前田憲男の世界コミュの音楽家前田憲男の残すべき正体

数年の間、音楽家前田憲男の取材に立ち会った。
紙媒体では日経新聞から、旅雑誌や地方タウン誌、ジャズ専門誌を経て、最近では朝日新聞の取材も受けた。
レギュラーである「題名のない音楽会」や「ミュージックフェア」は別として、テレビでは「徹子の部屋」や佐藤しのぶさんの番組。ラジオでは、FM東京の松任谷正隆さんの番組、ニッポン放送のテリー伊藤さんの番組、文化放送の安藤和さんの番組、そして最近では、ラジオ日本の、おもちゃ博物館の館長で有名な北原さんの番組に出演した。
それまで前田憲男先生は音楽番組には数多出演してきた。しかし本人の素顔的な取材に応じることは希だった。それだけに作編曲家前田憲男の名前をご存じの方は多いが、決して一般大衆的ではなかった。
一連の取材を通して音楽家前田憲男の素顔が見えてきた。
あくまでも音楽技術や表現技術などを超えた、前田憲男とは生粋の音楽家なのである。
ピアノが歌うのである。音楽を超えて自然であり、感覚的な人間音なのである。たまに弾くレパートリーの中に「恋のアランフェス」がある。僕の記憶にあるその曲はギター曲でありロドリーゴサウンドである。それが、前田憲男のピアノでは、そのままギターがピアノに置き換わるだけ、感覚はそのままに、わきあがる寂しさに泣けるのだ。
良いと認めたものは良いと、当たり前が芸術的にできる怪物なのである。

来月11月17日のGrand Seiko presents前田憲男コンサート５でも、その音楽空間がこだますると思う。

コメント(5)

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[1] mixiユーザー 10月16日 18:00

　ご無沙汰しています。
春に前田先生に同行（京都で合流）させて頂きましたが、関西の方はアレンジャーとしての前田先生をよく知っていても、前田先生のピアノを初めて聴かれて喜ばれた方が多かった様に思います。
　提案ですが、Grand Seiko presents前田憲男コンサートを関西方面でもやられたら良いのではないかと思います。浜離宮朝日ホールの様な、PAが無くても音が良い500人位入れるホールを探す必要が有りますが。

[2] mixiユーザー 10月16日 19:40

HC爺ちゃんさん
コメントありがとうございます。
同感ですね。
大阪でも良いホールがあると思います。
前田先生は大阪芸術大学の客員教授もしています。
良い情報があれば、よろしくお願いいたします。

[4] mixiユーザー 10月21日 12:19

エルヴィーシーさん
貧弱ななどと、とんでもないですよ。
心に温もりが染み渡ります。
ありがとうございます。
１１月１７日に。でもその前に、くるみeeのコンサートがありますね。
よろしくお願いいたします。

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