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News Reviewコミュのアメリカとキューバ オバマからの雪解け

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ワシントンIPS=ジム・ローブ、5月23日】

 民主党大統領候補オバマ氏は23日、マイアミでキューバ系アメリカ人財団(CANF)を前にラテンアメリカ政策について講演。ブッシュ政権による対キューバ制裁を直ちに緩和し、南北アメリカの新しい同盟を模索すると表明した。

 オバマ候補はキューバ系アメリカ人によるキューバの親族訪問の規制解除、送金の解禁を約束。禁輸措置は継続するものの、キューバ政権と無条件で直接対話する用意があると表明した。

 同時に発表した政策書「南北アメリカの新しいパートナーシップ(A New Partnership for the Americas)」において、オバマ氏はルーズベルト大統領の言である「政治的自由、貧困からの自由、恐怖からの自由」の推進を目標に、ラテンアメリカおよびカリブ諸国に対して「積極的かつ道義的な外交を継続して行う」と述べ、2001年にブッシュ大統領が廃止した「南北アメリカ特使(Special Envoy for the Americas)」を復活させると表明した。

 また、同地域の「過酷な貧富の差」を解消し、「ボトムアップ型の開発」を推進するために援助の大幅増額を提言。

 同地域の麻薬密売とギャング活動から生じる治安悪化について、オバマ氏は米政府としても対策を強化しなければならないと強調。同地域の法の行使を進めると共に、米国内の麻薬需要も厳しく取り締まらなければならないと述べた。

オバマ氏はさらに、ベネズエラのチャベス大統領を批判。同時にコロンビアの民主勢力への支援を惜しまないと表明。労働者保護を挙げるペルー自由貿易協定には賛意を表明した。
 
IPSの取材に応じた「ラテンアメリカ・ワシントン事務所(Washington Office on Latin America:WOLA)」のG.テール氏は、オバマ氏の提言と、禁輸措置強化を約束した16年前のビル・クリントン候補のキューバ政策が正反対であることを指摘。オバマ氏の政策はキューバ系アメリカ人の考え方の変化を反映していると述べた。

 シンクタンク「インターアメリカン・ダイアログ」のM.シフター氏も、オバマ氏の政策はキューバ系アメリカ人の若年層の支持を得るだろうと予想。ラテンアメリカ諸国からは賛同を得る内容だが、ブッシュ大統領も2000年の選挙期間中にはラテンアメリカに対して友好的スピーチをしていたことを考えると手放しの歓迎とはならないだろうと述べた。

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