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中高年・英語学習交流会コミュの代名詞は具体的に訳す?省略する?

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倉庫の中から、昔お勉強した翻訳のテキスト掘り出して参りました。
24ステップの一番最初に「代名詞の訳し方を覚えよう」で、代名詞の訳し方、nadareさんが髪の毛が抜けそうなくらい(?)悩んでおられる「it」についても書かれていましたので、ちょっと長いですがテキストのまま書いてみます。

      えんぴつ ブティック えんぴつ

1)「代名詞は具体的に訳すか、省略するのが基本」
ところで、代名詞というのは何だか、ご存知ですね。具体的な名のかわりに、人・物事・方角などを表す言葉です。英語では、I,you,he,she,theyなどの人称代名詞、this,that,itなどの指示代名詞、one,some,anyなどの不定代名詞、who,what,whichなどの疑問代名詞といったものがあります。

ここで「人称代名詞」とか「指示代名詞」という言葉を目にして、早速頭が痛くなった方がおいでではありませんか?ご心配なく。こんな言葉は覚えなくても翻訳できます。ただ、説明の都合上、これからも時々出てきますから、徐々に慣れていっていただければ、それで結構です。

さて、こうした代名詞をうまく訳すコツをさぐるために、日本語と英語とでは代名詞の使われ方がどう違うのかをまず簡単に調べてみましょう。例えば、次の日本文を御覧下さい。

『むかしむかし、あるところに、おじいさんがおりました。おじいさんの年は70歳です。』
日本の昔話によくある出だしです。「おじいさん」という言葉が続けて出てきますが、自然に読めますね。むしろ、あとの「おじいさんの年は」というところを「かれの年は」などとしたらいかにも翻訳調のヘンな日本語になってしまいます。
これを、ためしに、英訳してみたらどうでしょうか。
『Once upon a time,there lived an old man. He is seventy years old.』

このように、二つ目の文章では The old man とせずにHe と代名詞を使うのが、英語ではふつうの表現の仕方です。
逆に言うなら、英語で he と書いてあっても「彼」と訳さず、もっと具体的に訳したほうが日本語としては分かりやすく、しかも自然な表現になる場合が多いのです。さらにこの場合、日本文の「おじいさんの年は70歳です」とあるのを「おじいさんの」をとってただ「年は70歳です」としても意味は充分通じます。むしろ、このほうがさらに自然な日本文かもしれません。

さきほど「文章構造」という言葉を使いましたが、これは、平たく言うなら、それぞれの国の文章の組み立て方の「癖」だと言ってよいでしょう。代名詞の場合、英語ではやたらと使われる癖があるのですが、日本語では省略されがちの癖があるのです。したがって、英文に代名詞が出てきたら、まず具体的な名詞になおして訳し、さらに省略できる場合にはどんどん量略すると自然な訳文ができあがります。

2)I (一人称単数)は訳文で省略できる代名詞の代表格
 He や sheは、文脈によって具体的な名詞を出した方が良い場合と、省略したほうがよい場合をいちいち確かめる必要がありますが、Iの場合は最初に出てきたとき以外はほとんど省略できると思っていてよいでしょう。とくに会話の言葉ではまず省略した方が自然です。たとえば I’m hungry という英文があったら、「わたしはお腹が空いています」などとせず、「お腹が空いた」とか「腹ペコ」などとする方が普通です。

3)総称の we, you, they
総称、つまり特定の人をさしているのではない場合のwe, you, theyも、訳文では省略するのが普通です。例をあげましょう(○のついている方が正訳です)

We’ve had a lot of storms this winter.
× われわれはこの冬たくさんの嵐をもらった
○ この冬は嵐が多かった

A library, as you know, is a where you can borrow books.
× あなたが知っているように、図書館はあなたが本を借りる場所です。
○ ご存知の通り、図書館と言うのは本が借りられるところです。

Is Spain they love dancing and they love to look at dancing.
× スペインでは、彼らは踊り、そして彼らは踊るのを見るのを愛する。
○ スペイン人たちは自分で踊るのも好きだし、人の踊りを見るのも好きだ。

4)所有代名詞は必ず具体的に訳す
「所有代名詞」とはmine, yours, ours などのことです。これを訳すときには「私のもの」「あなたのもの」「われわれのもの」などとしないで、はっきり意味が分かるように具体的に訳すのが原則です。

例:Some of his books were saved from the fire, but most of mine are missing.
彼の本の中には家事を免れたものもあったが、私の本はほとんど行方不明だ。

Ours is essentially a tragic age, so we refuse to take it tragically.
われわれの時代は本質的に悲劇の時代である。だから、われわれはこの時代を悲劇的に考えたがらないのである。

I have just received yours of the eighteenth.
18日付のお手紙を受け取りました。

5) ?再帰代名詞のさまざまな訳し方
例:I cut myself with a knife.
私はナイフで怪我をした。

He absented himself from the meeting.
彼はその会合を欠席した。

これをそれぞれ「私はナイフで私自身を切った」「彼はその会合から彼自身を欠席させた」などというヘンな日本語にしないこと。この場合に限らず、再帰代名詞を「〜自身」とはなるべく訳さないで工夫する癖をつけてください。

?強意用法
意味を強めるために用いられている場合は、強調の意味が伝わるような日本語を工夫します。次の各例を参考にしてください。
例:I don’t see the man himself.
私は直接その男に会わなかった。

After the War people said he was different−I think myself he was.
彼は戦後、人が代わったようだという話だが、私もそう思う。

?慣用用法
再帰代名詞が特定の前置詞としてむすびついて慣例的な意味を表す場合があります。これはそれぞれ覚えるしかありません。代表的な例をいくつか書いておきますので、頭に入れておいてください。
例:“Don’t leave me,
I’m afraid to stop here by myself.
私のそばを離れないで。一人でここに残るのは怖いわ」

No one can live by and for himself.
人間は一人で、しかも他人に頼らないで生活できるものではない。

Find out the meaning of the word for yourself in the dictionary.
その単語の意味を辞書を引いて自分で調べなさい。」

以上が代名詞の訳し方です。

コメント(2)

>髪の毛が抜けそうなくらい(?)悩んでおられる、
余計ななお世話でしょうがァ。
博多弁では「いらんこったい!!?」とすごむところです。

>平たく言うなら、それぞれの国の文章の組み立て方の「癖」だと言ってよいでしょう。代名詞の場合、英語ではやたらと使われる癖があるのですが、日本語では省略されがちの癖があるのです。

ほとんど、まる投げドンです。理論の放棄です。
なんかクセーと、匂うと感じませんか?
お調子に乗っての発言お赦し下さい。

翻訳の通信教育テキストには色々面白いことが書かれてあるのですが、「翻訳とはすべて意訳である」ともありました。

直訳をしていると誤訳の可能性が高くなることもあるそうです。たとえば good morning! を「良い朝」とは訳せないですね。

英語は奥が深いです。

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