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『これが長崎の福祉ばい!!』コミュの1 業界ニュース : ケアマネ時給平均1,306円 H18年度介護労働実態調査結果

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介護労働安定センターは7月末日、全国の事業所を対象にした、介護職の労働条件や雇用管理、賃金
などの状況について調べた「介護労働実態調査」の結果を公表。
2002(H14)年度から毎年実施している調査だが、2006年(H18)年度の調査は、調査対象を大幅に増や
して「大規模介護労働実態調査(3年ごとに実施)」と位置付けた。


■調査の概要 ※以下は公表資料より抜粋、要約。
「事業所における介護労働実態調査」は、介護事業所を対象に「介護事業所で働く介護労働者の労働条件
の状況、雇用管理の状況、賃金制度・賃金管理の状況及び福利厚生の状況」について、また、「介護労
働者の就業実態と就業意識調査」は、介護現場に働く介護労働者を対象に「就労の状況、労働条件の状
況および就業意識の状況」について、詳細なアンケート調査を実施したものです。

事業所における介護労働の実態と介護労働者の就業の実態などを把握し、明らかにすることによって、
今後、介護労働者の働く環境の改善と、より質の高い介護サービスの提供に向けて、これらの調査結果
を活用していただくことを目的としたものです。

■調査対象
●事業所調査
全国の介護保険法で指定された介護サービス事業を実施する事業所の中から無作為に約1/2の事業
所を抽出して調査を実施した(調査票配布数37,456事業所)。有効回答があったのは11,627事業
所であった(回収率32%)。

●労働者調査
上記の事業所の中で、1事業所あたり介護にかかわる3人を上限に無作為に抽出した計112,368人に
対し調査票を配布してアンケート調査を実施した。有効回答のあったのは29,124人であった(有効回答
率26.7%) 。

■調査実施期間
2006(H18)9月26日〜10月31日

■調査結果のポイント
事業所における介護労働実態調査
●介護事業所は、民間企業が約5割
法人格別では、「民間企業(個人経営・会社など)」が44.7%で最も多く、ついで「社会福祉協議会以外の社
会福祉法人」19.0%、医療法人13.1%であった。

●介護以外の事業を実施している兼務事業所は約4割
介護保険の指定サービス事業以外に「介護以外の事業を実施」している事業所が41.8%、「介護保
険の支給されない介護事業を実施」は32.9%であった。

●4割以上の事業所が「居宅介護支援」「訪問介護」「通所介護」の介護サービスを実施
実施する指定介護サービスの種類(複数回答)は、介護給付では「居宅介護支援」が45.3%で最も多
く、ついで「訪問介護」42.9%、「通所介護」37.0%であった。
予防給付では「訪問介護」が37.5%で最も多く、ついで「通所介護」32.4%、「居宅介護支援」25.9%
であった。

●指定介護サービスを実施する事業所の平均従業員数は、30.5人
指定介護サービスを実施する1事業所あたりの平均従業員数は30.5人であった。就業形態別にみると「正
社員」が49.5%、「非正社員」が50.2%であった。

●おもな職員は介護職員と訪問介護員で7割弱
・訪問介護員 :27.3%
・介護職員 :38.9%
・看護職員 :10.5%
・生活相談員 :3.2%
・理学療法士・作業療法士 :1.6%
・介護支援専門員 :5.7%
・その他 :12.9%

●早期離職の防止や定着促進のための方策
事業所の早期離職の防止や定着促進のための方策(複数回答)をみると、「職場内の交流を深め、コミュ
ニケーションの円滑化をはかる」が58.1%と最も多く、ついで「労働時間(時間帯・総労働時間)の希望を
聞く」が43.4%、「職場環境を整える」が42.1%であった。

・職場内の交流を深め、コミュニケーションの円滑化をはかる :58.1%
・労働時間(時間帯・総労働時間)の希望を聞く :43.4%
・職場環境を整える :42.1%
・仕事内容の希望を聞く :31.2%
・賃金・労働時間などの労働条件を改善する :26.3%
・能力開発を充実させる :23.5%
・キャリアの見通しを持って安定して働き続けられるようにする :19.3%
・福利厚生を充実させる :18.4%
・その他 :1.8%
・特に方策はとっていない :12.4%
・無回答 :8.1%

