿易相手国として初めて認めた民主国家として中国から大きな利益を得ただろう。中国は貿易利益を通して西側政府に影響を与え、西側政府の中国の人権及び民主の問題における立場を放棄させたのは事実である。しかし悲しい結果として、西側政府が中国の腐敗した経済及び政治文化に合わせる中で、中国の人権及び民主促進へのサポートを失い、自国の経済および政治に腐敗をまねいたのである」。

(記者・肖 シンリ)
http://www.maff.go.jp/kaigai/2005/20051212newzealand54a.htm より引用。

『NZ最大のフォンテラ社が、中国の大手乳業会社株43%買収へ』

<要約>
 ニュージーランド(以下NZ)最大の乳業会社フォンテラ社は、同社が中国の大手乳業会社石家庄三鹿社の株式43%を取得するという資本提携の案件に12月1日に同意したと発表。株式取得額は8億6400万人民元(1人民元は約15円)。資本提携の合意の確定には中国政府関係当局の承認を必要とするが、NZの有力紙、NZヘラルドは政府による承認は概ね形式的なもので、合意は承認される見通しと伝えている。合意が承認されれば、中国における外国乳業会社による最大級の投資となり、石家庄三鹿社の7つの重役会席のうち3席をフォンテラ社が占めるようになる。

<本文>

[フォンテラ社(Fonterra Co-operative Group Ltd.)の概要]

 フォンテラ社は2001年に設立された乳業会社で、NZ最大の企業であり、世界の乳業会社としてもトップテンに入る。国際競争力を強化する目的で、2001年当時二大酪農組合だったNZ酪農グループ(New Zealand Dairy Group)とキーウィ酪農組合(Kiwi Co-operative Dairies Ltd.)、および乳製品の独占輸出権を持っていたNZ酪農公社(New Zealand Dairy Board)の統合により設立された。

フォンテラ社は乳製品の原材料の輸出に関しては、世界一位の企業で120カ国に輸出している。売上高は123億NZドル(1NZドルは約87円)で、乳製品の生産、加工、販売能力は世界的な評価を得ている。同社の生産物の90%以上は輸出される。

[石家庄三鹿社(Shijazhuang San Lu Group Ltd.)の概要]

 石家庄三鹿社は酪農から製品製造、そして新商品開発研究まで幅広く活動している中国の大手乳業会社である。 2005年の売上高は75億人民元が見込まれている。本拠地は河北省にあり、製品は、粉ミルク、牛乳、新鮮乳製品(ヨーグルトなど)の3つのカテゴリーにわかれており、主力商品は栄養粉ミルクである。混合粉ミルクに関しては、生産量、販売高ともに12年間連続で中国国内トップの座を維持しており、その品質は高い評価を得ている。石家庄三鹿社は、中国国内の600以上の都市をカバーする販売および配送網と、近代的な牛乳加工施設を持っている。

[フォンテラ社の資本提携への期待]

 フォンテラ社の幹部のコメントとして、NZヘラルドは下記を紹介している。

* フォンテラ社は既に乳製品の中国への最大の輸出業者であり、石家庄三鹿社との資本提携の動きは、フォンテラ社にとって必然的な次のステップである。

* フォンテラ社にとって、石家庄三鹿社との資本提携は中国の乳製品消費者市場の足がかりになり、そのビジネスは5年毎に倍増して行くであろう。

* 中国における乳製品の消費量は過去5年間で倍増した、しかし、日本や韓国のようなアジアの先進国々に比べ消費量は半分以下である。

* 石家庄三鹿社は中国国内で栄養粉ミルクの市場では一位であるが、収益性の高い牛乳やヨーグルトの市場占有率は、牛乳の5%、ヨーグルトの9%と低い。しかし、主要な競争相手でも市場占有率は、牛乳で19%、ヨーグルトで25%にとどまっており、フォンテラ社の生産技術とマーケティング能力を使って、牛乳とヨーグルトのマーケットシェアを拡大することが出来ると期待している。

* 石家庄三鹿社との資本提携を使ってのフォンテラ社ブランド製品の中国市場での販売の潜在的可能性がある。

* 石家庄三鹿社は香港株式市場への上場に意欲があり、さらなる投資に対する見返りが期待出来る。

(続く)

(承前)
[NZ-中国自由貿易交渉の影響]

 酪農はNZの重要輸出産業の一つであり、酪農産業におけるフォンテラ社の存在は大きい。現在、NZと中国は貿易自由化交渉を進めており、5回目の交渉が11月28日から12月1日の間NZで開催された。両国はNZがOECDの加盟国として初めて中国と貿易自由化交渉を締結することに期待を示している。NZにとって乳製品は交渉の重要なポイントであり、現在、NZの乳製品を中国に輸出する場合、粉ミルクには10%、バター、チーズ、ヨーグルトなどには15%の関税が課せられており、交渉の成行きが注目されている。

NZからの乳製品輸出
単位: 1,000NZドル(FBO)
国名 2003年 2004年
1 米国 736,144 671,582
2 日本 353,417 366,286
3 フィリピン 320,105 344,807
4 中国 316,303 374,870
5 サウジアラビア 171,826 205,534
6 オーストラリア 275,939 250,186
7 メキシコ 310,594 340,346
8 マレーシア 261,912 283,298
9 インドネシア 202,043 155,080
10 台湾 192,629 181,168

出所: Statistics New Zealand   (注: 各年6月末までの一年間)

出所:Fonterra And San Lu Reach Joint Venture Agreement
Press Release: Fonterra Co-operative Group Ltd
http://www.scoop.co.nz/stories/print.html?path=BU0512/S00032.htm

Fonterra sets pace with big China buy
New Zealand Herald
http://www.nzherald.co.nz/search/print.cfm?c_id=&storyid=0009E9CB-C925-138E-A93383027AF1010F

New Zealand-China Free Trade Agreement (FTA)
6. What sort of trade barriers does New Zealand face in China at present?
http://www.mfat.govt.nz/tradeagreements/nzchinafta/faqs.html#6.__What_sort_of_trade_barriers_does_New_Zealand_face_in_China_at_present

New Zealand External Trade Statistics June 2005
New Zealand Export - Commodity by Country (DAIRY PRODUCT)
http://www.stats.govt.nz/NR/rdonlyres/126E9F25-1F92-4095-8BBF-5199E7E4A65E/0/NZETSJun05.pdf

記事執筆:谷口 聡(Japan Business Links Ltd.)

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