●介護労働者の平均年齢は、42.6歳
介護にかかわる従業員の全体の平均年齢は42.6歳で、介護支援専門員は44.8歳であった。

・全体平均 :42.6歳
・訪問介護員 :48.7歳
・介護職員 :38.5歳
・生活相談員 :38.2歳
・介護支援専門員 :44.8歳

●最も多い保有資格は「ホームヘルパー(1級・2級・3級)で約5割
保有資格(複数回答)は、「ホームヘルパー(1級・2級・3級)」が51.4%で最も多く、「介護福祉士」23.2%、
「看護師・准看護師」13.2%とつづいた。

・ホームヘルパー1、2、3級 :51.4%
・社会福祉士 :2.2%
・介護福祉士 :23.2%
・理学療法士 :0.8%
・作業療法士 :0.5%
・介護支援専門員 :8.6%
・福祉用具専門相談員 :2.4%
・管理栄養士、栄養士 :1.8%
・その他(資格なしを含む) :9.8
・無回答 :3.1%


介護労働者の就業実態と就業意識調査
●1週間の平均労働時間は、正社員が41.5時間、非正社員が28.5時間
1週間に働いた平均労働日数は正社員が5.2日、非正社員は4.6日であった。また、1週間に働いた平
均労働時間数をみると、正社員が41.5時間、非正社員が28.5時間であった。

●賃金の支払形態は、非正社員の7割が時間給
就業形態別の賃金支払形態をみると、正社員は「月給」が94.4%と最も多く、非正社員では時間給が66.
9%で最も多かった。

●時間給の平均は、1,071円
賃金の支払形態が時間給である者の時間給額を職種別にみると、訪問介護員は平均1,140円、介
護職員は869円、介護支援専門員は1,306円であった。

●通常月の税込み月収は、介護支援専門員23万2200円
通常月の税込み月収をみると、介護支援専門員が232.2千円、介護職員が168.2千円、訪問介護員では144.7千円であった。

●介護関係の仕事の継続意志
・働き続けられるかぎり :52.4%
・3〜5年程度続けたい :11.4
・1〜2年程度続けたい :6.9%
・6〜10年程度続けたい :6.3%
・半年程度 :2.0%
・わからない :20.2%
・無回答 :0.7%

●「仕事内容のわりに賃金が低い」「休憩がとりにくい」「健康面の不安がある」点で悩み、不安、不満など。
労働条件・仕事の負担についての悩み、不安、不満など(複数回答)をたずねたところ、「仕事内容のわ
りに賃金が低い」が40.3%、「休憩がとりにくい」31.4%、「健康面の不安がある」30.1%の順で多い。
特に、施設系(入所型)では、「夜間や深夜時間帯に何か起きるのではないかと不安がある」が44.8
%で、ほかの介護保険サービス系型と比べて多いのが目立った。

●セクハラ・暴力などの経験のある者は5割弱
過去一年間の仕事中でのセクハラ・暴力など(複数回答)のいずれか1つ以上の経験があるものは45.8
%であった。
・経験をしたことがある(1つ以上回答計) :45.8%
・セクハラ(性的嫌がらせ) :7.3%
・暴力 :6.5%
・暴言(直接的な言葉の暴力) :16.1%
・誹謗・中傷(週意に悪口を言うなど間接的な言葉の暴力) :11.5%
・盗難のぬれぎぬ :2.9%
・利用者、家族の誤解、無理解 :20.1%
・その他 :5.1%
・そういった経験をしたことはない :49.5%
・無回答 :4.7%

なお、上記の経験をしたことがある人の解決状況では、訪問系で「報告し、解決した」割合が65.1%
と高く、施設系(入所型)では39.9%と低かった。


※詳細はこちらでご確認下さい。
http://www.kaigo-center.or.jp/oshirase/18tyousa/index.html

介護労働安定センター
http://www.kaigo-center.or.jp/

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